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第八章 真なる聖剣
754 本物と偽物
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「ロボリス! おい、ロボリス!」
大勢で作業場にずかずか入り込むのは、さすがにまずいだろうということで、俺一人だ。
勇者達には客との商談に使うという控えの間で、デルタと待っていてもらうことにした。
デルタはローブを脱いだ勇者や聖女に興奮して、張り切っておもてなしをしてくれている。
見た目がいいと、すぐに子どもに好かれるよな。
窯のある作業場に入ると、窯に火は入っているものの、ロボリスは魂が抜けたかのように、ぼーっと座り込んで窯の火を見つめていた。
デルタの言った通りである。
数度声を掛けたが、全く反応しない。
仕方なく、肩を掴んで揺さぶった。
「おい、ロボリス!」
「うおっ! なんだ?」
「なんだじゃねーよ。娘を心配させて何やってやがるんだ?」
肩を掴んだときにはっきりと感じたが、皮膚の下にすぐに骨の手応えがある。
肉が削げ落ちているのだ。
「あ、ダスターか」
「ダスターかじゃねえよ。そんなに辛かったなら早々に言ってくれりゃあ、別口を探すって手もあったんだぞ?」
もう時間がないから無理だけどな。
「いや、違うんだ。そうじゃないんだ……ちと見てくれ」
ロボリスはそう言うと、傍らに置いてあった大きな木箱の蓋を外した。
なかには、きらびやかな刃が並んでいる。
「こりゃあすげえな。これ全部作ったのかよ。熱の入れすぎだろ?」
「そうは言うがよ。納得がいかなくてよ……」
「いや、だからそれらしく見えればいいって言ったじゃねえか。こだわる必要はねえよ」
「だがよ……」
ロボリスは頭をガリガリと掻くと、少し離れた作業台の上に布に包まれて置いてあった、あの、聖剣の柄を取って来た。
そして、鉄を叩く土台らしき場所に柄を横たえると、やっとこバサミで刃を掴んで、剣の形になるように並べて置いて見せる。
「格負けしすぎるんだよ。とうてい偽物とも言えねえ」
そうやって剣の形にまとめてみると、確かに、風格のある柄にピカピカの鉄剣の刃はバランスが悪かった。
「そいで、俺もプロだ。いろいろ工夫してみた」
ロボリスは次々と刃を交換して並べていく。
刃の中央部分に彫金が加工してあり、優美さのあるもの。逆に刃の部分を炭で塗ったかのよう黒くしたもの。金色の刃に彫金を施したもの。どれもなかなか見事だが、何かしっくりこない。
「これじゃあ、とうてい仕事とは言えねぇ!」
あー、こいつもいつの間にか、探索者ではなく、鍛冶師としての誇りってやつを持つようになったんだなぁと、思った。
そのことに、なんとなく胸があたたまるような心地もあったが、その誇りが今は返って邪魔になってしまっている。
「だから、ロボリス。それらしい刃であればいいんだよ。その、金色のやつなんかいいんじゃないか?」
俺が、そう言ったときだった。
どうやら気になって覗きに来ていたらしい勇者が、難しい顔で言い放ったのだ。
「なっちゃいないな」
「おい、アルフ」
俺が止めようとすると、勇者はそれを遮って、ロボリスに迫った。
「聖剣の見た目や力に惑わされたか? お前は本質を見誤っているんだよ。勇者の剣は人々の敵を屠る剣だ。お飾りじゃない。戦うためのものなんだ。お前は、もし自分の子が迷宮で魔物と戦うと言ったときに、そんな刃の剣を手渡すのか?」
「っ!」
ロボリスの目が見開かれた。
「まぁ俺達が悪かったんだ。やれ偽物だ。見た目だけだと言ったから、お前も惑った。そうじゃないんだ。見た目の美しさなんか聖剣には必要ない。力強さだ」
勇者の言葉を受けて、ロボリスは、ガタンと、座っていた腰掛けを蹴飛ばすような勢いで立ち上がる。
「そうか! そうだった! おかげで見えた!」
ブルブルと震えながら、ロボリスははっきりと言った。
どうやら迷いが吹っ切れたようだった。
「おい、ロボリス。とにかく今日は、飯を食って寝ろ。そんな状態で、まともなものは作れやしないだろ」
俺の言葉に振り返りもせずにうなずき、ふらふらと表へと歩いて行く。
「たいしたもんだな、アルフ」
ロボリスを立ち直らせた言葉は見事だった。
俺ですら少し感動したぐらいだ。
「お、おう。いや、大したことじゃないぞ。師匠が言ってたじゃないか。迷ったときには問題の本質へと立ち返れって。あの男は、剣を作るのに、剣じゃないものを作ろうとしていた。それを指摘してやっただけだ」
