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本編
2 どら焼き何個分!?
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竹林が続く長い道を足取り軽く歩いていた。
天気が良くて竹の葉の隙間から光がこぼれ、足元の影が揺れている。
子供の時はその揺れている影を踏みながら帰ってきた。
けれど、今は着物だということもあり、ゆっくり小幅で歩く。
ちょっと浮かれているせいもあって、足取りは軽い。
「デートかぁ……」
勝手に食事の誘いをデートに格上げしてしまっている。
それくらい浮かれていた。
お寺に行ってきたばかりなのに頭の中は煩悩まみれ。
私は今、お得様のお寺へのお菓子を配達した帰り道の途中だ。
お寺から『柳屋』へと続く道は両側に竹林があり、大抵この道を使う。
昔からこの道を通って、和菓子を届けていたんだよと亡くなった祖父母から聞かされていた。
『柳屋』だけでなく、道にも歴史がある。
車も通れないくらい細い道はいつも喧騒からはほど遠く静かだった。
三月の終わりに吹く風は少し強めの風で竹を揺らし、竹がぶつかりあって、竹のコツコツという乾いた音と竹の葉のサラサラという心地いい音がする。
その中に混じって鳥の鳴き声が響いていた。
いつもなら、鳥の鳴き声に『春だなぁ』なんて思うところ、今日は違っていた。
そう!
明日はデートぉぉぉ!
もう無理っ!
煩悩渦巻く私の頭の中はもう俗物のかたまり。
風情ある竹林も今や私にとってはウキウキなBGMにしか聞こえない。
すでに着ていく服も厳選に厳選を重ねて準備してあるからね。
クリーム色のクラシカルなワンピース。
地味かなぁ。
やっぱり、一度妹の百花に見てもらって再考しようかな。
そんなことを考えながら、店の自動ドアの前に立った。
お年寄りが増えた昨今、父はドアを自動ドアに変えた。
ドアが目の前で開く。
「ただいまぁー」
お届け物を済ませた私は意気揚々と店に入ろうとして止められた。
「危ない!お姉ちゃん!ちゃんと前見ないと自動ドアにぶつかるよっ!」
その声にハッと我に返ると自動ドアが完全に開くより早く自分の体がドアに突進してしまっていた。
は、はずかしいー!
しかも得意顔で入ろうとしていた。
止められていなかったら、自動ドアに激突していたかもしれない。
「大丈夫よ」
なんて、強がって見せたけど全然大丈夫じゃない。
心の動揺を悟られまいとすぐに仕事にとりかかる。
掃除をしようと布巾を手にした。
デート、デート、デート!
そのリズムで拭いていると背後から百花の声がした。
「お姉ちゃん。掃除はいいけど、さっきからショーケースの同じところをふいて進んでないからね?」
「ごっ、ごめん!」
慌てて他の場所をふきはじめた。
私がウキウキしているのがわかるのか、百花が苦笑していた。
「私、浮かれすぎよね?」
「うん。地面から三センチは浮いてると思う」
「そんなに浮いてる!?」
足元を見た私に百花はため息をついた。
「たとえだから」
「そ、そうだよねー!わかってるよー。やだなー!」
あはははっと笑ってごまかした。
宙に浮くわけない。
それもう人間じゃないよね、うん。
しっかりしよう……
妹の百花は私よりしっかりしていて現実主義者。
私が卒業した短大と同じ仏教系短大に通いながら、公務員試験に向けて勉強している。
小学生の頃から夢は公務員。
好きな言葉は堅実、現金、キャッシュオンリー。
そんな百花は授業が休講の時や早く帰れる日はお店を手伝ってくれている。
その間に私はお届け物に行ったり、職人さん達の賄いを作ったり、食材や日用品の買い出しを済ませる。
そして、余裕があれば、夕食の下ごしらえも終わらせる。
楽しみにしていることがあると、いつもは大変だなと思える仕事も今日は楽々にこなせてしまうから不思議だ。
だってデートなんだよ!?
