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第六章 その祈り、届かなくとも……
607 女たちの戦い
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「失礼いたしました。まさか奥方さまとは思わずに。私は、その、奥方さまに直接お目通り出来るような身分ではないのですが……よろしいのでしょうか?」
「よい、と言ったであろう。わたくしはくどい男は嫌いです」
「ははっ!」
この奥方さまかなり生まれ育ちが高貴なお方と見た。
そう言えば、確か、あの姫さんの母親は同じ八家の一つの家柄とか聞いたような。
「奥方さまは、姫君が此度の戦でアンデル国の奥深くに別動隊として潜入したことをご存じでしょうか?」
ピリッと空気が緊張するのがわかる。
これは奥方さまのほうからじゃない。
奥方さま付きの女官のほうか。
マズいな。
もしかしてこの女官、城主の直属の部下とかじゃないだろうな?
秘密の作戦が漏れたとか思われたら、ヤバいぞ。
「わたくしは戦のことなど存じません。あのような野蛮な行為、話に聞くのもおぞましい」
ええっ、これはまた娘とは全く違うタイプだな。
あの姫君は女騎士として勇猛果敢に戦ったというのに、その母親はそういうのが嫌いなのか。
「そうなのですね。これはおそらく戦の上では秘密に属するものだと思われるのですが、勇者さま方が偶然行き会ったものですから」
「行き会ったというのは、そのおぞましき遊技を行っていた我が姫と、ということですか?」
戦を遊技と言うのか。
まぁなんというか、貴族の感覚だろうな。
本物の戦なんか見たことないんだろう。
「そのようなものです」
「それで? 本題をお話なさい」
「はっ、実は。姫君がアンデル国に囚われの身となっております」
ばさりと何かが落ちる音がした。
「フィーネ、不調法ですよ」
「も、申し訳ありません」
奥方が叱り、女官さんが謝る。
フィーネというのか、この人。
「すみませぬ、勇者さまの従者殿。この娘、フィーネはうちの姫の乳姉妹なのです。あの子の身を案じるあまりの不調法、お許しくださいね」
「いえ、許すも許さないも、私ごときが恐れ多いことです」
「そう。ありがとう」
この女官さん、あの姫君の乳姉妹なのか。
ええっと、あまり詳しくはないが、確か乳姉妹ってのは姫君の乳母の娘ってことだよな。
「それで、勇者さまにわたくしの娘が託した伝言とはいかなるものなのですか?」
「はっ、それが、姫君の率いた部隊が、この度の戦で神に背きし行いを成してしまい、勇者さまから御叱りを受けられたことを大変恥じられていて、その償いとして勇者さまにご協力をして欲しいと」
「それは嘘ですね」
俺の言葉を奥方さまはピシリと否定した。
思わずドキリとする。
「わたくしは母として姫の気性を存じています。姫は叱られたら必ず相手を恨みに思うでしょう。反省して相手に従うなどあり得ません」
おお、さすが母親、娘のことを理解しているなぁ。
しかしこれは困ったぞ。
困って固まった俺の頭上で、奥方さまの深いため息が聞こえた。
「ですが、大方事情はわかりました。誇りあるディスタス大公国の栄誉ある家系である我が御夫君は、こともあろうに野蛮な小国に我が姫を送り、神に背かせて、あげくに虜囚にした。と、そういうことなのですね」
「英明なる奥方さまのご慧眼恐れ入ります」
冷や汗が出る。
静かで優し気な声が、まるで冷たい刃物のように耳に突き刺さる。
「フィーネ、準備をなさい」
「奥方さま?」
「我が夫、主殿に、わたくしが急ぎお尋ねしたいことがあるとお伝えなさい。くれぐれも急ぐようにと」
「わかりました」
女官の気配があわただしく外に出た。
ええっと、おい、俺はどうすればいいんだ?
