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第七章 幻の都
698 人探しからお手伝いへと
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いつまでも身内だけで話し合っていても前へは進めない。
勇者達とは意思統一が出来ているので、メイサーとの直接交渉を行うことにした。
ところが、いつもおかしなタイミングで出て来るくせに、いざ探すとどこにもいない。
「狩りに出たのかな?」
いないならいないで、俺達だけで深部に向かうという方法もある。
絶対後で何かゴタゴタが起きそうなので、今のところはその方法を選ぶつもりはないが。
俺達の担当であるリクスは、食材の管理や洗濯や掃除など、わりとこまごまと仕事をしているようで、勇者達のところにずっといるという訳ではない。
暇があれば顔を出して、聖女と何やら楽し気に語らっているが、ほんとうに、少ない暇をやりくりしているという感じがある。
「あれで、案外要領がいいのかもしれないな」
見ていたが、リクスは片手が不自由なのに、いろいろな雑用を手伝っていた。
今は右手の指は動くようになったが、相変わらず右手自体はほとんど動かせない状態だ。
それでもテキパキと、雑用を片付けていく様は、いっそ見事だった。
とは言え、ただぼんやりと裏方の者達の仕事を見て回っても仕方ないので、見覚えのある人間に声をかける。
裏方の責任者だと言う、ドッロだ。
「おい、爺さん」
「爺さんはやめろ! ワシはまだ六十ぐらいのはずだ。まぁ本当の歳はよーわからんが」
「じゃあ親方」
「名前を呼べ! バカ者!」
「わかった。悪かったよ。ドッロさん」
「ドッロでいい。で、何の用じゃ?」
ひとしきり呼び方へのこだわりを見せたドッロだったが、怒っても後を引かない性格のようで、すぐにケロリとして話を切り替えた。
「あー、メイサーを探しているんだが、見なかったか?」
「ふむ、そう言えば今日は見ないな。おそらく狩りに付き合っているんじゃろ。人数が増えた分獲物も増やさんとな」
「むむ、済まない。なんだったら俺達も狩りをして来るぞ」
「そうやってここを出て行く気か? さすがに情がないんじゃないかな?」
「いやいや、そういうんじゃなくて、本気だ。ここの食料事情の悪さはどうも見過ごせないからな」
俺がそう言うと、ドッロはじっと俺を見る。
「ふむ、なかなか変わった御仁じゃの。まぁメイサーの昔の仲間というだけで、変わり者なのはわかるが」
「いや、それは酷くないか?」
「普通に考えてみろ。自分ひとり、もしくは協力者数人と、迷宮のなかで暮らすんなら、それなりにやりようがある。だがな、迷宮に捨てられた連中全部拾って、その生活を支えるとなれば、やがて破綻する。言うなれば、破滅の道を選ぶようなもんだ。それがわからないようなバカならともかく、メイサーはわかっていてそれでもやっている。変わり者だろうが?」
ドッロの言う根拠は確かにメイサーがおかしい奴だと示していた。
だが……。
「メイサーが変だからって、昔の仲間が変って訳じゃないだろ」
「バカが、あんな変なのと仲間をやっていた奴がマトモな訳がねえ。逆におかしいだろ! お前等のギルド、絶対少数精鋭だったろうが?」
「むう……そう言われると図星だが。その理屈で言うと、あんたもおかしいってことになるだろ」
「バカめ。迷宮に捨てられるような連中がマトモだと思ったのか?」
「う! 確かに」
いかん。
なんかさっきからこのおっさんのペースに巻き込まれているな。
話を戻そう。
「ま、まぁそれは置いておいて。狩りの手伝いは無理か?」
「フーム。だったらトカゲの巣へ行ってみたらどうだ? 戦いがそれほど得意じゃない連中は、みんなトカゲの巣で食料集めをしているぜ」
「トカゲの巣? ああ、あの卵がそこら中に落ちているというところか」
「そうそう。それだけじゃなくって、手ごろなトカゲをひょいと捕まえることも出来る」
「ん? そのトカゲ、弱いのか?」
「呑気なんじゃよ。どうも長年外敵がおらんかったようでな」
外敵がいなかった割には、大量に卵を産むというのがひっかかる。
卵をたくさん産むということは、それだけ子ども時代に生き残るのが難しいということでもある。
そんな警戒心ゼロの生き物なのか?
