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第七章 幻の都
689 迷宮に住む人々1
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結局、俺達は具体的なことを決められずにいた。
決まったことと言えば、このヤサと呼ばれている遺跡を探索するということだけだ。
ほかの仕事を終えて、俺達に与えられた部屋へと戻って来たリクスに、ダメ元で頼んでみる。
「もし、時間が空いているようなら、俺達にこの本拠地のなかを案内してくれないか?」
「そうですね。どこになにがあるかわからないままじゃあ不便でしょうし」
リクスはそれまでとは打って変わって、ハキハキとした受け答えをしてくれた。
聖女との交流で、大きな心境の変化があったようだ。
片方の聖女のほうは、俺が言ったことで、少し考え込むようになってしまった。
「いつなら大丈夫だ?」
「今からいいですよ。今日の仕事はもう終わらせて来たんです。みんな私の指のことと名前のこと、自分のことのように喜んでくれて。お祝い代わりに早く上がっていいって言ってくれたんです」
「あー。お祝いなら、俺達が仕事を頼む訳にはいかないか」
「いえ、全然。私、……聖女さま……いえ、ミュリアと一緒にいることが出来れば、どこだっていいんです」
「まぁ」
手を後ろに組んで、リクスは少し照れながらそう言った。
言われたほうの聖女は、少しはにかみながら嬉しそうにしている。
「わたくしも、リクスと一緒にいると楽しいです」
うんうん、俺の言ったことなんか気にせずに、若者は友情を育めばいいさ。
やがて訪れるであろう選択のことは、話し合いのときには言うべきではあったが、それが聖女を苦しめる結果になってしまったのは、申し訳なく思っている。
答えが出ない悩みをそのまま抱えているよりも、行動したほうがいい結果になることも多い。
特に若いときはな。
失敗してもやり直せばいいんだ。
諦めたくないことなら、諦めなければいい。
大切な友達なら、ずっと手を繋いでいてもいいんだ。
いつかお互いの手が離れてしまっても、繋いでいた間の手のあたたかさが、なかったことにはならないのだしな。
「それならお願いしようか? 全員でぞろぞろついて行くと迷惑かな?」
「全然。外で狩りをして来るおじさん達も、大勢でうろうろしているから。気にしなくていいと思う」
狩りをして来る連中か。
この深い場所で魔物を狩っているとすれば、食料にするためか?
他に食うものもないだろうしな。
リクスは、最初に、俺達の与えられた場所に戻るための目印を教えてくれた。
「ミュリア達のお部屋は、魔石塚が二本見えて、この手前の壁に藍色の大きな獣の絵がある場所」
俺達の部屋はこの遺跡群のなかでは少し孤立しているのだが、周囲の壁は、遺跡一帯を囲んでいる。その壁に、何かの物語を描いたような絵が続いていて、俺達の与えられた場所の近くに、藍色の獣らしき絵があった。
なるほど、これは目印にいい。
だが、魔石塚とはなんだ?
「リクス、魔石塚とはなんだ?」
思ったことをそのまま尋ねてみる。
リクスはニコニコ嬉しそうに説明してくれた。
「あのね、空っぽの魔鉱石を集めて、危険な魔力を吸いこませているの、魔鉱石を使う道具があって、それに魔鉱石を使うから、一挙両得? だって、言ってた。ちょっとよくわからないけど、魔石塚は目立つでしょ?」
言って、リクスが指さした先には、ほとんど魔力が感じられない、加工済みだが形を整えてはいない魔鉱石の山があった。
魔力が薄すぎて、ほとんど価値がない状態だが、魔道具に使う魔宝石なら、魔力持ちが魔力を込めることで、充填出来るはずだ。
魔道具のほとんどは、そうやって何度も使う。
魔鉱石の、吸収と放出の回数には限度があって、やがて崩壊してしまうが、そうなったらまた新しい魔宝石を買ってはめ込めば問題ない。
そうやって使用されるため、魔宝石の形や大きさには規格がある。