「それで、勇者さまの従者殿、神に背く行いとはいかなることか、詳しくわたくしに説明なさい」
「ははっ、仰せのままに」
当初の予定とは全然違う方向に話が転がってしまったが、いいのかな?
まぁこうなったらなるようにしかならないよな。
俺は奥方さまに魔物を呼び寄せる魔道具のこと、姫君が商人の護衛に扮してだまし討ち的にアンデルの砦を占拠したことなどを赤裸々に語った。
こういうときには嘘はなるべく避けたほうがいい。
本当のことこそが大きな力を持つ場合がある。
偽りを少しでも混ぜると、真実の価値が下がってしまうのだ。
「あの男が野蛮で愚かなことなど、もとより承知していましたが、大聖堂を守護する立場の、誉れある我が国の名を貶めることは断じて許しがたい所業です。従者殿は勇者さまにお伝えください。わたくし共の行いはわたくし共自身で濯ぐと。決して勇者さまのお手を煩わせることなどありません」
いやいや、それはどうかな?
さすがに奥方が告発したからって、一国の王に匹敵すると言われる州公を断罪出来るとは思えないんだが。
まぁでもここはこれ以上どうにか出来る雰囲気でもないし、ある程度引っ掻き回せたと思って満足しておくか。
っていうか、どうやって戻ればいいんだ?
◇◇◇
ダスターが勇者たちの待機する部屋から去ったのち、しばらくして城主から勇者たちに面会の準備が整ったとの知らせがあった。
「時間もちょうどいいことですし、会食の席を設けさせていただきました」
従僕が一礼して一同を案内する。
移動する通路にはずらりと武装した騎士が並び、歓迎を形で表しているようだった。
「威嚇だろ、これは」
勇者がぼそりと呟いて、聖騎士が苦笑いをしてみせる。
戦力的には勇者一人ですらしのいでしまえる程度のものだが、相手の懐のなかということを考えれば、動きにくいことは間違いない。
最初から喧嘩を吹っ掛けるつもりで動くなら、とりあえず全部倒してしまえばいいのだが、そういう訳にもいかない。
ダスターに念入りに釘を刺されていたからだ。
『俺が戻るまで絶対に無茶はするなよ』
勝手なことをしたら師弟の縁を切るとまで言われてしまった。
勇者としては自分が信用されていないようで面白くない。
「逆だな。信用されているからこそ大事な相手をお前に任せるのだ。俺なら間違ってもお前に後を任せたりするものか」
「はぁ? ケンカ売ってるのか?」
「まさか、そのような意味のないことはせぬ。事実を申し上げておるだけの話」
「お二人共、周囲に聞かれたらどうします。小声で罵り合うのはおやめください」
勇者とディスタスの英雄との言い争いを見かねて聖騎士が割って入った。
二人は口をつぐんだが、お互いに目を合わせようとはしない。
「だ、大丈夫なんですか?」
「メルリル殿には気苦労をおかけして申し訳ない。ですが、あれで勇者はダスター殿のことを心配しておられるのです。理解してやっていただけるとありがたいです」
「それは、わかります。勇者さまと、その、私も似たような気持ちですから」
モンクがニヤニヤと笑いながら、そんなメルリルにささやいた。
「心配だよねー」
「はい」
メルリルの素直な返事に、さすがのモンクもからかうような表情を引っ込めて、微笑ましいまなざしになる。
「お師匠さまなら大丈夫ですよ。あのお方は不可能を可能にする力をお持ちです」
聖女がメルリルを励ますように言った。
「もちろん、私がダスターを心配するのはおこがましいと思っているんです。でも、ダスターも人間ですから。一人では出来ないこともあるんです。まだ力不足の私がいても助けにはならないから、我慢しているけど、私はダスターのパーティ仲間です。本当はもっと助けになれたらいいなって思うんです」
「素敵ですわ。わたくしもいつも自分の力不足を感じています。でも、メルリルさんはそこで立ち止まらずに、その先を見つめている。わたくしもそのようにありたいと思っています」
「ありがとうございます」
聖女とメルリルはお互いに励まし合うように視線を合わせた。
その二人の様子に、モンクはしみじみと感動を味わっていたのだった。
「よい、と言ったであろう。わたくしはくどい男は嫌いです」
「ははっ!」
この奥方さまかなり生まれ育ちが高貴なお方と見た。
そう言えば、確か、あの姫さんの母親は同じ八家の一つの家柄とか聞いたような。
「奥方さまは、姫君が此度の戦でアンデル国の奥深くに別動隊として潜入したことをご存じでしょうか?」
ピリッと空気が緊張するのがわかる。
これは奥方さまのほうからじゃない。
奥方さま付きの女官のほうか。
マズいな。
もしかしてこの女官、城主の直属の部下とかじゃないだろうな?
