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第七章 幻の都
648 若きダスターの冒険1
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俺がこの街に住み着いたのは十七か十八ぐらいだったはずだ。
あんまりよく覚えてはいないが。
実を言えば、そのときがこの街に初めて訪れたときという訳でもなかった。
以前に師匠と立ち寄ったことがあったからだ。
ただ、この街に留まることはなかった。「女を苦しめる場所は最悪だ」と、師匠が吐き捨てるように言っていたのを覚えている。
師匠は女好きで、どこの街でも色町に入り浸っていたが、「女は俺といることで幸せになれるんだよ」などと嘯いていたから、自分は女を幸せにしているというような自負があったのだろう。
俺には全くわからない話だが。
ひいきの女達は、師匠のことを「甘い夢を見せる嘘つき」とか呼んでいたので、多分師匠の独りよがりだったのだと俺は思っている。
まぁそれはともあれ、傍若無人な師匠に苦々しい顔をさせるような街が、当時の迷宮都市だったのだ。
なぜそんな場所にわざわざ来たのかと言えば、噂を聞いたからだった。
幻の都の探索者となれば、冒険者として一流だという噂だ。
当時の俺は、言ってしまえば自負心の肥大したガキだった。
冒険者になり立てのガキはだいたいこの愚かな病を発症する。
いわゆる英雄病という奴だ。
自分が伝説に語られるような英雄になるんだと思い込み、万能感を胸に死への道を突っ走る。
結局のところ、俺もその当時は、勇者を笑えないような愚か者だったということだな。
◇◇◇
「立派な門だな。それに街の外壁が凄い。儲かってるんだろうな」
「そりゃあそうさ、魔道具の基盤となる魔宝石は、そのほとんどがこの街で獲れたもんだし、下手すりゃ、魔道具自体もここで作ってるからな」
俺の独り言に答えたのは、同行させてもらった隊商に所属する商人の一人だった。
迷宮都市に到着した後には自分の応援する冒険者ギルドに所属しないか? と、勧誘してくれた人だ。
俺としても悪い気はしなかったので、自然とよく話すようになっていた。
「へー」
とは言え、商人の言葉に、俺は大した感銘を受けなかった。
俺のような金も家もない流れ者にとって、魔道具など噂に聞いたことがある程度の、何か凄いものでしかなかったのだ。わからないものを牛耳っているとか言われても、ピンと来ないのは当然だろう。
さて、特に何事もなく門を通過した俺は、まず酷い臭いに驚くこととなった。
何かと見れば、道のそこかしこに死体や、死体になりかけの人間が転がっている。
圧倒的に老人と子どもが多かったが、なかには身体の一部を失った、働き盛りと思われる年齢の者もいた。
そいつらには、生者も死者も関係なく虫がたかり、ぼろぼろの服と汚れた身体から絶えず悪臭を発していたのだ。
「チッ、相変わらず臭いな。憲兵共もほかに仕事がないんだからさっさと連中を片付ければいいものを」
俺を勧誘していた商人が吐き捨てるように言うのを聞いて、かつて訪れたときよりもこの街が悪い状態になっているのを知った。
「話が違うだろ!」
「いや、違わないだろ。懇意にしているギルドに所属すれば、残りの金は払うと言っているんだ。そもそもこの街では後ろ盾がない冒険者など長生き出来ないんだぞ。私は親切心で言っているんだ」
「なら先に後金を払ってくれ」
隊商に同行するときに護衛として契約を結んだんだが、商人は心づけ程度の前金を払っただけで、後金を払うことをしなかった。
紹介するギルドに所属すればそこを通じて払うという話ではあったが、最初の契約とは違う。
俺は契約をいい加減にする相手を絶対に信用しない。
信用出来ない相手の紹介するギルドなどに入るつもりはなかった。
「全く、身体だけ大きくなった子どもはこれだから。世の中のことを理解する頭も冒険者には大事だぞ」
「もういい。あんたが約束を守ってくれないのはわかった。次はないだけの話だ」
実を言うと、俺以外にも迷宮都市に行きたいという流れの冒険者は多くいて、この商人のとりしきる隊商に護衛も兼ねて雇われていた。
そのほとんどは、商人の話を渡りに船として受け入れていたのだ。
どうせ迷宮で活動するにはどこかのギルドに所属する必要がある。
その意味では、商人の言い分はむしろありがたい話ではあった。
だから、相手からすれば俺こそが我がままなガキだったのは間違いないだろう。
しかし、俺はなんと思われようとそういう約束破りを許すことが出来なかった。