この遺跡の空き地に山と積まれているものは、そういう規格のサイズには当てはまらない、ガレキのようなさまざまな形やサイズのもので、見たところ、単純に魔鉱石を削って、加工しただけのもののようだ。
「なるほど、空になった魔鉱石を、ああやって放置しておくことで、魔力を再チャージして、同時に周囲の魔力濃度を下げているという訳か」
「そういう使い方があるのか」
勇者が不思議そうに言った。
「いや、普通はそんなバカなことはやらん。意図的に魔力を込めずに、放置して自然に魔力を溜めるなんて、気の遠くなるような時間がかかるからな。ただ、ここは魔鉱石も豊富な迷宮だ。ほとんど使い捨て感覚なんだろう」
「贅沢だな」
「お金はいらないから、贅沢じゃないよ。魔鉱石は私にだって掘れるもの」
リクスが、勇者の言葉に反論した。
「まぁ、リクスも魔鉱石を掘っているのですか? 魔鉱石の鉱脈の近くには、強い魔物が多いと聞きます。心配です」
そのリクスの主張に反応したのは聖女だった。
リクスの身の安全を心配したのだ。
魔鉱石の鉱脈には強い魔物が棲むというのは、半ば常識だ。
「えへへ、ありがとう、ミュリア。でもね、おじさん達が狩りをしている間に、ささっと掘るだけなの。片手だけの私にだって出来る簡単なお仕事だよ」
いや、危険はあるだろ。
そう思ったが、これ以上聖女を不安にしても仕方がないので、口をつぐんだ。
とりあえず、戻るべき場所の目印を覚えた俺達は、ぞろぞろと、リクスの案内に従って、遺跡を利用した彼女達の本拠地を巡った。
「ここが、工房兼調理場。火を使う場所は一か所に集められているの。ほら、天井に割れ目があるでしょ? 煙がそこから外に出て行くから」
「ほう、考えられているな」
いざというときには、あの天井を崩せば上の層に出られるという訳だ。
「あーら、左手ちゃん。いらっしゃい。……ああそうそう、ええっと、リクス? って名前をいただいたんでしたね。素敵なお名前ねぇ」
声を掛けられて、そっちへと顔を向けると、痩せこけた老女が一人、鍋をかき回していた。
臭いから察するに、魔物肉の毒抜きか。
「白婆! お肉が獲れたの?」
「ええ。男連中がだらしないからって、お頭さんが自分で獲って来られたのよ。人が増えたのに、食料が足りないんじゃ困るっておっしゃって」
「そっか、楽しみ!」
俺はその老女の近くまで行って、挨拶をしようとしたが、全くこっちを見ようとしないことに気づいて、近づくよりも先に声をかけることにした。
「こんばんは? こんにちはかな? 迷宮のなかは時間がよくわからんが」
「あら? どなた? お頭さんがおっしゃっていたお客さま?」
「婆さん、目が見えないのか?」
「あら、少しは見えるのよ。ふふ、あなたが勇者さま?」
「いや、違う」
俺はそう否定すると、勇者達を近くに呼んだ。
「こっちが勇者だ」
「……よろしく、アルフレッドだ」
「まぁまぁ、生きている間に勇者さまにお目にかかれるなんて、素敵ねぇ」
「白婆、こっちが、お友達の、聖女をやっているミュリア!」
次にリクスが、聖女を引っ張って来て紹介した。
当の聖女は、ちょっとだけ戸惑っているようだ。
そんな風に紹介されたことがないのだろう。
「ミュリア、です」
「まぁまぁ、聖女さま! この娘に、素敵な名前と祝福をどうもありがとうございます」
老女は鍋をかき回す手を止めて、聖女に深々と頭を下げた。
俺は慌てて、そのかき混ぜる棒を横からかっさらってかき混ぜ続ける。
毒抜きしているときは、一時も手を止めてはならないのだ。
老女もそれはわかっているのだろうが、相手が聖女では、手を止めないのは失礼と思ったのかもしれない。
「あらあら、ご親切にありがとうね。あんたいい男だねぇ」
「よせよせ。それよりうちの連中の挨拶を受けるなり、話を続けるなりしてくれ。その間、俺が鍋を見る」
「ここにも男連中がたくさんいるけど、鍋を混ぜてくれる人なんて一人もいないよ。あたしを捨てたうちの息子もあんたみたいな男だったらよかったのに」
老女はふうとため息をついた。
いやいや、男が台所仕事に口出しするようだと、また別の意味でヤバいと思うぞ。
