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第五章 破滅を招くもの
369 さらなる闇のなかへ
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進むごとにこの場所の役割が見えて来た。
檻に入れられているのは人間と何かの魔物を組み合わせた合成魔獣だ。
しかし檻のなかの存在はそれぞれの身体が全く馴染んでいなかった。
魔力が使えないので、魔力の流れを見ることは出来なかったが、基本的に人間部分がまともな思考を残していないのだ。
だが、それは彼らにとっては幸いだったのかもしれない。
無造作に、まるで適当にちぎって繋げたような姿は、あまりにも生物として不完全でグロテスクだったからだ。
もし俺だったら自分がそんなものになったことを知りたいとは思わない。
だが、奥のほうの一画に、恐れていた最悪があった。
「トーチャン、カーチャン、イタイヨ」
「オウチカエリタイ」
ソレの下半身は牛か何かのようだった。
やせ細って横たわっていたのではっきりとはわからない。
胴から上には二人の子どもの頭がくっついていた。
「ぎっ! ガッ!」
言葉にするのももどかしいとばかりに、勇者が剣をふるった。
剣は檻の扉部分を変形させたが、壊すには至らない。
「ヒィ!」
檻にいる子どもたちが怯えていた。
「落ち着け! 子どもたちが怯えてるだろうが」
「これに落ち着いていられるはずないだろ? ここの奴ら、本物の悪魔か何かか? こんなことをして!」
もう一度剣を扉に叩き込む。
金属と金属が激しくぶつかり合う音に周囲の獣じみた存在たちが一斉に激しく鳴き叫び始める。
『おやおや、おイタは止めてくださいよ。それにソレは身体を動かす度に消耗してしまうので、外に出せばたちまち死んでしまいますよ。いいんですか? まぁ元魔人で今は化物ですからね、殺したところで気に留めるようなものではないのでしょうが。同じ魔人同士、仲間意識があるということでしょうか? 西の魔人を扱うのは私は初めてでしてね。興味津々なんですよ』
イライラする言葉と笑い声。
声の出処がわかったら破壊してやるのに、音があちこち反響してはっきりとわからない。
俺たちのやって来た方からは相変わらず機械人形のキリキリキリという耳障りな音が響いていた。
「お前たち家に帰りたいか?」
「トーチャントカーチャンニアイタイ」
「カーチャンノゴハンガタベタイ」
頭に血が昇って扉に攻撃をしていた勇者も、なんとか落ち着いたのか、攻撃の手を止めて身体の繋がった二人の子どもに話しかけた。
「スゴクカラダガイタイノ」
「ナニモタベラレナイノ」
子どもたちの言葉に、勇者はじっと断ち切れない扉を見つめる。
「師匠……」
俺はため息をついた。
子どもたちの衰弱具合では男の声の言う通り、動かすだけで危険だろう。
「その子たちを出すつもりなら、あいつらを先に片付けないと危ないぞ」
「そうだな」
俺たちはもと来た通路へと引き返す。
『短絡的で暴力的だ。野蛮な魔人らしいな。いつまで粘れるのか、記録しておいてあげるよ』
機械人形は通路にびっしりと固まっていた。
隙間なく詰まった人間の姿を模した人形が鋭く硬い腕を伸ばす。
「固まっていると面倒がなくていいな」
軽く「星降りの剣」を振るうと、その線上に存在する機械人形が全て真っ二つになった。
勇者が「星降りの剣」の軌道から逸れた機械人形をバラバラに壊す。
どうやらコツがわかったようで、ほぼ一瞬のうちに解体してしまった。
こういう素早さや器用さが俺にはない部分なんだよな。
師匠の指導で剣をブレずにまっすぐ振り下ろすことは出来るようになった俺だが、達人が無意識に手首を返して剣の軌道を変えたり、相手の動きに合わせて体捌きと剣を連動させたりという、剣を持った状態の閃きのようなものが俺にはなかったのだ。
型通りには動けるが、そこまで。
師匠が剣才がないと断じた俺の限界だった。
『剣というものは相手を斬るという意思によって導かれるものよ。貴様に足りないのはその意思だな』
俺は頭を振った。
こんなときに昔のことを思い浮かべるとはどうかしている。
数多い機械人形をただの壊れた玩具にした俺たちは、元の丸い部屋に戻り、今度は機械人形が出て来たほうの通路へと向かう。
と、その瞬間、全ての通路の入り口に上から壁が下りて来て塞がり始めた。
『面白かったが、もう見世物の時間は終わりだ』
部屋の上のほうからシューシューと、風が吹き込むような音が発生する。
その音はガスを吹き付ける植物の魔物を思わせた。
「くっ」
俺は「星降りの剣」を振るって目前の通路を塞ぎかけていた壁を斬り、勇者の服の襟を掴んでそこに飛び込んだ。
未知の通路に出口があればいいんだが。
『まさか、その素材が剣などで斬れるはずが!』
俺たちを捕らえようとでもしているらしい男が驚愕の声を上げるが、どんな硬い素材でもドラゴンの爪の前では意味がない。
「こっちに何もなかったら天井を斬ってみる」
「わかった」
機械人形の出て来た通路には狭い空っぽの部屋が続いていた。
ここからアレが出て来たのだろうか?
