私は側妃なんかにはなりません!どうか王女様とお幸せに

公爵令嬢のキャリーヌは、婚約者で王太子のジェイデンから、婚約を解消して欲しいと告げられた。聞けば視察で来ていたディステル王国の王女、ラミアを好きになり、彼女と結婚したいとの事。

ラミアは非常に美しく、お色気むんむんの女性。ジェイデンが彼女の美しさの虜になっている事を薄々気が付いていたキャリーヌは、素直に婚約解消に応じた。

しかし、ジェイデンの要求はそれだけでは終わらなかったのだ。なんとキャリーヌに、自分の側妃になれと言い出したのだ。そもそも側妃は非常に問題のある制度だったことから、随分昔に廃止されていた。

もちろん、キャリーヌは側妃を拒否したのだが…

そんなキャリーヌをジェイデンは権力を使い、地下牢に閉じ込めてしまう。薄暗い地下牢で、食べ物すら与えられないキャリーヌ。

“側妃になるくらいなら、この場で息絶えた方がマシだ”

死を覚悟したキャリーヌだったが、なぜか地下牢から出され、そのまま家族が見守る中馬車に乗せられた。

向かった先は、実の姉の嫁ぎ先、大国カリアン王国だった。

深い傷を負ったキャリーヌを、カリアン王国で待っていたのは…


※恋愛要素よりも、友情要素が強く出てしまった作品です。
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