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第四章 世界の片隅で生きる者たち
310 禁忌魔法
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「これでよし、と」
俺は機械の残骸と、黒焦げになって気絶している東方の貴族をまとめて縛り上げた。
勇者の神罰魔法は人間を殺さずにその罪の程度でダメージを受けるというやたら便利な魔法なので、対人には使いやすいらしい。
まぁ勇者の攻撃力だと普通に戦うと相手を殺しかねないもんな。
「そうだ」
このまま放置して行くのも問題がありそうなので、俺は荷物から紙束を取り出すと、インク内蔵のペンで衛兵隊長のオウガ宛に、ことの顛末を書いた手紙をしたためた。
それと残骸のなかの板状のものを引っ張り出して東方貴族たちにくくりつけ、筆を使って『誘拐犯』と書き、衛兵の隊旗の模様を描く。もし文字が読めない人間が通りかかっても、きっと衛兵隊に連絡してくれるだろう。
手紙は帝都に向かう出稼ぎ勢の誰かに駄賃を渡して届けてもらうことにした。
「ミュリア、こいつらが起きないようにすることは出来るか?」
「どのぐらいの間ですか?」
お、出来るのか。
「そうだな。できれば一日。半日でもいいぞ」
俺の言葉に聖女はにっこりと笑った。
「おまかせください!」
おう、何かすごく嬉しそうだな。
こいつらが自分の下女にするとか言ってたときに真っ赤になっていたからその反動かもしれない。
「ついでに真実の口の魔法をかけておきますね」
ん? 積極的だな。
真実の口ってなんか聞き覚えが有るぞ?
「ミュリア、それは前に師匠に怒られた禁忌魔法じゃないか?」
「ええ、でも今回は問題ないですよね?」
勇者がさらっと何か怖いことを言ったぞ。
「待った。禁忌魔法ってなんだ?」
「通常の使用を禁じられている魔法です。世界や国や人の運命を捻じ曲げてしまうので禁忌とされているのです」
聖女がニコニコしながら答える。
んん? 運命を捻じ曲げる?
「ちなみにその真実の口というのに聞き覚えがあるんだが、前に使わなかったか?」
「はい。以前勇者さまの指示で使ったことがあります」
あ、思い出したぞ! 魔法がかかった後は、本当のことしか言えなくなるとか言う魔法か! 確か大森林に出来た湖の迷宮のときだったか。
恐ろしい魔法だよな。
単純に考えただけでも、嫌いな奴に嫌いと言ってしまったり、好きな奴に好きと言ってしまったりする訳だろ?
普通にまずいだろ、それ。
なるほど運命を捻じ曲げる魔法か。確かに運命も変わってしまうだろうな。
ていうか、勇者、お前あのとき禁忌とか呼ばれている危険な魔法をさらっと使ったのかよ。
「ええっと、禁忌というからには使ったら罰則とかあるんじゃないのか?」
「特に罰則はないのですけど、禁忌の段階によって頻度が決められています。軽い禁忌魔法は年に一回だけ、少し重い禁忌魔法は十年に一回だけ、そして世界を変えるような禁忌は生涯に一度しか使うことが出来ません」
罰則はなくて使う頻度が決められているのか。
というか、世界を変える魔法が生涯一度とはいえ使えるのかよ!
