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第八章 真なる聖剣
803 期待を蹴っ飛ばせ
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保管庫にジャムがあったので、子ども用にジャム入りの香りの強いお茶を淹れてやった。
ジャムは俺の知っているベリー系ではなく、果物の皮の食感が残る、甘味の強いものだ。
少し苦味も感じるので、香りの強い茶に合うだろうと思ったら、勇者や子ども達にも好評で安心した。
なにやってんのかな、俺。
しばらくすると十五から十六歳ぐらいと思われる若い侍女が、パーニャ姫を迎えに来た。
「メイ!」
パーニャ姫が抱きついたところを見ると、お気に入りの侍女という感じだろうか?
その侍女本人は気の毒なぐらい恐縮していて、扉の内側に足を踏み入れるのも遠慮するぐらいだった。
俺達が勇者率いる一行だと知っているのだろう。
物腰から考えると、貴族としてもそう位が高い方ではない感じがする。
「姫様がお世話になりまして、ありがとうございます」
そう言ってぺこぺこ頭を下げるので、とりあえず落ち着かせた。
「いや、うちにも小さい子がいて、俺達大人の相手ばかりじゃつまらなかっただろうから、姫様がいてくれて助かりました」
俺がそう言うと、パーニャ姫がクスクス笑った。
「ルフは偉いですね。大人の相手をしてあげてるんですもの」
これはあれだな、パーニャ姫も、日頃、自分の周囲の人間に対して、ほかの大人が、子どもの相手をして大変だろうとか言ってるのを、聞いているんだろうな。
俺の言葉を聞いて、いい機会だから意趣返しをしているのだ。
しかし、言われたルフのほうは、ただびっくりして、わたわたと慌てたように両手を振るばかりである。
「そ、そんな、僕、皆さんに迷惑掛けてばかりで……」
パーニャ姫のように気軽に大人に反撃したりは出来ないか。
真面目だな。
もうちょっとパーニャ姫の冗談に乗っかるぐらいしてもいいのに。
「ひ、姫様!」
そして生真面目な人がもう一人。
侍女もアワアワしてパーニャ姫の失礼を、まるで自分のことのように謝ろうとしている。
いや、俺なんかただの従者なんだから、気にしなくていいのにな。
「たしかに。周りが大人ばっかりだと疲れるよな。俺にも経験がある」
さっきまでソファーで伸びていた勇者がふらっとやって来て、そんなことを言い出した。
「ルフはもっとわがままを言うべきだ。たまには俺を怒鳴るぐらいしていいんだぞ」
いや、それはさすがにルフじゃなくてもちょっと厳しいんじゃないか?
侍女さんは、勇者の登場にぴょんと飛び上がると、パーニャ姫の手を引いて、ぺこぺこお辞儀しながら逃げるように扉を閉めた。
「し、失礼しました」
扉の向こうからそう謝罪が聞こえたかと思うと、その後、「キャー」とか「勇者さまと話しちゃいましたね! 姫様」などという少女らしい弾んだ声が遠ざかって行った。
「……怖がられてるのかな?」
勇者がそんなことをボソッと言ったのを聞いて、ルフがプッと噴き出す。
勇者がギロリと見ると、慌てて両手で口を覆った。
「いいんだぞ、笑っても。どうせ俺は仏頂面で何考えてるのかわからない、可愛げのない男だからな」
「どうした? ルフがびっくりしてるぞ」
俺は呆れて勇者の頭を小突く。
「んー、だるい」
「魔力枯渇だな。どうせその馬鹿魔力のせいで今まで経験したことがなかったんだろう? いいからもう寝とけ。食事も食べられないようなら奥の厨房に保管しておいて温め直すから安心しろ」
俺は勇者の肩に乗っている若葉をひょいと取り上げた。
角が目立つ少し強面な姿になった若葉は、眠たげな目でギロリと俺を見る。
文句がありそうだ。
「お前、無意識にアルフから魔力を吸っているだろ? 今はやめておいてやれ」
「……ガフン」
どうやら納得したらしく、魔力吸収を止めてくれた。
若葉のおかげで勇者の魔力がなかなか回復しなかったのだ。
若葉はどこかに折りたたんでいたらしい羽を広げると、バサッとひと羽ばたきで勇者の背中に戻ってしまう。
魔力は吸収しなくても、そこがいいんだな。
「わかった寝る」
「おい、ソファーで寝るな。あっちの寝室を使え。おい」
ふらふらして、今にもソファーに倒れ込みそうな勇者を引っ張っていると、聖騎士がやって来て、ひょいと、勇者を軽々とかついでくれた。
「寝かせて来ます」
「頼む」
荷物のように担がれる勇者という姿を、見てはいけないものと判断したのか、ルフが両手で目を塞いでいる。