俺はずっと一人だったからやっていただけだからな。
ってか、息子が母親を捨てたのか! ふざけんなよ。
決まったことと言えば、このヤサと呼ばれている遺跡を探索するということだけだ。
ほかの仕事を終えて、俺達に与えられた部屋へと戻って来たリクスに、ダメ元で頼んでみる。
「もし、時間が空いているようなら、俺達にこの本拠地のなかを案内してくれないか?」
「そうですね。どこになにがあるかわからないままじゃあ不便でしょうし」
リクスはそれまでとは打って変わって、ハキハキとした受け答えをしてくれた。
聖女との交流で、大きな心境の変化があったようだ。
片方の聖女のほうは、俺が言ったことで、少し考え込むようになってしまった。
「いつなら大丈夫だ?」
「今からいいですよ。今日の仕事はもう終わらせて来たんです。みんな私の指のことと名前のこと、自分のことのように喜んでくれて。お祝い代わりに早く上がっていいって言ってくれたんです」
「あー。お祝いなら、俺達が仕事を頼む訳にはいかないか」
「いえ、全然。私、……聖女さま……いえ、ミュリアと一緒にいることが出来れば、どこだっていいんです」
「まぁ」
手を後ろに組んで、リクスは少し照れながらそう言った。
言われたほうの聖女は、少しはにかみながら嬉しそうにしている。
「わたくしも、リクスと一緒にいると楽しいです」
うんうん、俺の言ったことなんか気にせずに、若者は友情を育めばいいさ。
やがて訪れるであろう選択のことは、話し合いのときには言うべきではあったが、それが聖女を苦しめる結果になってしまったのは、申し訳なく思っている。
答えが出ない悩みをそのまま抱えているよりも、行動したほうがいい結果になることも多い。
特に若いときはな。
失敗してもやり直せばいいんだ。
諦めたくないことなら、諦めなければいい。
大切な友達なら、ずっと手を繋いでいてもいいんだ。
いつかお互いの手が離れてしまっても、繋いでいた間の手のあたたかさが、なかったことにはならないのだしな。
「それならお願いしようか? 全員でぞろぞろついて行くと迷惑かな?」
「全然。外で狩りをして来るおじさん達も、大勢でうろうろしているから。気にしなくていいと思う」
狩りをして来る連中か。
この深い場所で魔物を狩っているとすれば、食料にするためか?
他に食うものもないだろうしな。
リクスは、最初に、俺達の与えられた場所に戻るための目印を教えてくれた。
「ミュリア達のお部屋は、魔石塚が二本見えて、この手前の壁に藍色の大きな獣の絵がある場所」
俺達の部屋はこの遺跡群のなかでは少し孤立しているのだが、周囲の壁は、遺跡一帯を囲んでいる。その壁に、何かの物語を描いたような絵が続いていて、俺達の与えられた場所の近くに、藍色の獣らしき絵があった。
なるほど、これは目印にいい。
だが、魔石塚とはなんだ?
「リクス、魔石塚とはなんだ?」
思ったことをそのまま尋ねてみる。
リクスはニコニコ嬉しそうに説明してくれた。
「あのね、空っぽの魔鉱石を集めて、危険な魔力を吸いこませているの、魔鉱石を使う道具があって、それに魔鉱石を使うから、一挙両得? だって、言ってた。ちょっとよくわからないけど、魔石塚は目立つでしょ?」
言って、リクスが指さした先には、ほとんど魔力が感じられない、加工済みだが形を整えてはいない魔鉱石の山があった。
魔力が薄すぎて、ほとんど価値がない状態だが、魔道具に使う魔宝石なら、魔力持ちが魔力を込めることで、充填出来るはずだ。
魔道具のほとんどは、そうやって何度も使う。
魔鉱石の、吸収と放出の回数には限度があって、やがて崩壊してしまうが、そうなったらまた新しい魔宝石を買ってはめ込めば問題ない。
そうやって使用されるため、魔宝石の形や大きさには規格がある。
この遺跡の空き地に山と積まれているものは、そういう規格のサイズには当てはまらない、ガレキのようなさまざまな形やサイズのもので、見たところ、単純に魔鉱石を削って、加工しただけのもののようだ。