「……その、世界を変える禁忌魔法というのは?」
俺はつい、怖いもの知りたさで聞いてみた。
すると、聖女は困ったようにもじもじし始める。
「すみません。たとえお師匠さまであっても、それはお教えすることが出来ないのです」
「そうか。聞いて悪かった。それと俺はミュリアのお師匠じゃないからその呼び方はやめて欲しい」
「えっ!」
俺の返事に聖女がびっくりしたような声を上げた。
「そ、そんな、わたくし、何かお気に触るようなことをいたしましたか?」
「いやいや、なんでそうなる。俺はただ、アルフの師匠になることは納得したが、それだけの話だぞ? ミュリアの師匠じゃないんだからそういう呼び方はおかしいだろ?」
「そんな、……わたくしではお師匠さまとお呼びする資格がないとおっしゃるのですね」
なぜか聖女が俺を見る目が潤んでいる。
今にも泣きそうだ。
なんでそうなる? 俺はおかしなこと何も言ってないよな。
「ダスター師匠、ミュリアをいじめるな」
モンクが詰め寄って来る。
そもそもお前も師匠呼びするのおかしいんだからな。
「いじめてないだろ。そろそろはっきりしておくべきだと思ってたんだ。テスタ、お前もだ。お前もミュリアも、俺の弟子でもなんでもないんだから師匠呼びはおかしいと思わないのか?」
「え? いいじゃん。ただの呼び方でしょ。そんなことでいちいち目くじら立てるほうがおかしいよ」
俺の当然の主張に、あろうことかモンクは平然と反論した。
あまつさえ俺のほうがおかしいと言いやがった。
「俺がおかしいのかよ?」
「だって、ダスター師匠がこのパーティでは一番大人じゃない。大人は子どものワガママをある程度飲み込むもんだよ。それが度量というもんじゃないの?」
「待て待て、俺が子ども扱いすると嫌がる癖に、そういう言い方はないだろ。そもそもお前らもう全員独り立ちしているし、大人だろうが」
「へぇ、そんなこと言うんだ? ダスター師匠はさ、ずっと私らを子ども扱いしているでしょ? そういうのってわかるよ。何かあれば庇おう、守ってくれようとしてるもん。でもさ、師匠の言う通り、私らもう大人なんだよ。つまりダスター師匠と対等な関係な訳。まずはそこを直してくれないと、私らも子どもっぽいワガママを通してもらうしかないじゃない」
「む」
これは痛いところを突かれたなと思った。
実際、俺はこいつらを放っておけない新人冒険者のような気持ちで見守っていた。
子ども扱いしていたと言われれば確かにそうかもしれない。
「……そうだな。これまで一緒にやって来て、いつまでも子ども扱いしているのは俺が間違っていた。そういうつもりじゃなかったが、そういう態度を取っていたという自覚はある。わかった。今後は俺はお前たちを対等の仲間として扱う。だから……」
「ほら、ミュリア、これからは遠慮することはないって。ミュリアが呼びたいように呼べばいいよ」
俺の言葉を途中で遮って、モンクが聖女ににっこりと笑ってそう言った。
ん? 何かおかしくないか?
「ほ、本当ですか? これからは遠慮せずにお師匠さまとお呼びしても?」
「いやいや、対等、対等だからな。お前たちの師匠じゃないんだからただのダスターでいい」
「で、でもわたくし、大聖堂で学んだ際に、尊敬できる相手にはその気持を込めた呼び方をするようにと教わりました。言葉には魂がこもるもの。だから思いを乗せる言葉を選ぶようにと。わたくしにとって、たとえ弟子としてくだださらなくても、お師匠さまはお師匠さまなのです。わたくしのお願いを叶えてくださったお方ですから」
「お、おう……そうか」
くっ、これは断りにくい。
対等ということは相手を見下さずにその気持ちを尊重することでもある。
ここで一方的にはねのけるのは、俺が聖女を子ども扱いしているということを意味すると言われても仕方ないだろう。
「わかった。だが、出来るだけ他人の前ではよしてくれ」
「はい!」
「よかったね、ミュリア」
モンクがしてやったりという顔で聖女に笑いかける。
「お前は駄目だぞ、テスタ」
「え~」
「え~、じゃない。便乗しようとしても駄目だからな」
「わかったよ、ダスター師匠。いや、ダスター。よろしくね」
