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狂い咲き8
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「ご馳走様でした。」
手を合わせてトウジを見た。
「はい、お粗末様でした。」
「あ、後片付けやりますよ!?」
「いいから、サキはユックリしていて?」
「でも・・、じゃあお手伝いします。」
「・・・、うん、じゃあお願いしようかな?」
トウジと一緒に外に出ると夕闇が迫っていた。
(うそ?もうこんな時間なの?だって別荘を出たのって朝だったよね・・?そんなに気を失ってたの?)
「サキ?」
「あっ、ううん何でも無いよ?」
トウジに気付かれないように平静を装った。後片付けが終わる頃には夜の闇が落ちていた。
トウジと一緒に家の中に入る。家を改めて見ると湖の畔に建つ質素な家だった。
しかし、家を出ると花々や藤の花の甘い香りが漂っていた。
囲炉裏の前に座るとお茶を出してくれた。
「あ、ありがと。・・・トウジさんはずっとここに住んでるの?」
「ああ、ずっとここで待っていた。サキとの約束の場所だからね・・。」
「・・・・。私、帰らないと・・。」
「えっ?」
「外も暗くなったし・・。」
「・・・・。」
「ご飯ご馳走様でした。」
扉を開けると藤の花の香りが一層強くなっていた。一瞬戸惑うが、一歩家から出ようとした時腕を掴まれた。
『帰るって何処に?サキの帰る場所はここだよ?』
「何言って・・。」
『俺はここでずっとずっとサキを待ってた。何年も何十年も何百年も・・。ここは、サキとの約束の場所だから。』
「トウジ・・さん。」
『やっと逢えたのに・・帰さないよ?』
腕を強く引かれると苦しいほどに抱き締められる。
「トウジさん?」
『もう二度と離れ離れになりたくないっ!!一人でサキを待つのはもう疲れた・・。だからもう帰さない。ずっとずっと一緒だ。』
「違うっ!!私はサキさんじゃない!!よく見て?別人でしょ?」
そう言われてトウジが美咲の顔をマジマジと見つめる。強張っていた顔が一気に緩む。
『何言ってるんだ?サキはサキだ。別人なんかじゃない。このホクロも知ってる、耳朶にあるホクロも一緒だ。』
そう言うと、耳朶を優しく食んだ。
『あっ・・。違うのっ!!ちゃんと見て?私はここに居るっ!!』
「もう、黙って。」
口付けを奪われると舌が入り込み美咲の弱い場所を責め立てた。
『んっ・・トウジさん?・・お願い辞めて・・?』
「辞めない。サキはずっとこれから一緒に此処に住むんだ。もう、二度と離さないよ?ずっと・・ずっと一緒だ。」
『トウジ・・さん?』
扉が閉められると一層口付けが深くなる。
何とかトウジの腕の中から抜け出そうとするがそれを許さなかった。
手を合わせてトウジを見た。
「はい、お粗末様でした。」
「あ、後片付けやりますよ!?」
「いいから、サキはユックリしていて?」
「でも・・、じゃあお手伝いします。」
「・・・、うん、じゃあお願いしようかな?」
トウジと一緒に外に出ると夕闇が迫っていた。
(うそ?もうこんな時間なの?だって別荘を出たのって朝だったよね・・?そんなに気を失ってたの?)
「サキ?」
「あっ、ううん何でも無いよ?」
トウジに気付かれないように平静を装った。後片付けが終わる頃には夜の闇が落ちていた。
トウジと一緒に家の中に入る。家を改めて見ると湖の畔に建つ質素な家だった。
しかし、家を出ると花々や藤の花の甘い香りが漂っていた。
囲炉裏の前に座るとお茶を出してくれた。
「あ、ありがと。・・・トウジさんはずっとここに住んでるの?」
「ああ、ずっとここで待っていた。サキとの約束の場所だからね・・。」
「・・・・。私、帰らないと・・。」
「えっ?」
「外も暗くなったし・・。」
「・・・・。」
「ご飯ご馳走様でした。」
扉を開けると藤の花の香りが一層強くなっていた。一瞬戸惑うが、一歩家から出ようとした時腕を掴まれた。
『帰るって何処に?サキの帰る場所はここだよ?』
「何言って・・。」
『俺はここでずっとずっとサキを待ってた。何年も何十年も何百年も・・。ここは、サキとの約束の場所だから。』
「トウジ・・さん。」
『やっと逢えたのに・・帰さないよ?』
腕を強く引かれると苦しいほどに抱き締められる。
「トウジさん?」
『もう二度と離れ離れになりたくないっ!!一人でサキを待つのはもう疲れた・・。だからもう帰さない。ずっとずっと一緒だ。』
「違うっ!!私はサキさんじゃない!!よく見て?別人でしょ?」
そう言われてトウジが美咲の顔をマジマジと見つめる。強張っていた顔が一気に緩む。
『何言ってるんだ?サキはサキだ。別人なんかじゃない。このホクロも知ってる、耳朶にあるホクロも一緒だ。』
そう言うと、耳朶を優しく食んだ。
『あっ・・。違うのっ!!ちゃんと見て?私はここに居るっ!!』
「もう、黙って。」
口付けを奪われると舌が入り込み美咲の弱い場所を責め立てた。
『んっ・・トウジさん?・・お願い辞めて・・?』
「辞めない。サキはずっとこれから一緒に此処に住むんだ。もう、二度と離さないよ?ずっと・・ずっと一緒だ。」
『トウジ・・さん?』
扉が閉められると一層口付けが深くなる。
何とかトウジの腕の中から抜け出そうとするがそれを許さなかった。
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