「なるほど、空になった魔鉱石を、ああやって放置しておくことで、魔力を再チャージして、同時に周囲の魔力濃度を下げているという訳か」
「そういう使い方があるのか」
勇者が不思議そうに言った。
「いや、普通はそんなバカなことはやらん。意図的に魔力を込めずに、放置して自然に魔力を溜めるなんて、気の遠くなるような時間がかかるからな。ただ、ここは魔鉱石も豊富な迷宮だ。ほとんど使い捨て感覚なんだろう」
「贅沢だな」
「お金はいらないから、贅沢じゃないよ。魔鉱石は私にだって掘れるもの」
リクスが、勇者の言葉に反論した。
「まぁ、リクスも魔鉱石を掘っているのですか? 魔鉱石の鉱脈の近くには、強い魔物が多いと聞きます。心配です」
そのリクスの主張に反応したのは聖女だった。
リクスの身の安全を心配したのだ。
魔鉱石の鉱脈には強い魔物が棲むというのは、半ば常識だ。
「えへへ、ありがとう、ミュリア。でもね、おじさん達が狩りをしている間に、ささっと掘るだけなの。片手だけの私にだって出来る簡単なお仕事だよ」
いや、危険はあるだろ。
そう思ったが、これ以上聖女を不安にしても仕方がないので、口をつぐんだ。
とりあえず、戻るべき場所の目印を覚えた俺達は、ぞろぞろと、リクスの案内に従って、遺跡を利用した彼女達の本拠地を巡った。
「ここが、工房兼調理場。火を使う場所は一か所に集められているの。ほら、天井に割れ目があるでしょ? 煙がそこから外に出て行くから」
「ほう、考えられているな」
いざというときには、あの天井を崩せば上の層に出られるという訳だ。
「あーら、左手ちゃん。いらっしゃい。……ああそうそう、ええっと、リクス? って名前をいただいたんでしたね。素敵なお名前ねぇ」
声を掛けられて、そっちへと顔を向けると、痩せこけた老女が一人、鍋をかき回していた。
臭いから察するに、魔物肉の毒抜きか。
「白婆! お肉が獲れたの?」
「ええ。男連中がだらしないからって、お頭さんが自分で獲って来られたのよ。人が増えたのに、食料が足りないんじゃ困るっておっしゃって」
「そっか、楽しみ!」
俺はその老女の近くまで行って、挨拶をしようとしたが、全くこっちを見ようとしないことに気づいて、近づくよりも先に声をかけることにした。
「こんばんは? こんにちはかな? 迷宮のなかは時間がよくわからんが」
「あら? どなた? お頭さんがおっしゃっていたお客さま?」
「婆さん、目が見えないのか?」
「あら、少しは見えるのよ。ふふ、あなたが勇者さま?」
「いや、違う」
俺はそう否定すると、勇者達を近くに呼んだ。
「こっちが勇者だ」
「……よろしく、アルフレッドだ」
「まぁまぁ、生きている間に勇者さまにお目にかかれるなんて、素敵ねぇ」
「白婆、こっちが、お友達の、聖女をやっているミュリア!」
次にリクスが、聖女を引っ張って来て紹介した。
当の聖女は、ちょっとだけ戸惑っているようだ。
そんな風に紹介されたことがないのだろう。
「ミュリア、です」
「まぁまぁ、聖女さま! この娘に、素敵な名前と祝福をどうもありがとうございます」
老女は鍋をかき回す手を止めて、聖女に深々と頭を下げた。
俺は慌てて、そのかき混ぜる棒を横からかっさらってかき混ぜ続ける。
毒抜きしているときは、一時も手を止めてはならないのだ。
老女もそれはわかっているのだろうが、相手が聖女では、手を止めないのは失礼と思ったのかもしれない。
「あらあら、ご親切にありがとうね。あんたいい男だねぇ」
「よせよせ。それよりうちの連中の挨拶を受けるなり、話を続けるなりしてくれ。その間、俺が鍋を見る」
「ここにも男連中がたくさんいるけど、鍋を混ぜてくれる人なんて一人もいないよ。あたしを捨てたうちの息子もあんたみたいな男だったらよかったのに」
老女はふうとため息をついた。
いやいや、男が台所仕事に口出しするようだと、また別の意味でヤバいと思うぞ。
俺はずっと一人だったからやっていただけだからな。
ってか、息子が母親を捨てたのか! ふざけんなよ。
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