考えただけでにやけてしまう。
人生初デート。
それも相手は憧れの冬悟さん。
「お姉ちゃん。花をとばさないで」
「え?花?」
百花は私から飛んでくる花を手で叩き落とすような動作をしてみせた。
「今日、怖いくらいに笑顔よ?」
「そ、そう?」
思わず、窓ガラスにうつる自分の顔を確認した。
確かに笑顔だった。
頬をつねって引き締めようとしてもすぐにゆるんでしまう。
「じゃ、じゃあ、百花。お届け物は全部終わったし、後は倉庫で備品の確認をしてくるわね」
姉として、キリッとした表情を作り、百花に言った。
箱やのし紙の在庫を確認して、足りない分を発注をしてこよう。
そう思って、奥の倉庫へと入った。
季節に合わせた箱やリボン、のし紙に少し絵が入ったものや無地のもの。
少しひんやりとする倉庫で深呼吸をすると落ち着いてきた。
ちゃんと仕事をしないとね。
そう思いながら、メモっていると、店の方でドタバタと大きな足音がいくつも聞こえてきた。
そんな荒々しい音をたてるようなお客さんは『柳屋』に訪れない。
聞きなれない音に驚き、やっていた作業の手を止めて店の方へと戻ろうとすると『きゃー!』という百花の悲鳴が聞こえた。
そして、なにかが落ちる物音も。
何事なの!?と慌てて店先に戻るとそこにはガラの悪い人達がいた。
「え?ええ!?だ、だれっ!?」
職人さん達とお父さんも工場から集まってきた。
私と同じように固まっている。
それはこの町では見かけることのないような人達。
穏やかで平和な日常とはかけ離れた姿をしている。
「や、ヤクザ?」
声を振り絞って私は言った。
どこからどうみてもヤクザにしか見えなかった。
お世辞にも上品とはいえないスーツやだらしなく着たシャツ、サングラス、目付きの悪い男の人達。
見るからに腕っぷしも強そうで迫力がある。
「柳屋さん。奥さんが作った借金をいますぐ返してもらおうか!」
「借金だと?いったいなんのことだ」
濃茶色の作務衣を着た父が険しい顔をして言った。
「奥さんがこっちに三千万円、金を借りてんだよ」
「さ、さんぜんまんっ!?」
「きっちり揃えて返してもらおうか」
それって、どら焼き何個必要なのっ!?
計算できない。
計算機を探して手に取ろうとした瞬間、その計算機をばしっと柄の悪い男の人が手ではらった。
計算機はガシャンと大きな音をたてて床に落ちた。
こ、怖い。
その場から固まって動けなくなった。
「おいおい、乱暴な真似はよせよ」
「玄馬さん」
そう言ったのは短い黒髪に鋭い目をした人だった。
ジャケットのボタンをはずしていて、黒いシャツの下には金のチェーンがちらりとのぞいている。
いかにもヤクザってかんじの人だった。
筋肉質ですごく強そうなオーラが出てる。
睨まれただけで、足がすくんでしまう。
熊に遭遇したような気分だった。
今、動いたり、視線をそらしたら殺されるっ!
そんな気がして動けずにいると腕をつかまれた。
「三千万円の代わりにお前をもらおうか」
「わ、私っ!?」
「そうだ。ちょうど付き合っている女もいないしな」
な、な、なんで私なのー!?
誰か止めてよおおお!
そう思っているのに『なぜ、お前が?』『動いたら殴られそう』という空気をかんじて私も黙り込んだ。
だ、だよね。
この穏やかな町で過ごしている限り、まず遭遇することないような人達だから当たり前―――
「お、お姉ちゃんから手を離しなさい!」
「もっ、百花っー!」
涙目で百花を見た。
布団叩きとスリッパを手にして、身構えている。
「俺はゴキブリかハエかよ」
低い声で玄馬さんという人がぼそりと呟いた。
お、怒ってるっ!