「もし行くんじゃったら、そこの荷車を引っ張って行ってくれ。そろそろ最初の荷運びが戻って来る頃だから、そいつについて行けばいい」
ドッロの言葉とほぼ同時に、ヤサの外らしき場所から、雑な造りの荷車が一台戻って来た。
迷宮にある材料で作ったからだろう。
フレームが骨で、敷布やカバーが皮という、なんだか不気味な荷車となっていた。
「おやっさん! 獲って来た分、ここに置いとくからな!」
ひょろっとした若者がドッロにそう声をかけた。
やっぱりおやっさんとか呼ばれてるじゃねえか。
見た目そんな雰囲気だもんな。
「おー、その客人も手伝ってくれるそうだから、一緒に下ろしたら、もう一台荷車を持ってけ」
「へー、助かるなぁ」
ニコニコして俺を見て、ペコリと頭を下げた。
あ、育ちのよさそうな若者だ。
確か、メイサーが、身内に頼まれた始末屋に、迷宮に放置されたとか言ってたな。
身内に恨まれるようには見えないから、こいつも白婆と同じで、財産絡みか。
荷車には、ドッロが言っていたように、大きなトカゲが積み込まれていた。
深緑色と茶色が混じったような体色で、少々気持ち悪い。
そうか、俺達が食ったの、こいつの肉か。
普通、トカゲの肉というのは、脂が少な目であっさりとしているものだが、こいつの肉は、脂が多めで、少々臭みがあった。
独特の食性を持っている可能性が高い。
「このトカゲは何を食っているんだ?」
「へ?」
荷下ろしを手伝いながら尋ねると、青年はポカンとした顔をして俺を見た。
いつも思うんだが、人間の何も考えてない顔ってのは、ほんとバカ丸出しだな。
俺も気を付けないとな。
「このトカゲが餌にしているのはなんだ?」
俺は言い方を変えて、再度尋ねた。
青年は口を半開きにしたまま、俺を驚いたように見ている。
なんでもいいから返事をしてくれ。
「なんでそんなことを知りたいんだ?」
しばらくして、やっと口を開いた青年は、そう聞き返して来た。
「自分達が口にする獲物が、何を食っているか気にならないのか?」
「いや、別に」
うーん。これはダメだな。目の前のことしか気にしないタイプのようだ。
ほかの奴に聞くか。
「それならいい。悪かったな。さ、手早く終わらせよう」
「あ、うん」
しかもこいつ、思考が止まると手も止まるタイプのようで、わりと長い時間ボーっと突っ立っていた。
よくもまぁ、迷宮で生き残ってこれたな。
この男は狩りには出さないで、裏方を手伝わせるべきじゃないのか?