よくよく見ると、その部屋の天井部分に筒状の穴が開いている。
「この穴の先にあの機械人形以外があると思うか?」
「あんまり期待出来ないな」
「だよな」
俺たちは更に先へと進んだ。
到着した先は行き止まりだ。
「ダメか」
「師匠、下に何かある」
「ん?」
言われて下を見ると、四角い切れ目が見えた。
「下か……」
とりあえず斬ってみる。
思いのほか簡単に真っ二つになった蓋のようなものが外れた。
そこにははしごが下に向かって続いている。
「んー」
と、そのとき、壁の片隅で何かが動くのを感じた。
ごく小さな音も聞こえる。
視線を向けると、丸みの強い芋虫のような形をした物が壁を這っているのが見えた。
表面がツルツルしていて、黒っぽい。
俺の視線を追ってそれを見た勇者は、無言でジャンプ一閃、剣で叩き潰していた。
落ちたソレは底面が吸盤のようになっていてウネウネと動いている。
本体の丸い部分は勇者の斬撃によって破壊され、なかに魔宝石らしきものと金属を組み合わせたカラクリ仕掛けがあった。
『き、……ガガガ……なに……ギギギ……』
しばらくすると底面の動きも止まり、音も止んだ。
「なんだかわからんがよくやった」
「へへっ」
勇者が久々にいい笑顔を見せる。
俺は中身の魔宝石をとりあえずもらっておくことにして、床の穴にあるハシゴを再び見た。
「下りるしかないか」
「俺が先に下りる」
「あ、おい」
止める間もなく、勇者は床の穴へと体を滑り込ませた。
まぁほかに道がある訳でもない。
俺も勇者の後に続いた。
ハシゴは思ったよりも長く下りている。
どれだけ深いんだ? と、うんざりした頃に下に明かりが見えた。
「師匠、床がある」
長い穴から出ると、ごちゃごちゃした金属のパイプや謎の金属の紐のようなものが柱や天井や床を這っている場所だった。
勇者は先にハシゴから離れて周囲を窺っている。
「魔力が使えるぞ」
俺がそう言うと、勇者は小さな灯りの魔法を浮かべた。
「あ、本当だ」
周囲は多少明るいが、ものがよく見える状態でもなかったので馴染んだ灯りはありがたい。だがいきなり点けるのはいかがなものかと思う。
ともあれ半分目隠しをして耳栓をしていたような状態から開放されて、息苦しさもなくなりホッとした。
「周囲にほかに人間はいないようだ」
「そうか」
勇者はじっと自分たちが下りてきた天井の穴を見る。
「師匠、俺はあの人たちを助けたい」
「……そうだな」
あそこにいた、もう原型を留めない人たちはすでに手遅れかもしれない。
だが、俺はそう言わなかった。
言う必要はないと思ったからだ。
「俺は真の勇者になると誓った。真の勇者はきっと誰も見捨てない者のことだ」
「ああ」
「こんなこと、許されるべきじゃない」
「もちろんだ」
決意のこもった顔をしていた勇者だったが、やがて困ったような顔になる。
「だが、これからどうしたらいいのかわからない」
「安心しろ、俺も似たようなものだ」
あ、すごく不安そうな顔になった。
「とにかくここで何が行われているのか、どんな理由があるのかを知る必要がある。まずはここがどこか調べよう。まぁなんだ、勇者が一緒だから神の加護もあるだろう。心強いことだ」
「神に祈るのはとっくに止めたけどな」
勇者の言葉に少し笑った。
そりゃあ、神の子が神に祈るのは変だからな。
いつだって子は親を越えようとするものだ。
檻に入れられているのは人間と何かの魔物を組み合わせた合成魔獣だ。
しかし檻のなかの存在はそれぞれの身体が全く馴染んでいなかった。
魔力が使えないので、魔力の流れを見ることは出来なかったが、基本的に人間部分がまともな思考を残していないのだ。
だが、それは彼らにとっては幸いだったのかもしれない。
無造作に、まるで適当にちぎって繋げたような姿は、あまりにも生物として不完全でグロテスクだったからだ。
もし俺だったら自分がそんなものになったことを知りたいとは思わない。
だが、奥のほうの一画に、恐れていた最悪があった。
「トーチャン、カーチャン、イタイヨ」
「オウチカエリタイ」
ソレの下半身は牛か何かのようだった。
