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第五章 破滅を招くもの
354 覚醒
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それは間違いなく宴だった。
久々の美味い飯のせいか、里人はタガが外れたかのように酒も入っていないのに陽気に盛り上がる。
そして、そんな熱気のなか少女は歌った。
それは森人の唄ではない。
亜人と呼ばれた奴隷たちが、辛さを耐えるなかで歌いあった詩だ。
「風の音 日の光 闇に月
この身に流るる血は赤く 地面を濡らす
足を折られ 手を切られ 走ることも 掴むことも禁じられたとて
我らは還る あの大地へ とこしえのふるさとへ」
森人の少女、サリの歌声は厚みがあり深い。
メルリルの透き通った風のような声と違い、重みがあり、体の奥を震わせる声だった。
本来は辛い詩なのだろうけど、少女はあえて明るく歌い上げる。
そしてその歌に合わせて、もう一人の森人の少女ミヤが舞う。
くるりくるりと回り、ふわりと飛んで掲げる手が天からはらはらと舞い落ちる。
俺は若い頃から何度と無く酒場で踊っている踊り子の舞いを見て来たが、舞いというものはどこか官能的なものだ。
言葉ではなく語りかけるその巧みな動きには、本能に訴えかけるものがある。
しかし、この少女の舞いには、深いところに喜びがあるのが感じられた。
前向きで強い魂のいざないを感じる。
二人の少女の歌と踊りは、里人の心を大きく揺さぶったようだった。
男も女も子どもも老人も、我も我もと立ち上がってそれぞれ思い思いに歌い、舞い始める。
歌も踊りもたしなまない何人かはそれに倣わず、手元の器と匙をぶつけて、即興の楽器として歌に拍子をつける。
「……集まってる」
メルリルが一つうなずいた。
精霊のことだろう。
「二人共資質があるってことか?」
「それはまだわからないけど、精霊は集まっている」
盛り上がりが最高潮に達しようとするとき、おもむろにメルリルが笛を取り出した。
高く細い響きが人々の歌に重なり、てんでに違う拍子を取っていた歌や踊りが、リズムという秩序の下にまとまり始める。
「師匠。俺は見えないが、それでもわかるぞ。大きな力が動いている」
勇者がうねるように響く歌と、人々の踏み鳴らす地面の揺れのなか、どこか畏怖するような顔でそう言った。
精霊と魔力は似て異なるものなので、俺は精霊を見たことはない。
だが、今は人々の周囲を取り囲む光の帯のようなものを認識していた。
里長の家の屋根から飛んだフォルテと若葉がその光と戯れるように滑空する。
「フォルテ、若葉、邪魔をしちゃ駄目だぞ」
思わずそう言ったが、聞いているのやら。
やがて笛を下ろしたメルリルが透き通る声で歌いだした。
森人の使う言葉のなかでも難解な古語を使った唄だ。
不思議なことに全く違う歌が二方向から聴こえているのに、その二つは互いを邪魔せずに重なり合うように響く。
光る帯は段々と薄くなり、夜の闇のなかへと融けて行った。
双方の歌は同時に終わり、一瞬の静寂の後にいろいろなものを叩き、歓声を上げる里人たちの姿があった。
「さて、すばらしい歌と踊りの後に、これまた素晴らしい贈りものを紹介しよう。勇者さま方が本日獲って来てくださった牙猪だ!」
バラバラにせずに皮を丁寧に剥いで血抜きをして内臓を取り去った丸々一頭の牙猪が一本の棒に貫かれて登場すると、里人からどよめく声が上がり、それが歓声に変わる。
広場の中心に設置された大きな焚き火の上で牙猪は丸焼きにされ始めた。
実は勇者と聖騎士の二人で宴用に獲物を狩って来るようにと頼んでおいたのだ。
夜までに間に合うかな? と、思っていたが、二人は夕方になる前に牙猪を狩って戻って来た。
さすがにこれには驚いたものである。
「師匠が狩りのコツを教えてくれたからな」
「観察と誘導ですね」
いや、俺でもこんな短時間で狩りは無理だぞ。
とんでもないなお前ら。
さて、全員の意識が肉に向いているうちにもう一つの用件を進めよう。
「メルリル、どうだった?」
「成功した」
「おお」
メルリルはこの宴を利用して里に結界を張ったのだ。
とりあえずはこれで約一年は里の安全性が高まった。
「本当に、メッセリの結界を張ったというのか?」
里長が信じられないような顔で周囲を見た。
ぱっと見ただけじゃわからないもんな。そりゃあ不安だろ。
「あ、あの!」
さっき詩を歌っていたサリが俺たちのほうへと駆け寄って来た。
何かひどく不安そうだ。
「どうした?」
「こ、声が、それに何かチカチカするものが見えて」