「百花。危ないから!に、逃げて!」
「邪魔だな。少しおとなしくさせておけ」
周りのガラの悪い人達は百花の持っていた布団叩きをやすやすと奪って床に叩きつけた。
そして、手を振り上げたのが見えた。
「や、やめて!百花を殴らないでっ!」
百花をかばおうと飛び出した瞬間、店の入り口の自動ドアがガッーと開いた。
ぶんっと空気が大きく揺れたかと思うと、ガラの悪い人達が殴り飛ばされて床に崩れ落ちるのが見えた。
「あ、あれ?」
百花を殴ろうとしていた男は腕をつかまれて、手をひねられると背中に回され、床に叩き伏せられる。
五、六人はいたはずなのにあっさりと全員の動きを封じた。
それをやったのはたった二人。
大学生のような男の子と渋いおじさんの二人だった。
その二人が道をあけ、中央から登場したのはいつもの常連さん―――
「こんにちは。羽花さん。今日はずいぶんと店内が騒がしいですね」
嶋倉冬悟さんだった。
天気が良くて竹の葉の隙間から光がこぼれ、足元の影が揺れている。
子供の時はその揺れている影を踏みながら帰ってきた。
けれど、今は着物だということもあり、ゆっくり小幅で歩く。
ちょっと浮かれているせいもあって、足取りは軽い。
「デートかぁ……」
勝手に食事の誘いをデートに格上げしてしまっている。
それくらい浮かれていた。
お寺に行ってきたばかりなのに頭の中は煩悩まみれ。
私は今、お得様のお寺へのお菓子を配達した帰り道の途中だ。
お寺から『柳屋』へと続く道は両側に竹林があり、大抵この道を使う。
昔からこの道を通って、和菓子を届けていたんだよと亡くなった祖父母から聞かされていた。
『柳屋』だけでなく、道にも歴史がある。
車も通れないくらい細い道はいつも喧騒からはほど遠く静かだった。
三月の終わりに吹く風は少し強めの風で竹を揺らし、竹がぶつかりあって、竹のコツコツという乾いた音と竹の葉のサラサラという心地いい音がする。
その中に混じって鳥の鳴き声が響いていた。
いつもなら、鳥の鳴き声に『春だなぁ』なんて思うところ、今日は違っていた。
そう!
明日はデートぉぉぉ!
もう無理っ!
煩悩渦巻く私の頭の中はもう俗物のかたまり。
風情ある竹林も今や私にとってはウキウキなBGMにしか聞こえない。
すでに着ていく服も厳選に厳選を重ねて準備してあるからね。
クリーム色のクラシカルなワンピース。
地味かなぁ。
やっぱり、一度妹の百花に見てもらって再考しようかな。
そんなことを考えながら、店の自動ドアの前に立った。
お年寄りが増えた昨今、父はドアを自動ドアに変えた。
ドアが目の前で開く。
「ただいまぁー」
お届け物を済ませた私は意気揚々と店に入ろうとして止められた。
「危ない!お姉ちゃん!ちゃんと前見ないと自動ドアにぶつかるよっ!」
その声にハッと我に返ると自動ドアが完全に開くより早く自分の体がドアに突進してしまっていた。
は、はずかしいー!
しかも得意顔で入ろうとしていた。
止められていなかったら、自動ドアに激突していたかもしれない。
「大丈夫よ」
なんて、強がって見せたけど全然大丈夫じゃない。
心の動揺を悟られまいとすぐに仕事にとりかかる。
掃除をしようと布巾を手にした。
デート、デート、デート!
そのリズムで拭いていると背後から百花の声がした。
「お姉ちゃん。掃除はいいけど、さっきからショーケースの同じところをふいて進んでないからね?」
「ごっ、ごめん!」
慌てて他の場所をふきはじめた。
私がウキウキしているのがわかるのか、百花が苦笑していた。
「私、浮かれすぎよね?」
「うん。地面から三センチは浮いてると思う」
「そんなに浮いてる!?」
足元を見た私に百花はため息をついた。
「たとえだから」
「そ、そうだよねー!わかってるよー。やだなー!」
あはははっと笑ってごまかした。
宙に浮くわけない。
それもう人間じゃないよね、うん。
しっかりしよう……
妹の百花は私よりしっかりしていて現実主義者。
私が卒業した短大と同じ仏教系短大に通いながら、公務員試験に向けて勉強している。
小学生の頃から夢は公務員。
好きな言葉は堅実、現金、キャッシュオンリー。
そんな百花は授業が休講の時や早く帰れる日はお店を手伝ってくれている。
その間に私はお届け物に行ったり、職人さん達の賄いを作ったり、食材や日用品の買い出しを済ませる。
そして、余裕があれば、夕食の下ごしらえも終わらせる。
楽しみにしていることがあると、いつもは大変だなと思える仕事も今日は楽々にこなせてしまうから不思議だ。
だってデートなんだよ!?