秘密の作戦が漏れたとか思われたら、ヤバいぞ。
「わたくしは戦のことなど存じません。あのような野蛮な行為、話に聞くのもおぞましい」
ええっ、これはまた娘とは全く違うタイプだな。
あの姫君は女騎士として勇猛果敢に戦ったというのに、その母親はそういうのが嫌いなのか。
「そうなのですね。これはおそらく戦の上では秘密に属するものだと思われるのですが、勇者さま方が偶然行き会ったものですから」
「行き会ったというのは、そのおぞましき遊技を行っていた我が姫と、ということですか?」
戦を遊技と言うのか。
まぁなんというか、貴族の感覚だろうな。
本物の戦なんか見たことないんだろう。
「そのようなものです」
「それで? 本題をお話なさい」
「はっ、実は。姫君がアンデル国に囚われの身となっております」
ばさりと何かが落ちる音がした。
「フィーネ、不調法ですよ」
「も、申し訳ありません」
奥方が叱り、女官さんが謝る。
フィーネというのか、この人。
「すみませぬ、勇者さまの従者殿。この娘、フィーネはうちの姫の乳姉妹なのです。あの子の身を案じるあまりの不調法、お許しくださいね」
「いえ、許すも許さないも、私ごときが恐れ多いことです」
「そう。ありがとう」
この女官さん、あの姫君の乳姉妹なのか。
ええっと、あまり詳しくはないが、確か乳姉妹ってのは姫君の乳母の娘ってことだよな。
「それで、勇者さまにわたくしの娘が託した伝言とはいかなるものなのですか?」
「はっ、それが、姫君の率いた部隊が、この度の戦で神に背きし行いを成してしまい、勇者さまから御叱りを受けられたことを大変恥じられていて、その償いとして勇者さまにご協力をして欲しいと」
「それは嘘ですね」
俺の言葉を奥方さまはピシリと否定した。
思わずドキリとする。
「わたくしは母として姫の気性を存じています。姫は叱られたら必ず相手を恨みに思うでしょう。反省して相手に従うなどあり得ません」
おお、さすが母親、娘のことを理解しているなぁ。
しかしこれは困ったぞ。
困って固まった俺の頭上で、奥方さまの深いため息が聞こえた。
「ですが、大方事情はわかりました。誇りあるディスタス大公国の栄誉ある家系である我が御夫君は、こともあろうに野蛮な小国に我が姫を送り、神に背かせて、あげくに虜囚にした。と、そういうことなのですね」
「英明なる奥方さまのご慧眼恐れ入ります」
冷や汗が出る。
静かで優し気な声が、まるで冷たい刃物のように耳に突き刺さる。
「フィーネ、準備をなさい」
「奥方さま?」
「我が夫、主殿に、わたくしが急ぎお尋ねしたいことがあるとお伝えなさい。くれぐれも急ぐようにと」
「わかりました」
女官の気配があわただしく外に出た。
ええっと、おい、俺はどうすればいいんだ?
「それで、勇者さまの従者殿、神に背く行いとはいかなることか、詳しくわたくしに説明なさい」
「ははっ、仰せのままに」
当初の予定とは全然違う方向に話が転がってしまったが、いいのかな?