「よかった」
そのサリの言葉に、メルリルが嬉しそうに言った。
「巫女として開眼したのね。メイスを見ることが出来さえすれば、あとは相手に引っ張られないように上手にコントロールする方法を学ぶだけ。今は少し危険だからおまじないをかけるね」
「えっ、えっ?」
サリが混乱している間に、メルリルは彼女の手首を握って小さく呟きながら二本の指でその手首をぐるりと一周なぞった。
するとその手首に赤い草の蔓のような形のあざが浮かび上がる。
「ええっ!」
サリは混乱がますますひどくなったようだ。
「これで一応メイスの誘いは退けることが出来るから、明日からメッセリとしての訓練を始めるね。さ、今日は一杯食べて体に力をつけよ?」
「え? はい」
わからないままサリはメルリルの勢いに押される形で、料理を取りに行った。
これから大変だろうけど頑張れ。
まだ十歳か。
そう言えば俺が師匠を追って村を飛び出したのと同じ年頃だな。
後はメルリルに任せるしかない。
応援はしているぞ。
「大丈夫ですかね?」
「巫女のことは俺にはあまりわからないので」
なんとも言えない顔を見合わせていると、見事な舞いを披露した少女ミヤが、押し寄せる男たちを放置してこちらにやって来た。
「サリは?」
「精霊が見えたとかでメルリルに連れて行かれた」
「そっか。……私はさっぱりだなぁ」
「年が若いほうがいいらしいからな」
そう言えばこの少女は俺たちを怖がっていたはずだと思って顔を見ると、少し照れたように笑って見せる。
「ありがとう」
「何が?」
「私、踊りが好きだったんだなって、気づいた」
それは不思議な表情だった。
子どものような、それでいて大人の女性のような、揺れ動く感情に翻弄される微笑み。
「あ、そこの勇者さま」
「は?」
いきなり呼ばれてスープをすすっていた勇者が面倒くさそうに顔を上げる。
それへミヤはどこかいたずらっぽい笑みを向けた。
「一緒に踊ろ?」
「は? なんで?……って、おい!」
勇者はスープを持っていた腕をがっつり掴まれると、抵抗虚しく引きずられて行く。
力強いな。
「若いっていいな」
「全くですね」
「ピャウ」
「グルゥ」
どうやらちゃっかり肉を分けてもらったらしく、大きな肉の切れ端を咥えたフォルテと若葉が俺の頭と肩にそれぞれ舞い降りて慰めるように鳴いた。
いや別に羨ましくないからな。
てかお前ら俺の頭と肩の上で飯を食うな! 汚れるだろうが!
久々の美味い飯のせいか、里人はタガが外れたかのように酒も入っていないのに陽気に盛り上がる。
そして、そんな熱気のなか少女は歌った。
それは森人の唄ではない。
亜人と呼ばれた奴隷たちが、辛さを耐えるなかで歌いあった詩だ。
「風の音 日の光 闇に月
この身に流るる血は赤く 地面を濡らす
足を折られ 手を切られ 走ることも 掴むことも禁じられたとて
我らは還る あの大地へ とこしえのふるさとへ」
森人の少女、サリの歌声は厚みがあり深い。
メルリルの透き通った風のような声と違い、重みがあり、体の奥を震わせる声だった。
本来は辛い詩なのだろうけど、少女はあえて明るく歌い上げる。
そしてその歌に合わせて、もう一人の森人の少女ミヤが舞う。
くるりくるりと回り、ふわりと飛んで掲げる手が天からはらはらと舞い落ちる。
俺は若い頃から何度と無く酒場で踊っている踊り子の舞いを見て来たが、舞いというものはどこか官能的なものだ。
言葉ではなく語りかけるその巧みな動きには、本能に訴えかけるものがある。
しかし、この少女の舞いには、深いところに喜びがあるのが感じられた。
前向きで強い魂のいざないを感じる。
二人の少女の歌と踊りは、里人の心を大きく揺さぶったようだった。
男も女も子どもも老人も、我も我もと立ち上がってそれぞれ思い思いに歌い、舞い始める。
歌も踊りもたしなまない何人かはそれに倣わず、手元の器と匙をぶつけて、即興の楽器として歌に拍子をつける。
「……集まってる」
メルリルが一つうなずいた。
精霊のことだろう。
「二人共資質があるってことか?」
「それはまだわからないけど、精霊は集まっている」
盛り上がりが最高潮に達しようとするとき、おもむろにメルリルが笛を取り出した。
高く細い響きが人々の歌に重なり、てんでに違う拍子を取っていた歌や踊りが、リズムという秩序の下にまとまり始める。
「師匠。俺は見えないが、それでもわかるぞ。大きな力が動いている」
勇者がうねるように響く歌と、人々の踏み鳴らす地面の揺れのなか、どこか畏怖するような顔でそう言った。
精霊と魔力は似て異なるものなので、俺は精霊を見たことはない。