考えただけでにやけてしまう。
人生初デート。
それも相手は憧れの冬悟さん。
「お姉ちゃん。花をとばさないで」
「え?花?」
百花は私から飛んでくる花を手で叩き落とすような動作をしてみせた。
「今日、怖いくらいに笑顔よ?」
「そ、そう?」
思わず、窓ガラスにうつる自分の顔を確認した。
確かに笑顔だった。
頬をつねって引き締めようとしてもすぐにゆるんでしまう。
「じゃ、じゃあ、百花。お届け物は全部終わったし、後は倉庫で備品の確認をしてくるわね」
姉として、キリッとした表情を作り、百花に言った。
箱やのし紙の在庫を確認して、足りない分を発注をしてこよう。
そう思って、奥の倉庫へと入った。
季節に合わせた箱やリボン、のし紙に少し絵が入ったものや無地のもの。
少しひんやりとする倉庫で深呼吸をすると落ち着いてきた。
ちゃんと仕事をしないとね。
そう思いながら、メモっていると、店の方でドタバタと大きな足音がいくつも聞こえてきた。
そんな荒々しい音をたてるようなお客さんは『柳屋』に訪れない。
聞きなれない音に驚き、やっていた作業の手を止めて店の方へと戻ろうとすると『きゃー!』という百花の悲鳴が聞こえた。
そして、なにかが落ちる物音も。
何事なの!?と慌てて店先に戻るとそこにはガラの悪い人達がいた。
「え?ええ!?だ、だれっ!?」
職人さん達とお父さんも工場から集まってきた。
私と同じように固まっている。
それはこの町では見かけることのないような人達。
穏やかで平和な日常とはかけ離れた姿をしている。
「や、ヤクザ?」
声を振り絞って私は言った。
どこからどうみてもヤクザにしか見えなかった。
お世辞にも上品とはいえないスーツやだらしなく着たシャツ、サングラス、目付きの悪い男の人達。
見るからに腕っぷしも強そうで迫力がある。
「柳屋さん。奥さんが作った借金をいますぐ返してもらおうか!」
「借金だと?いったいなんのことだ」
濃茶色の作務衣を着た父が険しい顔をして言った。
「奥さんがこっちに三千万円、金を借りてんだよ」
「さ、さんぜんまんっ!?」
「きっちり揃えて返してもらおうか」
それって、どら焼き何個必要なのっ!?
計算できない。
計算機を探して手に取ろうとした瞬間、その計算機をばしっと柄の悪い男の人が手ではらった。
計算機はガシャンと大きな音をたてて床に落ちた。
こ、怖い。
その場から固まって動けなくなった。
「おいおい、乱暴な真似はよせよ」
「玄馬さん」
そう言ったのは短い黒髪に鋭い目をした人だった。
ジャケットのボタンをはずしていて、黒いシャツの下には金のチェーンがちらりとのぞいている。
いかにもヤクザってかんじの人だった。
筋肉質ですごく強そうなオーラが出てる。
睨まれただけで、足がすくんでしまう。
熊に遭遇したような気分だった。
今、動いたり、視線をそらしたら殺されるっ!
そんな気がして動けずにいると腕をつかまれた。
「三千万円の代わりにお前をもらおうか」
「わ、私っ!?」
「そうだ。ちょうど付き合っている女もいないしな」
な、な、なんで私なのー!?
誰か止めてよおおお!
そう思っているのに『なぜ、お前が?』『動いたら殴られそう』という空気をかんじて私も黙り込んだ。
だ、だよね。
この穏やかな町で過ごしている限り、まず遭遇することないような人達だから当たり前―――
「お、お姉ちゃんから手を離しなさい!」
「もっ、百花っー!」
涙目で百花を見た。
布団叩きとスリッパを手にして、身構えている。
「俺はゴキブリかハエかよ」
低い声で玄馬さんという人がぼそりと呟いた。
お、怒ってるっ!
「百花。危ないから!に、逃げて!」
「邪魔だな。少しおとなしくさせておけ」
周りのガラの悪い人達は百花の持っていた布団叩きをやすやすと奪って床に叩きつけた。
そして、手を振り上げたのが見えた。
「や、やめて!百花を殴らないでっ!」
百花をかばおうと飛び出した瞬間、店の入り口の自動ドアがガッーと開いた。
ぶんっと空気が大きく揺れたかと思うと、ガラの悪い人達が殴り飛ばされて床に崩れ落ちるのが見えた。
「あ、あれ?」
百花を殴ろうとしていた男は腕をつかまれて、手をひねられると背中に回され、床に叩き伏せられる。
五、六人はいたはずなのにあっさりと全員の動きを封じた。
それをやったのはたった二人。
大学生のような男の子と渋いおじさんの二人だった。
その二人が道をあけ、中央から登場したのはいつもの常連さん―――
「こんにちは。羽花さん。今日はずいぶんと店内が騒がしいですね」
嶋倉冬悟さんだった。
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