やせ細って横たわっていたのではっきりとはわからない。
胴から上には二人の子どもの頭がくっついていた。
「ぎっ! ガッ!」
言葉にするのももどかしいとばかりに、勇者が剣をふるった。
剣は檻の扉部分を変形させたが、壊すには至らない。
「ヒィ!」
檻にいる子どもたちが怯えていた。
「落ち着け! 子どもたちが怯えてるだろうが」
「これに落ち着いていられるはずないだろ? ここの奴ら、本物の悪魔か何かか? こんなことをして!」
もう一度剣を扉に叩き込む。
金属と金属が激しくぶつかり合う音に周囲の獣じみた存在たちが一斉に激しく鳴き叫び始める。
『おやおや、おイタは止めてくださいよ。それにソレは身体を動かす度に消耗してしまうので、外に出せばたちまち死んでしまいますよ。いいんですか? まぁ元魔人で今は化物ですからね、殺したところで気に留めるようなものではないのでしょうが。同じ魔人同士、仲間意識があるということでしょうか? 西の魔人を扱うのは私は初めてでしてね。興味津々なんですよ』
イライラする言葉と笑い声。
声の出処がわかったら破壊してやるのに、音があちこち反響してはっきりとわからない。
俺たちのやって来た方からは相変わらず機械人形のキリキリキリという耳障りな音が響いていた。
「お前たち家に帰りたいか?」
「トーチャントカーチャンニアイタイ」
「カーチャンノゴハンガタベタイ」
頭に血が昇って扉に攻撃をしていた勇者も、なんとか落ち着いたのか、攻撃の手を止めて身体の繋がった二人の子どもに話しかけた。
「スゴクカラダガイタイノ」
「ナニモタベラレナイノ」
子どもたちの言葉に、勇者はじっと断ち切れない扉を見つめる。
「師匠……」
俺はため息をついた。
子どもたちの衰弱具合では男の声の言う通り、動かすだけで危険だろう。
「その子たちを出すつもりなら、あいつらを先に片付けないと危ないぞ」
「そうだな」
俺たちはもと来た通路へと引き返す。
『短絡的で暴力的だ。野蛮な魔人らしいな。いつまで粘れるのか、記録しておいてあげるよ』
機械人形は通路にびっしりと固まっていた。
隙間なく詰まった人間の姿を模した人形が鋭く硬い腕を伸ばす。
「固まっていると面倒がなくていいな」
軽く「星降りの剣」を振るうと、その線上に存在する機械人形が全て真っ二つになった。
勇者が「星降りの剣」の軌道から逸れた機械人形をバラバラに壊す。
どうやらコツがわかったようで、ほぼ一瞬のうちに解体してしまった。
こういう素早さや器用さが俺にはない部分なんだよな。
師匠の指導で剣をブレずにまっすぐ振り下ろすことは出来るようになった俺だが、達人が無意識に手首を返して剣の軌道を変えたり、相手の動きに合わせて体捌きと剣を連動させたりという、剣を持った状態の閃きのようなものが俺にはなかったのだ。
型通りには動けるが、そこまで。
師匠が剣才がないと断じた俺の限界だった。
『剣というものは相手を斬るという意思によって導かれるものよ。貴様に足りないのはその意思だな』
俺は頭を振った。
こんなときに昔のことを思い浮かべるとはどうかしている。
数多い機械人形をただの壊れた玩具にした俺たちは、元の丸い部屋に戻り、今度は機械人形が出て来たほうの通路へと向かう。
と、その瞬間、全ての通路の入り口に上から壁が下りて来て塞がり始めた。
『面白かったが、もう見世物の時間は終わりだ』
部屋の上のほうからシューシューと、風が吹き込むような音が発生する。
その音はガスを吹き付ける植物の魔物を思わせた。
「くっ」
俺は「星降りの剣」を振るって目前の通路を塞ぎかけていた壁を斬り、勇者の服の襟を掴んでそこに飛び込んだ。
未知の通路に出口があればいいんだが。
『まさか、その素材が剣などで斬れるはずが!』
俺たちを捕らえようとでもしているらしい男が驚愕の声を上げるが、どんな硬い素材でもドラゴンの爪の前では意味がない。
「こっちに何もなかったら天井を斬ってみる」
「わかった」
機械人形の出て来た通路には狭い空っぽの部屋が続いていた。
ここからアレが出て来たのだろうか?