だが、今は人々の周囲を取り囲む光の帯のようなものを認識していた。
里長の家の屋根から飛んだフォルテと若葉がその光と戯れるように滑空する。
「フォルテ、若葉、邪魔をしちゃ駄目だぞ」
思わずそう言ったが、聞いているのやら。
やがて笛を下ろしたメルリルが透き通る声で歌いだした。
森人の使う言葉のなかでも難解な古語を使った唄だ。
不思議なことに全く違う歌が二方向から聴こえているのに、その二つは互いを邪魔せずに重なり合うように響く。
光る帯は段々と薄くなり、夜の闇のなかへと融けて行った。
双方の歌は同時に終わり、一瞬の静寂の後にいろいろなものを叩き、歓声を上げる里人たちの姿があった。
「さて、すばらしい歌と踊りの後に、これまた素晴らしい贈りものを紹介しよう。勇者さま方が本日獲って来てくださった牙猪だ!」
バラバラにせずに皮を丁寧に剥いで血抜きをして内臓を取り去った丸々一頭の牙猪が一本の棒に貫かれて登場すると、里人からどよめく声が上がり、それが歓声に変わる。
広場の中心に設置された大きな焚き火の上で牙猪は丸焼きにされ始めた。
実は勇者と聖騎士の二人で宴用に獲物を狩って来るようにと頼んでおいたのだ。
夜までに間に合うかな? と、思っていたが、二人は夕方になる前に牙猪を狩って戻って来た。
さすがにこれには驚いたものである。
「師匠が狩りのコツを教えてくれたからな」
「観察と誘導ですね」
いや、俺でもこんな短時間で狩りは無理だぞ。
とんでもないなお前ら。
さて、全員の意識が肉に向いているうちにもう一つの用件を進めよう。
「メルリル、どうだった?」
「成功した」
「おお」
メルリルはこの宴を利用して里に結界を張ったのだ。
とりあえずはこれで約一年は里の安全性が高まった。
「本当に、メッセリの結界を張ったというのか?」
里長が信じられないような顔で周囲を見た。
ぱっと見ただけじゃわからないもんな。そりゃあ不安だろ。
「あ、あの!」
さっき詩を歌っていたサリが俺たちのほうへと駆け寄って来た。
何かひどく不安そうだ。
「どうした?」
「こ、声が、それに何かチカチカするものが見えて」
「よかった」
そのサリの言葉に、メルリルが嬉しそうに言った。
「巫女として開眼したのね。メイスを見ることが出来さえすれば、あとは相手に引っ張られないように上手にコントロールする方法を学ぶだけ。今は少し危険だからおまじないをかけるね」
「えっ、えっ?」
サリが混乱している間に、メルリルは彼女の手首を握って小さく呟きながら二本の指でその手首をぐるりと一周なぞった。
するとその手首に赤い草の蔓のような形のあざが浮かび上がる。
「ええっ!」
サリは混乱がますますひどくなったようだ。
「これで一応メイスの誘いは退けることが出来るから、明日からメッセリとしての訓練を始めるね。さ、今日は一杯食べて体に力をつけよ?」
「え? はい」
わからないままサリはメルリルの勢いに押される形で、料理を取りに行った。
これから大変だろうけど頑張れ。
まだ十歳か。
そう言えば俺が師匠を追って村を飛び出したのと同じ年頃だな。
後はメルリルに任せるしかない。
応援はしているぞ。
「大丈夫ですかね?」
「巫女のことは俺にはあまりわからないので」
なんとも言えない顔を見合わせていると、見事な舞いを披露した少女ミヤが、押し寄せる男たちを放置してこちらにやって来た。
「サリは?」
「精霊が見えたとかでメルリルに連れて行かれた」
「そっか。……私はさっぱりだなぁ」
「年が若いほうがいいらしいからな」
そう言えばこの少女は俺たちを怖がっていたはずだと思って顔を見ると、少し照れたように笑って見せる。
「ありがとう」
「何が?」
「私、踊りが好きだったんだなって、気づいた」
それは不思議な表情だった。
子どものような、それでいて大人の女性のような、揺れ動く感情に翻弄される微笑み。
「あ、そこの勇者さま」
「は?」
いきなり呼ばれてスープをすすっていた勇者が面倒くさそうに顔を上げる。
それへミヤはどこかいたずらっぽい笑みを向けた。
「一緒に踊ろ?」
「は? なんで?……って、おい!」
勇者はスープを持っていた腕をがっつり掴まれると、抵抗虚しく引きずられて行く。
力強いな。
「若いっていいな」
「全くですね」
「ピャウ」
「グルゥ」
どうやらちゃっかり肉を分けてもらったらしく、大きな肉の切れ端を咥えたフォルテと若葉が俺の頭と肩にそれぞれ舞い降りて慰めるように鳴いた。
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