モンクだけでも師匠呼びを止めさせることが出来たのでよしとするか。
何かごまかされたような気がしないでもないんだがな。
「俺も、師匠と対等ということだな」
やたら嬉しそうに勇者が言って来た。
「対等なら師匠じゃないだろ」
「え? 師匠は師匠だろ?」
ああ、わかってたよ。お前はそういう奴だよな。
俺たちの様子を窺っていた聖騎士とメルリルがなぜか微笑ましそうにうなずいているのが地味に辛い。
「そう言えば、例の魔法はどうしたんだ?」
俺はもともとの話題を思い出して聖女に尋ねた。
「はい。かけておきました。あの方たちの今後にはきっと必要だと感じたので」
いつの間にか人の運命を捻じ曲げる禁忌魔法が使われてしまったらしい。
まぁあの貴族連中は自業自得だし、今後の人生がどう捻じ曲がろうと何の痛痒も感じない。
これを機に、一気に東方関係の膿が出てくれることを期待しよう。
しばらく進んだところで帝都への出稼ぎへ行くという人と出会ったので、お駄賃を渡して手紙を衛兵詰所に届けることと、この先に誘拐犯が縛られていて、それは勇者の天罰によるものだと説明した。
「おお、勇者さま、ありがたや!」
その農民は勇者をひとしきり拝んだあと、必ず手紙を届けると約束してくれたのだった。
俺は機械の残骸と、黒焦げになって気絶している東方の貴族をまとめて縛り上げた。
勇者の神罰魔法は人間を殺さずにその罪の程度でダメージを受けるというやたら便利な魔法なので、対人には使いやすいらしい。
まぁ勇者の攻撃力だと普通に戦うと相手を殺しかねないもんな。
「そうだ」
このまま放置して行くのも問題がありそうなので、俺は荷物から紙束を取り出すと、インク内蔵のペンで衛兵隊長のオウガ宛に、ことの顛末を書いた手紙をしたためた。
それと残骸のなかの板状のものを引っ張り出して東方貴族たちにくくりつけ、筆を使って『誘拐犯』と書き、衛兵の隊旗の模様を描く。もし文字が読めない人間が通りかかっても、きっと衛兵隊に連絡してくれるだろう。
手紙は帝都に向かう出稼ぎ勢の誰かに駄賃を渡して届けてもらうことにした。
「ミュリア、こいつらが起きないようにすることは出来るか?」
「どのぐらいの間ですか?」
お、出来るのか。
「そうだな。できれば一日。半日でもいいぞ」
俺の言葉に聖女はにっこりと笑った。
「おまかせください!」
おう、何かすごく嬉しそうだな。
こいつらが自分の下女にするとか言ってたときに真っ赤になっていたからその反動かもしれない。
「ついでに真実の口の魔法をかけておきますね」
ん? 積極的だな。
真実の口ってなんか聞き覚えが有るぞ?
「ミュリア、それは前に師匠に怒られた禁忌魔法じゃないか?」
「ええ、でも今回は問題ないですよね?」
勇者がさらっと何か怖いことを言ったぞ。
「待った。禁忌魔法ってなんだ?」
「通常の使用を禁じられている魔法です。世界や国や人の運命を捻じ曲げてしまうので禁忌とされているのです」
聖女がニコニコしながら答える。
んん? 運命を捻じ曲げる?
「ちなみにその真実の口というのに聞き覚えがあるんだが、前に使わなかったか?」
「はい。以前勇者さまの指示で使ったことがあります」
あ、思い出したぞ! 魔法がかかった後は、本当のことしか言えなくなるとか言う魔法か! 確か大森林に出来た湖の迷宮のときだったか。
恐ろしい魔法だよな。
単純に考えただけでも、嫌いな奴に嫌いと言ってしまったり、好きな奴に好きと言ってしまったりする訳だろ?
普通にまずいだろ、それ。
なるほど運命を捻じ曲げる魔法か。確かに運命も変わってしまうだろうな。
ていうか、勇者、お前あのとき禁忌とか呼ばれている危険な魔法をさらっと使ったのかよ。
「ええっと、禁忌というからには使ったら罰則とかあるんじゃないのか?」
「特に罰則はないのですけど、禁忌の段階によって頻度が決められています。軽い禁忌魔法は年に一回だけ、少し重い禁忌魔法は十年に一回だけ、そして世界を変えるような禁忌は生涯に一度しか使うことが出来ません」
罰則はなくて使う頻度が決められているのか。
というか、世界を変える魔法が生涯一度とはいえ使えるのかよ!
