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第六章 その祈り、届かなくとも……
558 謁見の間へ
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さて、もう何を着せられているのかを考えるのは止めた俺は、湯あみや着替えよりもさらにやりたくない謁見へと向かうこととなった。
途中でメルリルたちと合流する。
「おお、メルリル君、異国の姫君のようですね」
学者先生がメルリルをほめるが、俺はそれどころではなかった。
おそらくは森人であるメルリルに合わせたのだろう。
ミホムの様式とは少し違うドレスを身にまとったメルリルは、まるで具現化した女神のようだった。
メルリルを見て硬直してしまった俺に何かを察したらしい学者先生が、背中をトンと軽く叩いてくれる。
「ほら、ダスター君。何かいってあげないと」
言われて改めてメルリルの顔を見ると、ものすごい期待のまなざしを向けられた。
いかん、何か何か考えないと。
「お、……」
「お?」
「……驚いた」
ハッ! 俺は何を! ちゃんと褒めないと。
「すごくきれいだぞ」
俺の最初の発言に少ししょんぼりしていたメルリルは、続く言葉にぱっと顔を上げた。
「本当ですか? うれしい」
よ、よし、頑張ってほめてよかった。
「師匠、そのメルリルの衣装が気に入ったなら結婚式用にもらって帰るのはどうだ?」
いきなり勇者がとんでもない発言を投げ込んで来る。
「け、結婚!」
メルリルがパクパクを口をせわしなく開閉させた。
「何言ってるんだ。無理に決まっているだろ?」
下手するとあの衣装だけで馬車が一台買えるんじゃないか?
「そうは言うが、こういう一度貸し出した衣装は次からはその客専用に収蔵されるんだ。もう二度と城に来ないなら無駄になるだろ」
「マジか」
すごい贅沢な仕組みだな。
ああでも、衣装を持たずに城を訪れるような客は次に来るときだって衣装を持っていない可能性が高いから、サイズを合わせてある衣装を取っておくのはそれはそれで合理的なのか。
「い、いや、俺にそんなことを申し出る度胸はない。それに結婚の衣装は俺がメルリルに贈るべきものだ。いくら美しくてもこういう場所でもらったものを流用するのは違うだろ」
「さすが師匠だ。城の用意する衣装など価値がないということだな。うん。俺が間違っていた」
ちょ、勇者でかい声で曲解した考えを発言するな。
見ろ、物事に動じない王家の従者の人が何かを言いたそうに俺を見たぞ。
「いや、そんな傲慢な意味じゃない。俺の男の意地ってだけだ。ただの見栄だな」
「たとえそうでも、とてもうれしいです。ありがとうダスター」
メルリルが頬をほのかに染めながら言った。
あっ、メルリルが近くで聞いているのを忘れていた。
これはものすごく恥ずかしくないか?
……こういうときは堂々としているのが一番だ。堂々と前を向いて歩こう。
「さすがダスター師匠。いいこと言うね」
「素敵です……」
女性陣二人がさらに俺の羞恥心を刺激して来る。
やめろ、もう俺の頭のなかはいっぱいいっぱいだ。
こんな状態で謁見とか簡便してくれ。
やがて赤地に金の糸で刺しゅうが入っている絨毯の敷き詰められた廊下に出て、しばらく歩くとやたら大きな扉があった。
「うそだろ。直接かよ」
勇者がぼやく。
後で聞いたのだが、謁見の前に待合室のような待機場所でかなりの時間待たされるのが普通の謁見なのだそうで、俺たちが受けた待遇は、俺たちのためだけにわざわざ王様が謁見の場と作ったということを意味するのだそうである。
このことをその場で知らされなくてよかったよ。ほんと。
「勇者さまご一行ご到着!」
俺たちを案内してくれた王家の従者がよく響く声で告げる。
すると扉の前に待機していた兵士が扉を叩き、「ご到着である!」と呼ばわった。
最初の声が届いていそうなものだが、これはきっと決まり事なのだろうなと考えていると、巨大な扉が音もなく二つに分かれ開き始める。
俺はてんぱっているのでよくわからないが、この巨大な扉もかなり豪華なものだったように思える。
表面に何やら彫り込みがあり、もしかしたら魔法かなにかが作用していたのかもしれない。
勇者が俺をちらっと見てから先頭に立ってなかへと入って行く。
すると、勇者のマントの合わせ辺りでバチッと火花が散るのが見えた。
一瞬だったので気づかなかった者もいるかもしれないが、何人かは気づいたはずだ。
何事かと勇者を見る者たちを、当の勇者は無視して進む。
あれだよな、あれって若葉のせいだよな。
何が起こったか知らないが、いいのか? まぁ悪かったとしても俺たちに出来ることはないが。
勇者が全く動じずに堂々としているのがすごい。
やっぱりこういう場所では頼りになるな。
「あの、お師匠さま?」
聖女が小さな声で俺を促す。
もしかして勇者に続けと言いたいのか?