「勇者だって人間なんだから駄目なところもあるさ」
そんな風にルフに言うと、びっくりしたような顔で見られた。
「勇者さまは神の子ですよ?」
「でも人間だろ。ずっと一緒にいたんだからわかるだろ?」
「……そうですね」
そして思いつめたように口にする。
「人間なのに勇者になって、期待されて、やっぱり辛いのかなぁ」
なるほど。
ルフの父親のロボリスは、ルフの鍛冶師としての才能にかなり期待をしていた様子だった。
それが、子どもながらに重いのかもしれない。
だから、勇者に自分を投影して、そんなことを口にしたのだろう。
「期待ってのは重いからな。だが、期待されないってのも辛いもんだ。そういうときはこう考えるんだ」
ルフは俺の顔をキラキラとした目で見つめている。
なんかいいこと言うんじゃないかと思っているな。
だが、俺は基本、いい加減なことしか言わないぞ。
無責任な男だからな。
「期待するのも、失望するのも、全部てめえの勝手だろってな。他人がお前のやりたいことを代わりにやってくれることはないし、期待して勝手に失望されたところで、お前に実害は何もない。勝手に言ってろバーカって、心のなかで思ってるぐらいでちょうどいいんじゃないかな?」
「プッ、アハハハ。勝手に言ってろバーカって、アハハ。ダスターさんのほうが子どもみたいだ」
「お前、大人に夢を見すぎだ。デカくなるのは体だけで、中身はお前とそう変わらないぞ? まぁ経験した分の知識はちょびっと増えるけどな」
「僕、ちょっと背伸びをしすぎてたのかもしれません」
ひとしきり笑って、ルフが言った。
「父さんを馬鹿にする人達を見返したくて、頑張ったけど、やっぱり駄目で、僕がお兄ちゃんだからしっかりしないと、弟や妹まで馬鹿にされるからって、また頑張って……。そうして、ずっと空回りしてたような気がします」
「お前あんまり十歳で立派なこと言うんじゃねえぞ。大人の立場がねえだろ」
「ダスターさんは立派な大人ですよ。……僕、それでもやっぱりちょっとは背伸びを続けようと思うんです」
そう言って、ルフはぺこりと頭を下げる。
「弱音は吐きますけどね!」
「おう。どんどん吐け。そして、アルフぐらい言いたい放題言えるようになれ。……ああいや、あいつの真似はしないほうがいいな」
「あはは……」
そうして、ルフはちょっとだけ大人びた顔で笑ったのだった。
ジャムは俺の知っているベリー系ではなく、果物の皮の食感が残る、甘味の強いものだ。
少し苦味も感じるので、香りの強い茶に合うだろうと思ったら、勇者や子ども達にも好評で安心した。
なにやってんのかな、俺。
しばらくすると十五から十六歳ぐらいと思われる若い侍女が、パーニャ姫を迎えに来た。
「メイ!」
パーニャ姫が抱きついたところを見ると、お気に入りの侍女という感じだろうか?
その侍女本人は気の毒なぐらい恐縮していて、扉の内側に足を踏み入れるのも遠慮するぐらいだった。
俺達が勇者率いる一行だと知っているのだろう。
物腰から考えると、貴族としてもそう位が高い方ではない感じがする。
「姫様がお世話になりまして、ありがとうございます」
そう言ってぺこぺこ頭を下げるので、とりあえず落ち着かせた。
「いや、うちにも小さい子がいて、俺達大人の相手ばかりじゃつまらなかっただろうから、姫様がいてくれて助かりました」
俺がそう言うと、パーニャ姫がクスクス笑った。
「ルフは偉いですね。大人の相手をしてあげてるんですもの」
これはあれだな、パーニャ姫も、日頃、自分の周囲の人間に対して、ほかの大人が、子どもの相手をして大変だろうとか言ってるのを、聞いているんだろうな。
俺の言葉を聞いて、いい機会だから意趣返しをしているのだ。
しかし、言われたルフのほうは、ただびっくりして、わたわたと慌てたように両手を振るばかりである。
「そ、そんな、僕、皆さんに迷惑掛けてばかりで……」
パーニャ姫のように気軽に大人に反撃したりは出来ないか。
真面目だな。
もうちょっとパーニャ姫の冗談に乗っかるぐらいしてもいいのに。
「ひ、姫様!」
そして生真面目な人がもう一人。
侍女もアワアワしてパーニャ姫の失礼を、まるで自分のことのように謝ろうとしている。
いや、俺なんかただの従者なんだから、気にしなくていいのにな。
「たしかに。周りが大人ばっかりだと疲れるよな。俺にも経験がある」
さっきまでソファーで伸びていた勇者がふらっとやって来て、そんなことを言い出した。
「ルフはもっとわがままを言うべきだ。たまには俺を怒鳴るぐらいしていいんだぞ」
いや、それはさすがにルフじゃなくてもちょっと厳しいんじゃないか?
