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ー空間ー120
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「多分、今はお前と同じ気持ちやと思うで。 嬉しくて、嬉しくて、もう、心の中では堪らへんねん。 もう! ホンマ和也には感謝したい気持ちやわぁ。 まさか、和也の機転でこないに早く望と会えるとは思うとらへんかったしな。 それと、俺は望の事抱きたいって思うとるし」
雄介はそう嬉しそうに笑顔で言うのだ。
「だよなぁ。 何で俺、ここで戸惑っちまったんだろ? 分かった、行くぞ!」
望はそう言うと雄介の事を追い出すかのように車か出る。
「ほなら、俺等も行くか?」
雄介は望の手を取ると、丁度、雄介の携帯がポケットの中で震えた。
震えた回数が短い所からすると、きっとメールだろう。
「え? あー和也だったわぁ。 部屋番を教えてきてくれたみたいやで。 って、ここはひと部屋に四人大丈夫な所なんやなぁ」
そう雄介は和也からのメールに半分は独り言のように漏らす。
「四〇二号室やって」
「あ、ああ」
雄介に部屋番号を告げられて望は返事をすると二人は和也達がいるであろう部屋を目指す。
そして部屋の前まで来ると雄介は先にドアを開けて中に入るのだ。
「へぇー、中はこないな風になっておるんやなぁ」
そう雄介は感心しながらも望の手を離さないように引いて和也達がいるであろう奥にある部屋へと向かう。
「ん? まだ、流石にやってなかったか?」
「まぁな、ただ単にお前等の事を待ってただけなんだけど」
そう和也の方も笑顔で言う。
「ほなら!」
雄介はそう大声で言うと和也がいるベッドへと向かうのだ。
そうこの部屋にはダブルベッドが二つあって、しかも、くっついている状態だ。
もしかしたら本当に二組のカップルとか沢山の人数でとかで利用出来るという事だろう。
望は雄介の後を追って、ゆっくりと和也達がいる所へと来る。
何だかこの四人が集まると何だか修学旅行にでも来たみたいだ。
同じ仲間で修学旅行の班でワイワイしながらホテルまでも一緒という感じだろう。
ただ違うのは修学旅行とは目的が違うだけ。 ホテルと言っても普通のホテルとは違う。
そう考えてしまった望はもしかしたら緊張してきているのかもしれない。
ただベッドの前に立って雄介達の様子を眺めているだけだけなのだから。
そんな望の様子に一人の人物が気付いたようでその人物はベッドの端に座って立っている望の事を見上げる。
「何突っ立ってるん? こっちに来ぇへんの?」
そう雄介は言うのだが、望は未だにボッーと突っ立ったままだ。
雄介はそんな望の手を取ると少しだけ腕に力を入れて望の体を自分の方に引き寄せ、そのほんのちょっとの力で望は少しよろけるような形になってしまい、そのまま雄介の膝の上へと乗ってしまっていた。
「ちょ、え? お前……」
「ここは、逆にこういう所やねんから、黙って甘えたらええねんと違う?」
そんな事を言われてしまった望は逆に意識してしまったのであろう。 顔を真っ赤にしている。
「だけどな……な、あーとその前に、風呂入ってくる!」
そう誤魔化すかのように言った望だったのだが、
「ほなら、俺もっ!」
その望の言葉に雄介の方も立ち上がるのだ。
そして後ろから抱き締めるような形となった雄介。
体を密着させた事で望の鼓動が自分の方に伝わってきたようにも思える。
「望……」
フッと言われた言葉に望は雄介の方へと振り向くと雄介の肩へと腕を回すのだ。
雄介はそう嬉しそうに笑顔で言うのだ。
「だよなぁ。 何で俺、ここで戸惑っちまったんだろ? 分かった、行くぞ!」
望はそう言うと雄介の事を追い出すかのように車か出る。
「ほなら、俺等も行くか?」
雄介は望の手を取ると、丁度、雄介の携帯がポケットの中で震えた。
震えた回数が短い所からすると、きっとメールだろう。
「え? あー和也だったわぁ。 部屋番を教えてきてくれたみたいやで。 って、ここはひと部屋に四人大丈夫な所なんやなぁ」
そう雄介は和也からのメールに半分は独り言のように漏らす。
「四〇二号室やって」
「あ、ああ」
雄介に部屋番号を告げられて望は返事をすると二人は和也達がいるであろう部屋を目指す。
そして部屋の前まで来ると雄介は先にドアを開けて中に入るのだ。
「へぇー、中はこないな風になっておるんやなぁ」
そう雄介は感心しながらも望の手を離さないように引いて和也達がいるであろう奥にある部屋へと向かう。
「ん? まだ、流石にやってなかったか?」
「まぁな、ただ単にお前等の事を待ってただけなんだけど」
そう和也の方も笑顔で言う。
「ほなら!」
雄介はそう大声で言うと和也がいるベッドへと向かうのだ。
そうこの部屋にはダブルベッドが二つあって、しかも、くっついている状態だ。
もしかしたら本当に二組のカップルとか沢山の人数でとかで利用出来るという事だろう。
望は雄介の後を追って、ゆっくりと和也達がいる所へと来る。
何だかこの四人が集まると何だか修学旅行にでも来たみたいだ。
同じ仲間で修学旅行の班でワイワイしながらホテルまでも一緒という感じだろう。
ただ違うのは修学旅行とは目的が違うだけ。 ホテルと言っても普通のホテルとは違う。
そう考えてしまった望はもしかしたら緊張してきているのかもしれない。
ただベッドの前に立って雄介達の様子を眺めているだけだけなのだから。
そんな望の様子に一人の人物が気付いたようでその人物はベッドの端に座って立っている望の事を見上げる。
「何突っ立ってるん? こっちに来ぇへんの?」
そう雄介は言うのだが、望は未だにボッーと突っ立ったままだ。
雄介はそんな望の手を取ると少しだけ腕に力を入れて望の体を自分の方に引き寄せ、そのほんのちょっとの力で望は少しよろけるような形になってしまい、そのまま雄介の膝の上へと乗ってしまっていた。
「ちょ、え? お前……」
「ここは、逆にこういう所やねんから、黙って甘えたらええねんと違う?」
そんな事を言われてしまった望は逆に意識してしまったのであろう。 顔を真っ赤にしている。
「だけどな……な、あーとその前に、風呂入ってくる!」
そう誤魔化すかのように言った望だったのだが、
「ほなら、俺もっ!」
その望の言葉に雄介の方も立ち上がるのだ。
そして後ろから抱き締めるような形となった雄介。
体を密着させた事で望の鼓動が自分の方に伝わってきたようにも思える。
「望……」
フッと言われた言葉に望は雄介の方へと振り向くと雄介の肩へと腕を回すのだ。
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