「俺はただの勇者殿の従者です。最後に」
俺がそう言うと、納得したのか小さくうなずいた聖女が進み、そのあとに聖騎士、モンクと続いた。
さて、ここからどう進むかだが、俺は学者先生に小さく合図をして先に行ってもらう。
そしてメルリルにうなずいて見せるとその次に俺が進み、最後にメルリルが続いた。
一歩なかに入っただけで、その場所の空気が違うことに気づく。
荘厳な雰囲気のその巨大な部屋は、壁に色ガラスらしきもので作られた絵がはめ込まれていて、天井から吊り下げられた豪華な灯りの光がそのガラスの絵に反射してキラキラと輝いている。
足元の絨毯は赤い地が見えないほどに金の刺しゅうがびっしりと描かれ、色ガラスの絵とこの絨毯の刺しゅうで一つの物語りを描いているのだと、遅まきながら気づく。
初代勇者が森を拓き国を造った苦難の物語り。
このミホムという国の成り立ちを描いたものなのだ。
途中でメルリルたちと合流する。
「おお、メルリル君、異国の姫君のようですね」
学者先生がメルリルをほめるが、俺はそれどころではなかった。
おそらくは森人であるメルリルに合わせたのだろう。
ミホムの様式とは少し違うドレスを身にまとったメルリルは、まるで具現化した女神のようだった。
メルリルを見て硬直してしまった俺に何かを察したらしい学者先生が、背中をトンと軽く叩いてくれる。
「ほら、ダスター君。何かいってあげないと」
言われて改めてメルリルの顔を見ると、ものすごい期待のまなざしを向けられた。
いかん、何か何か考えないと。
「お、……」
「お?」
「……驚いた」
ハッ! 俺は何を! ちゃんと褒めないと。
「すごくきれいだぞ」
俺の最初の発言に少ししょんぼりしていたメルリルは、続く言葉にぱっと顔を上げた。
「本当ですか? うれしい」
よ、よし、頑張ってほめてよかった。
「師匠、そのメルリルの衣装が気に入ったなら結婚式用にもらって帰るのはどうだ?」
いきなり勇者がとんでもない発言を投げ込んで来る。
「け、結婚!」
メルリルがパクパクを口をせわしなく開閉させた。
「何言ってるんだ。無理に決まっているだろ?」
下手するとあの衣装だけで馬車が一台買えるんじゃないか?