侍女さんは、勇者の登場にぴょんと飛び上がると、パーニャ姫の手を引いて、ぺこぺこお辞儀しながら逃げるように扉を閉めた。
「し、失礼しました」
扉の向こうからそう謝罪が聞こえたかと思うと、その後、「キャー」とか「勇者さまと話しちゃいましたね! 姫様」などという少女らしい弾んだ声が遠ざかって行った。
「……怖がられてるのかな?」
勇者がそんなことをボソッと言ったのを聞いて、ルフがプッと噴き出す。
勇者がギロリと見ると、慌てて両手で口を覆った。
「いいんだぞ、笑っても。どうせ俺は仏頂面で何考えてるのかわからない、可愛げのない男だからな」
「どうした? ルフがびっくりしてるぞ」
俺は呆れて勇者の頭を小突く。
「んー、だるい」
「魔力枯渇だな。どうせその馬鹿魔力のせいで今まで経験したことがなかったんだろう? いいからもう寝とけ。食事も食べられないようなら奥の厨房に保管しておいて温め直すから安心しろ」
俺は勇者の肩に乗っている若葉をひょいと取り上げた。
角が目立つ少し強面な姿になった若葉は、眠たげな目でギロリと俺を見る。
文句がありそうだ。
「お前、無意識にアルフから魔力を吸っているだろ? 今はやめておいてやれ」
「……ガフン」
どうやら納得したらしく、魔力吸収を止めてくれた。
若葉のおかげで勇者の魔力がなかなか回復しなかったのだ。
若葉はどこかに折りたたんでいたらしい羽を広げると、バサッとひと羽ばたきで勇者の背中に戻ってしまう。
魔力は吸収しなくても、そこがいいんだな。
「わかった寝る」
「おい、ソファーで寝るな。あっちの寝室を使え。おい」
ふらふらして、今にもソファーに倒れ込みそうな勇者を引っ張っていると、聖騎士がやって来て、ひょいと、勇者を軽々とかついでくれた。
「寝かせて来ます」
「頼む」
荷物のように担がれる勇者という姿を、見てはいけないものと判断したのか、ルフが両手で目を塞いでいる。
「勇者だって人間なんだから駄目なところもあるさ」
そんな風にルフに言うと、びっくりしたような顔で見られた。
「勇者さまは神の子ですよ?」
「でも人間だろ。ずっと一緒にいたんだからわかるだろ?」
「……そうですね」
そして思いつめたように口にする。
「人間なのに勇者になって、期待されて、やっぱり辛いのかなぁ」
なるほど。
ルフの父親のロボリスは、ルフの鍛冶師としての才能にかなり期待をしていた様子だった。
それが、子どもながらに重いのかもしれない。
だから、勇者に自分を投影して、そんなことを口にしたのだろう。
「期待ってのは重いからな。だが、期待されないってのも辛いもんだ。そういうときはこう考えるんだ」
ルフは俺の顔をキラキラとした目で見つめている。
なんかいいこと言うんじゃないかと思っているな。
だが、俺は基本、いい加減なことしか言わないぞ。
無責任な男だからな。
「期待するのも、失望するのも、全部てめえの勝手だろってな。他人がお前のやりたいことを代わりにやってくれることはないし、期待して勝手に失望されたところで、お前に実害は何もない。勝手に言ってろバーカって、心のなかで思ってるぐらいでちょうどいいんじゃないかな?」
「プッ、アハハハ。勝手に言ってろバーカって、アハハ。ダスターさんのほうが子どもみたいだ」
「お前、大人に夢を見すぎだ。デカくなるのは体だけで、中身はお前とそう変わらないぞ? まぁ経験した分の知識はちょびっと増えるけどな」
「僕、ちょっと背伸びをしすぎてたのかもしれません」
ひとしきり笑って、ルフが言った。
「父さんを馬鹿にする人達を見返したくて、頑張ったけど、やっぱり駄目で、僕がお兄ちゃんだからしっかりしないと、弟や妹まで馬鹿にされるからって、また頑張って……。そうして、ずっと空回りしてたような気がします」
「お前あんまり十歳で立派なこと言うんじゃねえぞ。大人の立場がねえだろ」
「ダスターさんは立派な大人ですよ。……僕、それでもやっぱりちょっとは背伸びを続けようと思うんです」
そう言って、ルフはぺこりと頭を下げる。
「弱音は吐きますけどね!」
「おう。どんどん吐け。そして、アルフぐらい言いたい放題言えるようになれ。……ああいや、あいつの真似はしないほうがいいな」
「あはは……」
そうして、ルフはちょっとだけ大人びた顔で笑ったのだった。
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