「いやいや、俺には言えないことだった。聖剣というものを理解している訳じゃないからな」
「俺だって理解はしてやしないが。実際に使ってみれば、普通の剣とさして違う訳じゃないのはわかる。頑丈で魔力を通しやすいが、ただそれだけだ。俺は、他人ほど、聖剣をそう特別なもんだとは思ってないからな」
「なるほど」
勇者はロボリスに自分の子どもが魔物と戦うときに手にすべき剣をイメージしろと言った。
確かに、最高の剣というものは、そういうものなのかもしれない。
俺は根っからの平民なので、聖剣と聞くと、どうしても遠慮や憧れがあるし、勇者が持っていたときも、遠目で見るだけで、触ろうとも思わなかったが、勇者の言葉で、だいぶ意識が変わった。
「ということは、だ。勇者が手にすれば、すなわちそれが聖剣ということだよな」
自らだけでなく、全ての力無き者を守るために振るわれるのが勇者の剣だ。
今まで、俺は権威ある連中をどう騙すかということばかり考えていたが、考え方を変えれば、ロボリスの作る剣は、立派な聖剣と言えるだろう。
「当たり前だ。俺が振るえばそれが聖剣だ。だから俺に任せておけと言ったんだ」
自身満々な勇者の顔に、なぜか俺は笑いがこみ上げて来た。
「師匠、なんで笑ってるんだ?」
「いや、お前、だって。そんな風にしていると、勇者みたいだぞ」
「ちょ、師匠。俺はちゃんと勇者だからな」
「嫌がっていたくせに」
「それはそうだが。使命は使命だ。受けた以上は、役目を全うする。腹は立つがな」
「腹は立つのか」
「そりゃあそうだろ! いつか親父と陛下と聖者を怒鳴りつけてやれたら、さぞかしすっきりするだろうなと、何度も思ったさ」
「いいな、それ」
俺は笑いを収めて言った。
なかなかでっかいいい夢じゃないか?
「ぜひ叶えてくれ」
勇者は、びっくりしたように俺を見ると。
すぐに破顔した。
「まかせろ! いつでもやってやるぞ! 最初は聖者だな!」
「待て待て、理由もなく怒鳴るのはだめだぞ。ちゃんと相手に非があって、お前が正しい場合のみだ」
「うぬっ、その条件は厳しいな」
「そうだろう。魔王討伐よりもよっぽど難しいはずだ」
勇者は本気で、自分を勇者に選んだ相手を、怒鳴りつける算段を考えているようだ。
意外と、こんな勇者こそが、最も偉大な勇者として、語り継がれて行くのかもしれないな。
大勢で作業場にずかずか入り込むのは、さすがにまずいだろうということで、俺一人だ。
勇者達には客との商談に使うという控えの間で、デルタと待っていてもらうことにした。
デルタはローブを脱いだ勇者や聖女に興奮して、張り切っておもてなしをしてくれている。
見た目がいいと、すぐに子どもに好かれるよな。
窯のある作業場に入ると、窯に火は入っているものの、ロボリスは魂が抜けたかのように、ぼーっと座り込んで窯の火を見つめていた。
デルタの言った通りである。
数度声を掛けたが、全く反応しない。
仕方なく、肩を掴んで揺さぶった。
「おい、ロボリス!」
「うおっ! なんだ?」
「なんだじゃねーよ。娘を心配させて何やってやがるんだ?」
肩を掴んだときにはっきりと感じたが、皮膚の下にすぐに骨の手応えがある。
肉が削げ落ちているのだ。
「あ、ダスターか」
「ダスターかじゃねえよ。そんなに辛かったなら早々に言ってくれりゃあ、別口を探すって手もあったんだぞ?」
もう時間がないから無理だけどな。
「いや、違うんだ。そうじゃないんだ……ちと見てくれ」
ロボリスはそう言うと、傍らに置いてあった大きな木箱の蓋を外した。
なかには、きらびやかな刃が並んでいる。
「こりゃあすげえな。これ全部作ったのかよ。熱の入れすぎだろ?」
「そうは言うがよ。納得がいかなくてよ……」
「いや、だからそれらしく見えればいいって言ったじゃねえか。こだわる必要はねえよ」
「だがよ……」
ロボリスは頭をガリガリと掻くと、少し離れた作業台の上に布に包まれて置いてあった、あの、聖剣の柄を取って来た。
そして、鉄を叩く土台らしき場所に柄を横たえると、やっとこバサミで刃を掴んで、剣の形になるように並べて置いて見せる。
「格負けしすぎるんだよ。とうてい偽物とも言えねえ」
そうやって剣の形にまとめてみると、確かに、風格のある柄にピカピカの鉄剣の刃はバランスが悪かった。
「そいで、俺もプロだ。いろいろ工夫してみた」
ロボリスは次々と刃を交換して並べていく。
刃の中央部分に彫金が加工してあり、優美さのあるもの。逆に刃の部分を炭で塗ったかのよう黒くしたもの。金色の刃に彫金を施したもの。どれもなかなか見事だが、何かしっくりこない。
