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対抗心からの強がり
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「こちらにいらしていたんですね、カブス陛下」
「お久しぶりです、陛下」
来た2人はリーネ国王女のエフォーリア様とラムス国王女のユーリ様。
エフォーリア様は、栗色の長髪で胸には大きなブローチが特徴的で、赤いドレスを纏う。
ユーリ様は背が低く、髪に豪華な髪飾りを付け、黄色のドレスを纏っていた。
どちらも私よりも年上で、陛下と似たような年齢だった。
「あぁ、久しぶりだな、2人とも」
「お知り合いだったんですか?」
「まぁな」
「陛下、こちらの方は?」
「俺の婚約者のソマリアだ」
とうとう他の王女達に紹介されてしまった…と思っていたら
「…またぁ、ご冗談ですよね?陛下。こんな子供を?」
「本当、まだ未成年では?」
と私を舐めるような言動をしてくる。確かに2人に比べたら色気とかは全くないかもだけど、カチンときてしまった。
「俺が選んだんだ、文句あるのか?」
「怒らないでください、ただ…子供だから夜のはまだなんでしょう?私達なら満足させてあげますよ」
と陛下に擦り寄り、手をイヤらしく触っている。
見ているこっちが恥ずかしくなるような触り方を…。
「どうでしょう、再会を祝して、陛下の部屋で飲みませんか?」とエフォーリア王女が言う。
「それは良い提案だわ!」とユーリ王女も賛成する。
「あっ、ソマリア様は未成年だからお酒は無理ですよね?お一人でパーティーをお楽しみくださいね」と
お子様は来るな!と柔らかくいってるつもりだけど、ムカムカしてしまい
「飲めます、大丈夫です!」と一度も飲んだことがないお酒の席に付き合うことを言ってしまった。
「ソマリア、辞めとけ。この2人は強いから無理だ」
とさっきまで酔わせてあわよくば…と思ってた人からの発言とは思えない優しさが…。
「大丈夫です、これから必要なら慣れるのも経験です」
どうなっても知らんって顔をしている陛下がいた。
「狭いが、ゆっくりしてくれ」
と言うが、ゆうにパーティーが開そうな広さであり、所々にアンティークの壺や、有名な画家の作品など随所に高価な物が飾られている。
「懐かしいわ、この部屋」「えぇ、この椅子がお気に入りですわ」
と2人は何回も来た事があるみたいで、私も小さい頃に来たが、最近ではほとんど無く忘れてしまっていた。
「さぁ、さっそく飲みましょう」
王女達が給仕に頼んだんだろうか…用意したワインやウィスキーなどはどれも度数が高めのお酒ばかり。
2人にとって普通なことかもしれないが私には未知の世界だと感じた。
「ソマリア様はお子様だからこれくらいね?」
とグラスの底から1cmあるかないかくらいしか注がない。
これでも私には十分かも知れないが、二人の態度が嫌で「まだ大丈夫です」と量を増やした。
「ソマリア、よせ!」
「まぁまぁ、陛下。意外と飲める口かも知れませんから。ほら、グラスをお持ちになって」
とユーリ様が陛下の手に添え注いでいる。
「それでは再会と新しい仲間に乾杯!」
グイッと飲む二人に、私は軽く口をつける感じで飲む。
「やだぁ~、ワインはそんな飲み方じゃないわよ」
「本当、やっぱりお子様ね」
イラッとして私もグイッと初のお酒を飲み干した。
「お久しぶりです、陛下」
来た2人はリーネ国王女のエフォーリア様とラムス国王女のユーリ様。
エフォーリア様は、栗色の長髪で胸には大きなブローチが特徴的で、赤いドレスを纏う。
ユーリ様は背が低く、髪に豪華な髪飾りを付け、黄色のドレスを纏っていた。
どちらも私よりも年上で、陛下と似たような年齢だった。
「あぁ、久しぶりだな、2人とも」
「お知り合いだったんですか?」
「まぁな」
「陛下、こちらの方は?」
「俺の婚約者のソマリアだ」
とうとう他の王女達に紹介されてしまった…と思っていたら
「…またぁ、ご冗談ですよね?陛下。こんな子供を?」
「本当、まだ未成年では?」
と私を舐めるような言動をしてくる。確かに2人に比べたら色気とかは全くないかもだけど、カチンときてしまった。
「俺が選んだんだ、文句あるのか?」
「怒らないでください、ただ…子供だから夜のはまだなんでしょう?私達なら満足させてあげますよ」
と陛下に擦り寄り、手をイヤらしく触っている。
見ているこっちが恥ずかしくなるような触り方を…。
「どうでしょう、再会を祝して、陛下の部屋で飲みませんか?」とエフォーリア王女が言う。
「それは良い提案だわ!」とユーリ王女も賛成する。
「あっ、ソマリア様は未成年だからお酒は無理ですよね?お一人でパーティーをお楽しみくださいね」と
お子様は来るな!と柔らかくいってるつもりだけど、ムカムカしてしまい
「飲めます、大丈夫です!」と一度も飲んだことがないお酒の席に付き合うことを言ってしまった。
「ソマリア、辞めとけ。この2人は強いから無理だ」
とさっきまで酔わせてあわよくば…と思ってた人からの発言とは思えない優しさが…。
「大丈夫です、これから必要なら慣れるのも経験です」
どうなっても知らんって顔をしている陛下がいた。
「狭いが、ゆっくりしてくれ」
と言うが、ゆうにパーティーが開そうな広さであり、所々にアンティークの壺や、有名な画家の作品など随所に高価な物が飾られている。
「懐かしいわ、この部屋」「えぇ、この椅子がお気に入りですわ」
と2人は何回も来た事があるみたいで、私も小さい頃に来たが、最近ではほとんど無く忘れてしまっていた。
「さぁ、さっそく飲みましょう」
王女達が給仕に頼んだんだろうか…用意したワインやウィスキーなどはどれも度数が高めのお酒ばかり。
2人にとって普通なことかもしれないが私には未知の世界だと感じた。
「ソマリア様はお子様だからこれくらいね?」
とグラスの底から1cmあるかないかくらいしか注がない。
これでも私には十分かも知れないが、二人の態度が嫌で「まだ大丈夫です」と量を増やした。
「ソマリア、よせ!」
「まぁまぁ、陛下。意外と飲める口かも知れませんから。ほら、グラスをお持ちになって」
とユーリ様が陛下の手に添え注いでいる。
「それでは再会と新しい仲間に乾杯!」
グイッと飲む二人に、私は軽く口をつける感じで飲む。
「やだぁ~、ワインはそんな飲み方じゃないわよ」
「本当、やっぱりお子様ね」
イラッとして私もグイッと初のお酒を飲み干した。
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