当時は俺も若かったのだ。
正面切って相手を跳ね除けた。
結局のところ、その行動の結果はすぐに出た。
商人達と別れて、宿を探してうろうろしていた俺は、前後を殺気立った男達に挟まれて、狭い通路に追いやられ、一軒の空き家というか、家の壁だけ残して焼け落ちた場所に辿り着く。
「何の用だ?」
「生意気なガキの教育さ」
「この街で余所者が突っ張ったっていいことはないんだぜ? 坊主」
その物言いで俺はピンと来た。
あの商人絡みだな、と。
「なるほど。どうやら俺がバカだったようだ」
「へぇ素直じゃねえか。まぁ今から悔い改めても遅いけどな」
冒険者らしき男達がゲラゲラ笑う。
俺はそいつらに向かって、ため息をついてみせた。
「信頼すべきではない相手を信頼した。そのことが過ちだった。だが、他人を平気で欺けるお前等は、そこらに湧くゴミあさりよりも、最悪の外道だ」
ちなみにゴミあさりというのは、硬い外殻を持つ虫の魔物で、汚物にたかる嫌われ者のことである。
虫の魔物なのに遠い昔からほぼ変化しないまま繁殖していて、人間にとってはそれほど脅威ではない。
生きている者を襲うことは滅多にないからだ。
「クソガキが! 生まれて来たことを後悔させてやるよ!」
相手は確かにケンカ慣れをしているようだった。
囲み方が上手い。
全員得物はナイフで、逃げ場になりそうなところに一人ずつ、俺の周りには前後に二人、左に一人いる。
右が空いているように見えるのだが、残念ながら右はがれきの山があり、足場にするとバランスを崩しそうだ。
そうなるように追い詰めたのだろう。
とは言え、俺に全く勝機がない訳でもない。
ざっと見た感じ、俺を囲んでいるなかには魔力持ちはいなさそうだった。
ナイフの扱いは巧みだが、冒険者の得物としては少々小ぶりだ。
リーチを短く隙の少ない動きをするところから、小型の魔物を専門にしている連中なのかもしれない。
いや、もしかすると、人間専門なのかもなと、俺は思って自嘲する。
師匠の言った通り、この街はヤバい。
「何笑ってんだ。死ねっ!」
まず突っ込んで来たのが背後の奴だった。
相手の死角を狙う。
定石通りだ。
俺は幸いなことに魔力持ちなので、ある程度周囲の空気を読むことが出来る。
そこで相手の動きに合わせて足元のがれきの一部を蹴とばした。
予想しない石つぶての飛来に、攻撃体勢にあった男は体勢を崩す。
俺はぐるりと体を回すと、腰にあったナタのような剣を鞘ごとぶん回した。
頑丈さが売りの愛剣である。
体を低くして振るった剣は、見事相手の足を払う。
魔力を体に巡らせた俺は、常人よりもやや早く動けるので、倒れた男の胸を踏み潰す勢いで踏み抜き、素早く囲まれた状態から抜け出した。
次に狙うのは左手にいた男である。
「ちぃっ! 調子に乗りやがって!」
ナイフ使いは大きく動く必要はない。
相手はナイフの動きを悟らせないように体の影に隠しながら攻撃をしかけて来た。
その攻撃は俺なんかよりもずっと洗練されていると言っていいだろう。
俺は避けることが出来ずに、剣で相手の攻撃を受け止める。
「足が止まったぜ!」
俺を囲んでいたもう一人が、背後から迫った。
だが、俺は正面の攻撃を受けたまま前に突進する。
「なっ! お、おいっ!」
魔力持ちの持つ力は見かけではわからない。
俺を囲む連中に比べれば、俺はまだ小柄と言ってもいいぐらいだった。
何しろ子どもの頃の栄養状態が悪かったからな。
だから相手も俺を舐めていたんだと思う。
俺は剣でナイフを受けたまま、相手を崩れかけた壁にぶつける。
すると、その相手は、「ぐえっ!」という声を上げてひっくり返った。
「野郎!」
だが、さすがに相手もやられっぱなしではなかった。
咄嗟に俺の服を掴んで一緒に引き倒したのだ。
背後からはナイフを手にした男が突っ込んで来る。
あ、これはケガは避けられないか。
俺がそう覚悟したとき、背後からナイフで刺そうとしていた男が突然倒れた。
「ギャアアア!」
いや、倒れたという生易しいものじゃない。
切り刻まれて体の中身をぶちまけながら転がった。
「うひっ」
その光景に思わず声が出る。
「な、なんだ!」
「こういうところを狙って、着実に数を減らしておくと、後の面倒が減るんだよな」
「ほんと、面倒が嫌いだよね、あんたは」
それはまるで人の形をした暴力だった。
ジャラジャラという鎖の音と、シュッと鋭く風を切る音、二つの異なる音がわずかな間聞こえたと思ったら、廃屋で俺を囲んでいた男達が、元の姿を思い出せないような死体に変わり果てていたのだ。