まぁこうなったらなるようにしかならないよな。
俺は奥方さまに魔物を呼び寄せる魔道具のこと、姫君が商人の護衛に扮してだまし討ち的にアンデルの砦を占拠したことなどを赤裸々に語った。
こういうときには嘘はなるべく避けたほうがいい。
本当のことこそが大きな力を持つ場合がある。
偽りを少しでも混ぜると、真実の価値が下がってしまうのだ。
「あの男が野蛮で愚かなことなど、もとより承知していましたが、大聖堂を守護する立場の、誉れある我が国の名を貶めることは断じて許しがたい所業です。従者殿は勇者さまにお伝えください。わたくし共の行いはわたくし共自身で濯ぐと。決して勇者さまのお手を煩わせることなどありません」
いやいや、それはどうかな?
さすがに奥方が告発したからって、一国の王に匹敵すると言われる州公を断罪出来るとは思えないんだが。
まぁでもここはこれ以上どうにか出来る雰囲気でもないし、ある程度引っ掻き回せたと思って満足しておくか。
っていうか、どうやって戻ればいいんだ?
◇◇◇
ダスターが勇者たちの待機する部屋から去ったのち、しばらくして城主から勇者たちに面会の準備が整ったとの知らせがあった。
「時間もちょうどいいことですし、会食の席を設けさせていただきました」
従僕が一礼して一同を案内する。
移動する通路にはずらりと武装した騎士が並び、歓迎を形で表しているようだった。
「威嚇だろ、これは」
勇者がぼそりと呟いて、聖騎士が苦笑いをしてみせる。
戦力的には勇者一人ですらしのいでしまえる程度のものだが、相手の懐のなかということを考えれば、動きにくいことは間違いない。
最初から喧嘩を吹っ掛けるつもりで動くなら、とりあえず全部倒してしまえばいいのだが、そういう訳にもいかない。
ダスターに念入りに釘を刺されていたからだ。
『俺が戻るまで絶対に無茶はするなよ』
勝手なことをしたら師弟の縁を切るとまで言われてしまった。
勇者としては自分が信用されていないようで面白くない。
「逆だな。信用されているからこそ大事な相手をお前に任せるのだ。俺なら間違ってもお前に後を任せたりするものか」
「はぁ? ケンカ売ってるのか?」
「まさか、そのような意味のないことはせぬ。事実を申し上げておるだけの話」
「お二人共、周囲に聞かれたらどうします。小声で罵り合うのはおやめください」
勇者とディスタスの英雄との言い争いを見かねて聖騎士が割って入った。
二人は口をつぐんだが、お互いに目を合わせようとはしない。
「だ、大丈夫なんですか?」
「メルリル殿には気苦労をおかけして申し訳ない。ですが、あれで勇者はダスター殿のことを心配しておられるのです。理解してやっていただけるとありがたいです」
「それは、わかります。勇者さまと、その、私も似たような気持ちですから」
モンクがニヤニヤと笑いながら、そんなメルリルにささやいた。
「心配だよねー」
「はい」
メルリルの素直な返事に、さすがのモンクもからかうような表情を引っ込めて、微笑ましいまなざしになる。
「お師匠さまなら大丈夫ですよ。あのお方は不可能を可能にする力をお持ちです」
聖女がメルリルを励ますように言った。
「もちろん、私がダスターを心配するのはおこがましいと思っているんです。でも、ダスターも人間ですから。一人では出来ないこともあるんです。まだ力不足の私がいても助けにはならないから、我慢しているけど、私はダスターのパーティ仲間です。本当はもっと助けになれたらいいなって思うんです」
「素敵ですわ。わたくしもいつも自分の力不足を感じています。でも、メルリルさんはそこで立ち止まらずに、その先を見つめている。わたくしもそのようにありたいと思っています」
「ありがとうございます」
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