「……その、世界を変える禁忌魔法というのは?」
俺はつい、怖いもの知りたさで聞いてみた。
すると、聖女は困ったようにもじもじし始める。
「すみません。たとえお師匠さまであっても、それはお教えすることが出来ないのです」
「そうか。聞いて悪かった。それと俺はミュリアのお師匠じゃないからその呼び方はやめて欲しい」
「えっ!」
俺の返事に聖女がびっくりしたような声を上げた。
「そ、そんな、わたくし、何かお気に触るようなことをいたしましたか?」
「いやいや、なんでそうなる。俺はただ、アルフの師匠になることは納得したが、それだけの話だぞ? ミュリアの師匠じゃないんだからそういう呼び方はおかしいだろ?」
「そんな、……わたくしではお師匠さまとお呼びする資格がないとおっしゃるのですね」
なぜか聖女が俺を見る目が潤んでいる。
今にも泣きそうだ。
なんでそうなる? 俺はおかしなこと何も言ってないよな。
「ダスター師匠、ミュリアをいじめるな」
モンクが詰め寄って来る。
そもそもお前も師匠呼びするのおかしいんだからな。
「いじめてないだろ。そろそろはっきりしておくべきだと思ってたんだ。テスタ、お前もだ。お前もミュリアも、俺の弟子でもなんでもないんだから師匠呼びはおかしいと思わないのか?」
「え? いいじゃん。ただの呼び方でしょ。そんなことでいちいち目くじら立てるほうがおかしいよ」
俺の当然の主張に、あろうことかモンクは平然と反論した。
あまつさえ俺のほうがおかしいと言いやがった。
「俺がおかしいのかよ?」
「だって、ダスター師匠がこのパーティでは一番大人じゃない。大人は子どものワガママをある程度飲み込むもんだよ。それが度量というもんじゃないの?」
「待て待て、俺が子ども扱いすると嫌がる癖に、そういう言い方はないだろ。そもそもお前らもう全員独り立ちしているし、大人だろうが」
「へぇ、そんなこと言うんだ? ダスター師匠はさ、ずっと私らを子ども扱いしているでしょ? そういうのってわかるよ。何かあれば庇おう、守ってくれようとしてるもん。でもさ、師匠の言う通り、私らもう大人なんだよ。つまりダスター師匠と対等な関係な訳。まずはそこを直してくれないと、私らも子どもっぽいワガママを通してもらうしかないじゃない」
「む」
これは痛いところを突かれたなと思った。
実際、俺はこいつらを放っておけない新人冒険者のような気持ちで見守っていた。
子ども扱いしていたと言われれば確かにそうかもしれない。
「……そうだな。これまで一緒にやって来て、いつまでも子ども扱いしているのは俺が間違っていた。そういうつもりじゃなかったが、そういう態度を取っていたという自覚はある。わかった。今後は俺はお前たちを対等の仲間として扱う。だから……」
「ほら、ミュリア、これからは遠慮することはないって。ミュリアが呼びたいように呼べばいいよ」
俺の言葉を途中で遮って、モンクが聖女ににっこりと笑ってそう言った。
ん? 何かおかしくないか?
「ほ、本当ですか? これからは遠慮せずにお師匠さまとお呼びしても?」
「いやいや、対等、対等だからな。お前たちの師匠じゃないんだからただのダスターでいい」
「で、でもわたくし、大聖堂で学んだ際に、尊敬できる相手にはその気持を込めた呼び方をするようにと教わりました。言葉には魂がこもるもの。だから思いを乗せる言葉を選ぶようにと。わたくしにとって、たとえ弟子としてくだださらなくても、お師匠さまはお師匠さまなのです。わたくしのお願いを叶えてくださったお方ですから」
「お、おう……そうか」
くっ、これは断りにくい。
対等ということは相手を見下さずにその気持ちを尊重することでもある。
ここで一方的にはねのけるのは、俺が聖女を子ども扱いしているということを意味すると言われても仕方ないだろう。
「わかった。だが、出来るだけ他人の前ではよしてくれ」
「はい!」
「よかったね、ミュリア」
モンクがしてやったりという顔で聖女に笑いかける。
「お前は駄目だぞ、テスタ」
「え~」
「え~、じゃない。便乗しようとしても駄目だからな」
「わかったよ、ダスター師匠。いや、ダスター。よろしくね」
モンクだけでも師匠呼びを止めさせることが出来たのでよしとするか。
何かごまかされたような気がしないでもないんだがな。
「俺も、師匠と対等ということだな」
やたら嬉しそうに勇者が言って来た。
「対等なら師匠じゃないだろ」
「え? 師匠は師匠だろ?」
ああ、わかってたよ。お前はそういう奴だよな。
俺たちの様子を窺っていた聖騎士とメルリルがなぜか微笑ましそうにうなずいているのが地味に辛い。
「そう言えば、例の魔法はどうしたんだ?」
俺はもともとの話題を思い出して聖女に尋ねた。
「はい。かけておきました。あの方たちの今後にはきっと必要だと感じたので」
いつの間にか人の運命を捻じ曲げる禁忌魔法が使われてしまったらしい。
まぁあの貴族連中は自業自得だし、今後の人生がどう捻じ曲がろうと何の痛痒も感じない。
これを機に、一気に東方関係の膿が出てくれることを期待しよう。
しばらく進んだところで帝都への出稼ぎへ行くという人と出会ったので、お駄賃を渡して手紙を衛兵詰所に届けることと、この先に誘拐犯が縛られていて、それは勇者の天罰によるものだと説明した。
「おお、勇者さま、ありがたや!」
その農民は勇者をひとしきり拝んだあと、必ず手紙を届けると約束してくれたのだった。
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