「よお。生きてるか?」
それが、くそったれのカーンと、銀の光のメイサーという、とんでもない冒険者との出会いだった。
あんまりよく覚えてはいないが。
実を言えば、そのときがこの街に初めて訪れたときという訳でもなかった。
以前に師匠と立ち寄ったことがあったからだ。
ただ、この街に留まることはなかった。「女を苦しめる場所は最悪だ」と、師匠が吐き捨てるように言っていたのを覚えている。
師匠は女好きで、どこの街でも色町に入り浸っていたが、「女は俺といることで幸せになれるんだよ」などと嘯いていたから、自分は女を幸せにしているというような自負があったのだろう。
俺には全くわからない話だが。
ひいきの女達は、師匠のことを「甘い夢を見せる嘘つき」とか呼んでいたので、多分師匠の独りよがりだったのだと俺は思っている。
まぁそれはともあれ、傍若無人な師匠に苦々しい顔をさせるような街が、当時の迷宮都市だったのだ。
なぜそんな場所にわざわざ来たのかと言えば、噂を聞いたからだった。
幻の都の探索者となれば、冒険者として一流だという噂だ。
当時の俺は、言ってしまえば自負心の肥大したガキだった。
冒険者になり立てのガキはだいたいこの愚かな病を発症する。
いわゆる英雄病という奴だ。
自分が伝説に語られるような英雄になるんだと思い込み、万能感を胸に死への道を突っ走る。
結局のところ、俺もその当時は、勇者を笑えないような愚か者だったということだな。
◇◇◇
「立派な門だな。それに街の外壁が凄い。儲かってるんだろうな」
「そりゃあそうさ、魔道具の基盤となる魔宝石は、そのほとんどがこの街で獲れたもんだし、下手すりゃ、魔道具自体もここで作ってるからな」
俺の独り言に答えたのは、同行させてもらった隊商に所属する商人の一人だった。
迷宮都市に到着した後には自分の応援する冒険者ギルドに所属しないか? と、勧誘してくれた人だ。
俺としても悪い気はしなかったので、自然とよく話すようになっていた。
「へー」
とは言え、商人の言葉に、俺は大した感銘を受けなかった。
俺のような金も家もない流れ者にとって、魔道具など噂に聞いたことがある程度の、何か凄いものでしかなかったのだ。わからないものを牛耳っているとか言われても、ピンと来ないのは当然だろう。
さて、特に何事もなく門を通過した俺は、まず酷い臭いに驚くこととなった。
何かと見れば、道のそこかしこに死体や、死体になりかけの人間が転がっている。
圧倒的に老人と子どもが多かったが、なかには身体の一部を失った、働き盛りと思われる年齢の者もいた。
そいつらには、生者も死者も関係なく虫がたかり、ぼろぼろの服と汚れた身体から絶えず悪臭を発していたのだ。
「チッ、相変わらず臭いな。憲兵共もほかに仕事がないんだからさっさと連中を片付ければいいものを」
俺を勧誘していた商人が吐き捨てるように言うのを聞いて、かつて訪れたときよりもこの街が悪い状態になっているのを知った。
「話が違うだろ!」
「いや、違わないだろ。懇意にしているギルドに所属すれば、残りの金は払うと言っているんだ。そもそもこの街では後ろ盾がない冒険者など長生き出来ないんだぞ。私は親切心で言っているんだ」
「なら先に後金を払ってくれ」
隊商に同行するときに護衛として契約を結んだんだが、商人は心づけ程度の前金を払っただけで、後金を払うことをしなかった。
紹介するギルドに所属すればそこを通じて払うという話ではあったが、最初の契約とは違う。
俺は契約をいい加減にする相手を絶対に信用しない。
信用出来ない相手の紹介するギルドなどに入るつもりはなかった。
「全く、身体だけ大きくなった子どもはこれだから。世の中のことを理解する頭も冒険者には大事だぞ」
「もういい。あんたが約束を守ってくれないのはわかった。次はないだけの話だ」
実を言うと、俺以外にも迷宮都市に行きたいという流れの冒険者は多くいて、この商人のとりしきる隊商に護衛も兼ねて雇われていた。
そのほとんどは、商人の話を渡りに船として受け入れていたのだ。
どうせ迷宮で活動するにはどこかのギルドに所属する必要がある。
その意味では、商人の言い分はむしろありがたい話ではあった。
だから、相手からすれば俺こそが我がままなガキだったのは間違いないだろう。
しかし、俺はなんと思われようとそういう約束破りを許すことが出来なかった。
当時は俺も若かったのだ。
正面切って相手を跳ね除けた。
結局のところ、その行動の結果はすぐに出た。
商人達と別れて、宿を探してうろうろしていた俺は、前後を殺気立った男達に挟まれて、狭い通路に追いやられ、一軒の空き家というか、家の壁だけ残して焼け落ちた場所に辿り着く。