何かに驚いたら固まってしまうだろうし、そうなったら死ぬだけだぞ。
とりあえず、適当に放置していいと言われたトカゲの死体と卵を、それぞれ分類して並べ、全部下ろしたら、肩を並べるようにして、荷車を引っ張って行く。
通路が広いから二台並んでも問題ない。
「そこの先で、いったん荷車は停めるんだ。あの、岩のでっぱりに隠すようにしてね。ほかの魔物が寄って来て、いたずらすると困るから」
迷宮のあちこちにある壁の亀裂の一つの近くに、尖った大岩が突き出ている場所があり、荷車はそこの影に隠すということだった。
トカゲの巣は、亀裂の向こうらしい。
亀裂と言っても、それほど狭くはない。
大人の男が両手を広げて立って歩けるぐらいの幅や高さがあった。
「こっちこっち」
亀裂には、迷宮草が定着していなかったので、暗い。
道は少し湾曲していて、奥行きがよくわからなかった。
よくもまぁこんな場所を見つけたもんだ。
ここも、メイサー達兄妹が、逃げ込み場所にしていたのかもしれない。
勇者達とは意思統一が出来ているので、メイサーとの直接交渉を行うことにした。
ところが、いつもおかしなタイミングで出て来るくせに、いざ探すとどこにもいない。
「狩りに出たのかな?」
いないならいないで、俺達だけで深部に向かうという方法もある。
絶対後で何かゴタゴタが起きそうなので、今のところはその方法を選ぶつもりはないが。
俺達の担当であるリクスは、食材の管理や洗濯や掃除など、わりとこまごまと仕事をしているようで、勇者達のところにずっといるという訳ではない。
暇があれば顔を出して、聖女と何やら楽し気に語らっているが、ほんとうに、少ない暇をやりくりしているという感じがある。
「あれで、案外要領がいいのかもしれないな」
見ていたが、リクスは片手が不自由なのに、いろいろな雑用を手伝っていた。
今は右手の指は動くようになったが、相変わらず右手自体はほとんど動かせない状態だ。
それでもテキパキと、雑用を片付けていく様は、いっそ見事だった。
とは言え、ただぼんやりと裏方の者達の仕事を見て回っても仕方ないので、見覚えのある人間に声をかける。
裏方の責任者だと言う、ドッロだ。
「おい、爺さん」
「爺さんはやめろ! ワシはまだ六十ぐらいのはずだ。まぁ本当の歳はよーわからんが」
「じゃあ親方」
「名前を呼べ! バカ者!」
「わかった。悪かったよ。ドッロさん」
「ドッロでいい。で、何の用じゃ?」
ひとしきり呼び方へのこだわりを見せたドッロだったが、怒っても後を引かない性格のようで、すぐにケロリとして話を切り替えた。
「あー、メイサーを探しているんだが、見なかったか?」
「ふむ、そう言えば今日は見ないな。おそらく狩りに付き合っているんじゃろ。人数が増えた分獲物も増やさんとな」
「むむ、済まない。なんだったら俺達も狩りをして来るぞ」
「そうやってここを出て行く気か? さすがに情がないんじゃないかな?」
「いやいや、そういうんじゃなくて、本気だ。ここの食料事情の悪さはどうも見過ごせないからな」
俺がそう言うと、ドッロはじっと俺を見る。
「ふむ、なかなか変わった御仁じゃの。まぁメイサーの昔の仲間というだけで、変わり者なのはわかるが」
「いや、それは酷くないか?」
「普通に考えてみろ。自分ひとり、もしくは協力者数人と、迷宮のなかで暮らすんなら、それなりにやりようがある。だがな、迷宮に捨てられた連中全部拾って、その生活を支えるとなれば、やがて破綻する。言うなれば、破滅の道を選ぶようなもんだ。それがわからないようなバカならともかく、メイサーはわかっていてそれでもやっている。変わり者だろうが?」
ドッロの言う根拠は確かにメイサーがおかしい奴だと示していた。
だが……。
「メイサーが変だからって、昔の仲間が変って訳じゃないだろ」
「バカが、あんな変なのと仲間をやっていた奴がマトモな訳がねえ。逆におかしいだろ! お前等のギルド、絶対少数精鋭だったろうが?」
「むう……そう言われると図星だが。その理屈で言うと、あんたもおかしいってことになるだろ」
「バカめ。迷宮に捨てられるような連中がマトモだと思ったのか?」
「う! 確かに」
いかん。
なんかさっきからこのおっさんのペースに巻き込まれているな。
話を戻そう。
「ま、まぁそれは置いておいて。狩りの手伝いは無理か?」
「フーム。だったらトカゲの巣へ行ってみたらどうだ? 戦いがそれほど得意じゃない連中は、みんなトカゲの巣で食料集めをしているぜ」
「トカゲの巣? ああ、あの卵がそこら中に落ちているというところか」
「そうそう。それだけじゃなくって、手ごろなトカゲをひょいと捕まえることも出来る」
「ん? そのトカゲ、弱いのか?」
「呑気なんじゃよ。どうも長年外敵がおらんかったようでな」
外敵がいなかった割には、大量に卵を産むというのがひっかかる。
卵をたくさん産むということは、それだけ子ども時代に生き残るのが難しいということでもある。
そんな警戒心ゼロの生き物なのか?