「そうは言うが、こういう一度貸し出した衣装は次からはその客専用に収蔵されるんだ。もう二度と城に来ないなら無駄になるだろ」
「マジか」
すごい贅沢な仕組みだな。
ああでも、衣装を持たずに城を訪れるような客は次に来るときだって衣装を持っていない可能性が高いから、サイズを合わせてある衣装を取っておくのはそれはそれで合理的なのか。
「い、いや、俺にそんなことを申し出る度胸はない。それに結婚の衣装は俺がメルリルに贈るべきものだ。いくら美しくてもこういう場所でもらったものを流用するのは違うだろ」
「さすが師匠だ。城の用意する衣装など価値がないということだな。うん。俺が間違っていた」
ちょ、勇者でかい声で曲解した考えを発言するな。
見ろ、物事に動じない王家の従者の人が何かを言いたそうに俺を見たぞ。
「いや、そんな傲慢な意味じゃない。俺の男の意地ってだけだ。ただの見栄だな」
「たとえそうでも、とてもうれしいです。ありがとうダスター」
メルリルが頬をほのかに染めながら言った。
あっ、メルリルが近くで聞いているのを忘れていた。
これはものすごく恥ずかしくないか?
……こういうときは堂々としているのが一番だ。堂々と前を向いて歩こう。
「さすがダスター師匠。いいこと言うね」
「素敵です……」
女性陣二人がさらに俺の羞恥心を刺激して来る。
やめろ、もう俺の頭のなかはいっぱいいっぱいだ。
こんな状態で謁見とか簡便してくれ。
やがて赤地に金の糸で刺しゅうが入っている絨毯の敷き詰められた廊下に出て、しばらく歩くとやたら大きな扉があった。
「うそだろ。直接かよ」
勇者がぼやく。
後で聞いたのだが、謁見の前に待合室のような待機場所でかなりの時間待たされるのが普通の謁見なのだそうで、俺たちが受けた待遇は、俺たちのためだけにわざわざ王様が謁見の場と作ったということを意味するのだそうである。
このことをその場で知らされなくてよかったよ。ほんと。
「勇者さまご一行ご到着!」
俺たちを案内してくれた王家の従者がよく響く声で告げる。
すると扉の前に待機していた兵士が扉を叩き、「ご到着である!」と呼ばわった。
最初の声が届いていそうなものだが、これはきっと決まり事なのだろうなと考えていると、巨大な扉が音もなく二つに分かれ開き始める。
俺はてんぱっているのでよくわからないが、この巨大な扉もかなり豪華なものだったように思える。
表面に何やら彫り込みがあり、もしかしたら魔法かなにかが作用していたのかもしれない。
勇者が俺をちらっと見てから先頭に立ってなかへと入って行く。
すると、勇者のマントの合わせ辺りでバチッと火花が散るのが見えた。
一瞬だったので気づかなかった者もいるかもしれないが、何人かは気づいたはずだ。
何事かと勇者を見る者たちを、当の勇者は無視して進む。
あれだよな、あれって若葉のせいだよな。
何が起こったか知らないが、いいのか? まぁ悪かったとしても俺たちに出来ることはないが。
勇者が全く動じずに堂々としているのがすごい。
やっぱりこういう場所では頼りになるな。
「あの、お師匠さま?」
聖女が小さな声で俺を促す。
もしかして勇者に続けと言いたいのか?
「俺はただの勇者殿の従者です。最後に」
俺がそう言うと、納得したのか小さくうなずいた聖女が進み、そのあとに聖騎士、モンクと続いた。
さて、ここからどう進むかだが、俺は学者先生に小さく合図をして先に行ってもらう。
そしてメルリルにうなずいて見せるとその次に俺が進み、最後にメルリルが続いた。
一歩なかに入っただけで、その場所の空気が違うことに気づく。
荘厳な雰囲気のその巨大な部屋は、壁に色ガラスらしきもので作られた絵がはめ込まれていて、天井から吊り下げられた豪華な灯りの光がそのガラスの絵に反射してキラキラと輝いている。
足元の絨毯は赤い地が見えないほどに金の刺しゅうがびっしりと描かれ、色ガラスの絵とこの絨毯の刺しゅうで一つの物語りを描いているのだと、遅まきながら気づく。
初代勇者が森を拓き国を造った苦難の物語り。
このミホムという国の成り立ちを描いたものなのだ。
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