「何の用だ?」
「生意気なガキの教育さ」
「この街で余所者が突っ張ったっていいことはないんだぜ? 坊主」
その物言いで俺はピンと来た。
あの商人絡みだな、と。
「なるほど。どうやら俺がバカだったようだ」
「へぇ素直じゃねえか。まぁ今から悔い改めても遅いけどな」
冒険者らしき男達がゲラゲラ笑う。
俺はそいつらに向かって、ため息をついてみせた。
「信頼すべきではない相手を信頼した。そのことが過ちだった。だが、他人を平気で欺けるお前等は、そこらに湧くゴミあさりよりも、最悪の外道だ」
ちなみにゴミあさりというのは、硬い外殻を持つ虫の魔物で、汚物にたかる嫌われ者のことである。
虫の魔物なのに遠い昔からほぼ変化しないまま繁殖していて、人間にとってはそれほど脅威ではない。
生きている者を襲うことは滅多にないからだ。
「クソガキが! 生まれて来たことを後悔させてやるよ!」
相手は確かにケンカ慣れをしているようだった。
囲み方が上手い。
全員得物はナイフで、逃げ場になりそうなところに一人ずつ、俺の周りには前後に二人、左に一人いる。
右が空いているように見えるのだが、残念ながら右はがれきの山があり、足場にするとバランスを崩しそうだ。
そうなるように追い詰めたのだろう。
とは言え、俺に全く勝機がない訳でもない。
ざっと見た感じ、俺を囲んでいるなかには魔力持ちはいなさそうだった。
ナイフの扱いは巧みだが、冒険者の得物としては少々小ぶりだ。
リーチを短く隙の少ない動きをするところから、小型の魔物を専門にしている連中なのかもしれない。
いや、もしかすると、人間専門なのかもなと、俺は思って自嘲する。
師匠の言った通り、この街はヤバい。
「何笑ってんだ。死ねっ!」
まず突っ込んで来たのが背後の奴だった。
相手の死角を狙う。
定石通りだ。
俺は幸いなことに魔力持ちなので、ある程度周囲の空気を読むことが出来る。
そこで相手の動きに合わせて足元のがれきの一部を蹴とばした。
予想しない石つぶての飛来に、攻撃体勢にあった男は体勢を崩す。
俺はぐるりと体を回すと、腰にあったナタのような剣を鞘ごとぶん回した。
頑丈さが売りの愛剣である。
体を低くして振るった剣は、見事相手の足を払う。
魔力を体に巡らせた俺は、常人よりもやや早く動けるので、倒れた男の胸を踏み潰す勢いで踏み抜き、素早く囲まれた状態から抜け出した。
次に狙うのは左手にいた男である。
「ちぃっ! 調子に乗りやがって!」
ナイフ使いは大きく動く必要はない。
相手はナイフの動きを悟らせないように体の影に隠しながら攻撃をしかけて来た。
その攻撃は俺なんかよりもずっと洗練されていると言っていいだろう。
俺は避けることが出来ずに、剣で相手の攻撃を受け止める。
「足が止まったぜ!」
俺を囲んでいたもう一人が、背後から迫った。
だが、俺は正面の攻撃を受けたまま前に突進する。
「なっ! お、おいっ!」
魔力持ちの持つ力は見かけではわからない。
俺を囲む連中に比べれば、俺はまだ小柄と言ってもいいぐらいだった。
何しろ子どもの頃の栄養状態が悪かったからな。
だから相手も俺を舐めていたんだと思う。
俺は剣でナイフを受けたまま、相手を崩れかけた壁にぶつける。
すると、その相手は、「ぐえっ!」という声を上げてひっくり返った。
「野郎!」
だが、さすがに相手もやられっぱなしではなかった。
咄嗟に俺の服を掴んで一緒に引き倒したのだ。
背後からはナイフを手にした男が突っ込んで来る。
あ、これはケガは避けられないか。
俺がそう覚悟したとき、背後からナイフで刺そうとしていた男が突然倒れた。
「ギャアアア!」
いや、倒れたという生易しいものじゃない。
切り刻まれて体の中身をぶちまけながら転がった。
「うひっ」
その光景に思わず声が出る。
「な、なんだ!」
「こういうところを狙って、着実に数を減らしておくと、後の面倒が減るんだよな」
「ほんと、面倒が嫌いだよね、あんたは」
それはまるで人の形をした暴力だった。
ジャラジャラという鎖の音と、シュッと鋭く風を切る音、二つの異なる音がわずかな間聞こえたと思ったら、廃屋で俺を囲んでいた男達が、元の姿を思い出せないような死体に変わり果てていたのだ。
「よお。生きてるか?」
それが、くそったれのカーンと、銀の光のメイサーという、とんでもない冒険者との出会いだった。
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