よくよく見ると、その部屋の天井部分に筒状の穴が開いている。
「この穴の先にあの機械人形以外があると思うか?」
「あんまり期待出来ないな」
「だよな」
俺たちは更に先へと進んだ。
到着した先は行き止まりだ。
「ダメか」
「師匠、下に何かある」
「ん?」
言われて下を見ると、四角い切れ目が見えた。
「下か……」
とりあえず斬ってみる。
思いのほか簡単に真っ二つになった蓋のようなものが外れた。
そこにははしごが下に向かって続いている。
「んー」
と、そのとき、壁の片隅で何かが動くのを感じた。
ごく小さな音も聞こえる。
視線を向けると、丸みの強い芋虫のような形をした物が壁を這っているのが見えた。
表面がツルツルしていて、黒っぽい。
俺の視線を追ってそれを見た勇者は、無言でジャンプ一閃、剣で叩き潰していた。
落ちたソレは底面が吸盤のようになっていてウネウネと動いている。
本体の丸い部分は勇者の斬撃によって破壊され、なかに魔宝石らしきものと金属を組み合わせたカラクリ仕掛けがあった。
『き、……ガガガ……なに……ギギギ……』
しばらくすると底面の動きも止まり、音も止んだ。
「なんだかわからんがよくやった」
「へへっ」
勇者が久々にいい笑顔を見せる。
俺は中身の魔宝石をとりあえずもらっておくことにして、床の穴にあるハシゴを再び見た。
「下りるしかないか」
「俺が先に下りる」
「あ、おい」
止める間もなく、勇者は床の穴へと体を滑り込ませた。
まぁほかに道がある訳でもない。
俺も勇者の後に続いた。
ハシゴは思ったよりも長く下りている。
どれだけ深いんだ? と、うんざりした頃に下に明かりが見えた。
「師匠、床がある」
長い穴から出ると、ごちゃごちゃした金属のパイプや謎の金属の紐のようなものが柱や天井や床を這っている場所だった。
勇者は先にハシゴから離れて周囲を窺っている。
「魔力が使えるぞ」
俺がそう言うと、勇者は小さな灯りの魔法を浮かべた。
「あ、本当だ」
周囲は多少明るいが、ものがよく見える状態でもなかったので馴染んだ灯りはありがたい。だがいきなり点けるのはいかがなものかと思う。
ともあれ半分目隠しをして耳栓をしていたような状態から開放されて、息苦しさもなくなりホッとした。
「周囲にほかに人間はいないようだ」
「そうか」
勇者はじっと自分たちが下りてきた天井の穴を見る。
「師匠、俺はあの人たちを助けたい」
「……そうだな」
あそこにいた、もう原型を留めない人たちはすでに手遅れかもしれない。
だが、俺はそう言わなかった。
言う必要はないと思ったからだ。
「俺は真の勇者になると誓った。真の勇者はきっと誰も見捨てない者のことだ」
「ああ」
「こんなこと、許されるべきじゃない」
「もちろんだ」
決意のこもった顔をしていた勇者だったが、やがて困ったような顔になる。
「だが、これからどうしたらいいのかわからない」
「安心しろ、俺も似たようなものだ」
あ、すごく不安そうな顔になった。
「とにかくここで何が行われているのか、どんな理由があるのかを知る必要がある。まずはここがどこか調べよう。まぁなんだ、勇者が一緒だから神の加護もあるだろう。心強いことだ」
「神に祈るのはとっくに止めたけどな」
勇者の言葉に少し笑った。
そりゃあ、神の子が神に祈るのは変だからな。
いつだって子は親を越えようとするものだ。
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