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その後の日常⑥
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手を引かれ、校門を出る。
「藤原さん、ちょっと痛いです」
ごめん、ごめんと言い、やっと手を離してくれた。
いつもなら綾が隣におり、何も不安とかは感じないけど、今はあまり知らない藤原さんと一緒で、不安が増すばかりだった。
何を話したら良いか分からず、藤原さんから話を振られるのを待つ感じになってしまった。
「中村さんって可愛いけど、彼氏とかいないの?」
「え…いないです」
「え~、嘘でしょ?それ」
本当の事を言ったのに、なんで嘘と決めつけるんだろう…。私に彼氏がいなきゃダメとか、それを決めるのは私のはずなのに。初めに話しかけてくれた優しそうだなぁって感覚が無くなり、藤原さんに対し嫌悪感が生まれてくる…。
「そう言う藤原さんは彼氏さんとかはいないんですか?」
「いるよ」
…いるんだ。なんだか『いる』と聞くとホッとしてる私がいた。
「でも、最近一緒にいてもつまらないし、あっちもなかなか会おうとか言わないからこのまま終わりでも良いかなぁって思って…。それより翔太君、カッコいいからなぁ。
彼女いないのかなぁ、中村さん知ってる?」
そっか、藤原さん、今の彼氏さんから乗り換えたいんだ…。そんな風に簡単に彼氏さんを変えたりする人とは。
彼氏がいた事ないから、一緒にいる時間が長いとそうなるのか分からないけど、せっかく出会ってお互いが両思いになれた関係って凄い大事なんだと私は思ってる。
だから、嫌な部分があるからもう終わりとかじゃなくお互いに認めていけるような関係が私は望みかも…。
「どうかな…多分いないと思いますよ」
あれ。そう言えば昔駅で見たあの人は…?
ふと、私が逃げ出した光景が浮かんできた。あの人について、私はまだ知らない。
聞こうとしていて、今まで自分の心の中に仕舞い込んでいた。
今、藤原さんから言われるまで考えないよう何重にも鍵を掛けていたが、きっかけを与えられてしまった…。
「中村さん?」
しまった…。考えていたら黙ってしまっていた。
もし、藤原さんが佐藤君や綾みたいに勘が鋭いと勘付かれるかもしれないのに。バレたかなと思い、必死に平静を装う事にしたが、はたして…。
「そっかぁ、いないんだ~。良かった」
パァッと笑顔で喜んでる姿を見ると、多分大丈夫そうで、私もホッとした。
「私、この修学旅行でもっと翔太君に近付きたいから協力してくれない?」
「え、あの、彼氏さんがいるんじゃ…。いいんですか?」
「いいの、いいの。もうほぼ終わりだし。で、どうかな?協力して欲しいな…ダメ?」
修学旅行で近付きたいから協力して欲しいと言う藤原さんの申し出に私は困惑するばかりで、それは顔にも出てしまう。ハッキリと私も言うべきだったが、気持ちを押し殺してしまい、承諾してしまった…。
「藤原さん、ちょっと痛いです」
ごめん、ごめんと言い、やっと手を離してくれた。
いつもなら綾が隣におり、何も不安とかは感じないけど、今はあまり知らない藤原さんと一緒で、不安が増すばかりだった。
何を話したら良いか分からず、藤原さんから話を振られるのを待つ感じになってしまった。
「中村さんって可愛いけど、彼氏とかいないの?」
「え…いないです」
「え~、嘘でしょ?それ」
本当の事を言ったのに、なんで嘘と決めつけるんだろう…。私に彼氏がいなきゃダメとか、それを決めるのは私のはずなのに。初めに話しかけてくれた優しそうだなぁって感覚が無くなり、藤原さんに対し嫌悪感が生まれてくる…。
「そう言う藤原さんは彼氏さんとかはいないんですか?」
「いるよ」
…いるんだ。なんだか『いる』と聞くとホッとしてる私がいた。
「でも、最近一緒にいてもつまらないし、あっちもなかなか会おうとか言わないからこのまま終わりでも良いかなぁって思って…。それより翔太君、カッコいいからなぁ。
彼女いないのかなぁ、中村さん知ってる?」
そっか、藤原さん、今の彼氏さんから乗り換えたいんだ…。そんな風に簡単に彼氏さんを変えたりする人とは。
彼氏がいた事ないから、一緒にいる時間が長いとそうなるのか分からないけど、せっかく出会ってお互いが両思いになれた関係って凄い大事なんだと私は思ってる。
だから、嫌な部分があるからもう終わりとかじゃなくお互いに認めていけるような関係が私は望みかも…。
「どうかな…多分いないと思いますよ」
あれ。そう言えば昔駅で見たあの人は…?
ふと、私が逃げ出した光景が浮かんできた。あの人について、私はまだ知らない。
聞こうとしていて、今まで自分の心の中に仕舞い込んでいた。
今、藤原さんから言われるまで考えないよう何重にも鍵を掛けていたが、きっかけを与えられてしまった…。
「中村さん?」
しまった…。考えていたら黙ってしまっていた。
もし、藤原さんが佐藤君や綾みたいに勘が鋭いと勘付かれるかもしれないのに。バレたかなと思い、必死に平静を装う事にしたが、はたして…。
「そっかぁ、いないんだ~。良かった」
パァッと笑顔で喜んでる姿を見ると、多分大丈夫そうで、私もホッとした。
「私、この修学旅行でもっと翔太君に近付きたいから協力してくれない?」
「え、あの、彼氏さんがいるんじゃ…。いいんですか?」
「いいの、いいの。もうほぼ終わりだし。で、どうかな?協力して欲しいな…ダメ?」
修学旅行で近付きたいから協力して欲しいと言う藤原さんの申し出に私は困惑するばかりで、それは顔にも出てしまう。ハッキリと私も言うべきだったが、気持ちを押し殺してしまい、承諾してしまった…。
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