「もし行くんじゃったら、そこの荷車を引っ張って行ってくれ。そろそろ最初の荷運びが戻って来る頃だから、そいつについて行けばいい」
ドッロの言葉とほぼ同時に、ヤサの外らしき場所から、雑な造りの荷車が一台戻って来た。
迷宮にある材料で作ったからだろう。
フレームが骨で、敷布やカバーが皮という、なんだか不気味な荷車となっていた。
「おやっさん! 獲って来た分、ここに置いとくからな!」
ひょろっとした若者がドッロにそう声をかけた。
やっぱりおやっさんとか呼ばれてるじゃねえか。
見た目そんな雰囲気だもんな。
「おー、その客人も手伝ってくれるそうだから、一緒に下ろしたら、もう一台荷車を持ってけ」
「へー、助かるなぁ」
ニコニコして俺を見て、ペコリと頭を下げた。
あ、育ちのよさそうな若者だ。
確か、メイサーが、身内に頼まれた始末屋に、迷宮に放置されたとか言ってたな。
身内に恨まれるようには見えないから、こいつも白婆と同じで、財産絡みか。
荷車には、ドッロが言っていたように、大きなトカゲが積み込まれていた。
深緑色と茶色が混じったような体色で、少々気持ち悪い。
そうか、俺達が食ったの、こいつの肉か。
普通、トカゲの肉というのは、脂が少な目であっさりとしているものだが、こいつの肉は、脂が多めで、少々臭みがあった。
独特の食性を持っている可能性が高い。
「このトカゲは何を食っているんだ?」
「へ?」
荷下ろしを手伝いながら尋ねると、青年はポカンとした顔をして俺を見た。
いつも思うんだが、人間の何も考えてない顔ってのは、ほんとバカ丸出しだな。
俺も気を付けないとな。
「このトカゲが餌にしているのはなんだ?」
俺は言い方を変えて、再度尋ねた。
青年は口を半開きにしたまま、俺を驚いたように見ている。
なんでもいいから返事をしてくれ。
「なんでそんなことを知りたいんだ?」
しばらくして、やっと口を開いた青年は、そう聞き返して来た。
「自分達が口にする獲物が、何を食っているか気にならないのか?」
「いや、別に」
うーん。これはダメだな。目の前のことしか気にしないタイプのようだ。
ほかの奴に聞くか。
「それならいい。悪かったな。さ、手早く終わらせよう」
「あ、うん」
しかもこいつ、思考が止まると手も止まるタイプのようで、わりと長い時間ボーっと突っ立っていた。
よくもまぁ、迷宮で生き残ってこれたな。
この男は狩りには出さないで、裏方を手伝わせるべきじゃないのか?
何かに驚いたら固まってしまうだろうし、そうなったら死ぬだけだぞ。
とりあえず、適当に放置していいと言われたトカゲの死体と卵を、それぞれ分類して並べ、全部下ろしたら、肩を並べるようにして、荷車を引っ張って行く。
通路が広いから二台並んでも問題ない。
「そこの先で、いったん荷車は停めるんだ。あの、岩のでっぱりに隠すようにしてね。ほかの魔物が寄って来て、いたずらすると困るから」
迷宮のあちこちにある壁の亀裂の一つの近くに、尖った大岩が突き出ている場所があり、荷車はそこの影に隠すということだった。
トカゲの巣は、亀裂の向こうらしい。
亀裂と言っても、それほど狭くはない。
大人の男が両手を広げて立って歩けるぐらいの幅や高さがあった。
「こっちこっち」
亀裂には、迷宮草が定着していなかったので、暗い。
道は少し湾曲していて、奥行きがよくわからなかった。
よくもまぁこんな場所を見つけたもんだ。
ここも、メイサー達兄妹が、逃げ込み場所にしていたのかもしれない。
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