「これじゃあ、とうてい仕事とは言えねぇ!」
あー、こいつもいつの間にか、探索者ではなく、鍛冶師としての誇りってやつを持つようになったんだなぁと、思った。
そのことに、なんとなく胸があたたまるような心地もあったが、その誇りが今は返って邪魔になってしまっている。
「だから、ロボリス。それらしい刃であればいいんだよ。その、金色のやつなんかいいんじゃないか?」
俺が、そう言ったときだった。
どうやら気になって覗きに来ていたらしい勇者が、難しい顔で言い放ったのだ。
「なっちゃいないな」
「おい、アルフ」
俺が止めようとすると、勇者はそれを遮って、ロボリスに迫った。
「聖剣の見た目や力に惑わされたか? お前は本質を見誤っているんだよ。勇者の剣は人々の敵を屠る剣だ。お飾りじゃない。戦うためのものなんだ。お前は、もし自分の子が迷宮で魔物と戦うと言ったときに、そんな刃の剣を手渡すのか?」
「っ!」
ロボリスの目が見開かれた。
「まぁ俺達が悪かったんだ。やれ偽物だ。見た目だけだと言ったから、お前も惑った。そうじゃないんだ。見た目の美しさなんか聖剣には必要ない。力強さだ」
勇者の言葉を受けて、ロボリスは、ガタンと、座っていた腰掛けを蹴飛ばすような勢いで立ち上がる。
「そうか! そうだった! おかげで見えた!」
ブルブルと震えながら、ロボリスははっきりと言った。
どうやら迷いが吹っ切れたようだった。
「おい、ロボリス。とにかく今日は、飯を食って寝ろ。そんな状態で、まともなものは作れやしないだろ」
俺の言葉に振り返りもせずにうなずき、ふらふらと表へと歩いて行く。
「たいしたもんだな、アルフ」
ロボリスを立ち直らせた言葉は見事だった。
俺ですら少し感動したぐらいだ。
「お、おう。いや、大したことじゃないぞ。師匠が言ってたじゃないか。迷ったときには問題の本質へと立ち返れって。あの男は、剣を作るのに、剣じゃないものを作ろうとしていた。それを指摘してやっただけだ」
「いやいや、俺には言えないことだった。聖剣というものを理解している訳じゃないからな」
「俺だって理解はしてやしないが。実際に使ってみれば、普通の剣とさして違う訳じゃないのはわかる。頑丈で魔力を通しやすいが、ただそれだけだ。俺は、他人ほど、聖剣をそう特別なもんだとは思ってないからな」
「なるほど」
勇者はロボリスに自分の子どもが魔物と戦うときに手にすべき剣をイメージしろと言った。
確かに、最高の剣というものは、そういうものなのかもしれない。
俺は根っからの平民なので、聖剣と聞くと、どうしても遠慮や憧れがあるし、勇者が持っていたときも、遠目で見るだけで、触ろうとも思わなかったが、勇者の言葉で、だいぶ意識が変わった。
「ということは、だ。勇者が手にすれば、すなわちそれが聖剣ということだよな」
自らだけでなく、全ての力無き者を守るために振るわれるのが勇者の剣だ。
今まで、俺は権威ある連中をどう騙すかということばかり考えていたが、考え方を変えれば、ロボリスの作る剣は、立派な聖剣と言えるだろう。
「当たり前だ。俺が振るえばそれが聖剣だ。だから俺に任せておけと言ったんだ」
自身満々な勇者の顔に、なぜか俺は笑いがこみ上げて来た。
「師匠、なんで笑ってるんだ?」
「いや、お前、だって。そんな風にしていると、勇者みたいだぞ」
「ちょ、師匠。俺はちゃんと勇者だからな」
「嫌がっていたくせに」
「それはそうだが。使命は使命だ。受けた以上は、役目を全うする。腹は立つがな」
「腹は立つのか」
「そりゃあそうだろ! いつか親父と陛下と聖者を怒鳴りつけてやれたら、さぞかしすっきりするだろうなと、何度も思ったさ」
「いいな、それ」
俺は笑いを収めて言った。
なかなかでっかいいい夢じゃないか?
「ぜひ叶えてくれ」
勇者は、びっくりしたように俺を見ると。
すぐに破顔した。
「まかせろ! いつでもやってやるぞ! 最初は聖者だな!」
「待て待て、理由もなく怒鳴るのはだめだぞ。ちゃんと相手に非があって、お前が正しい場合のみだ」
「うぬっ、その条件は厳しいな」
「そうだろう。魔王討伐よりもよっぽど難しいはずだ」
勇者は本気で、自分を勇者に選んだ相手を、怒鳴りつける算段を考えているようだ。
意外と、こんな勇者こそが、最も偉大な勇者として、語り継がれて行くのかもしれないな。
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