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第16話:カルロス様節が炸裂です
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「ルミタン、やっと2人っきりになれたね」
ニヤリと笑うと、すかさず私の隣に座ったカルロス様。
「カルロス様、急に表情を変えるのはお止めください。それにさっきお兄様の前では、ルミナスと呼んできたのに、どうしてまた“ルミタン”に戻るのですか?どうかルミナスとお呼びください」
スッと彼から距離を取ると、すかさず叫ぶ。
「どうしてだい?俺は他の皆と同じ呼び方をするのが嫌なんだよ。だから2人きりの時は、“ルミタン”と呼ぶね。そうだ、俺の事も!カルタン“と呼んでくれ」
「そんな風に呼べるわけがないでしょう。とにかく普通に行きましょう。普通に」
何が“カルタン”よ。“ルミタン”に“カルタン”だなんて、完全なおバカカップルじゃない。本当にこの人、普段のギャップと違いすぎて全然慣れないわ。
「ほら、ルミタン、そんな端っこにいないで、こっちにおいでよ」
グイっとカルロス様に抱き寄せられる。近い、近いわ…
「緊張しているのかい?可愛いね」
そう言って頬ずりをし始めたカルロス様。ちょっと、何をしてくれるのよ。すかさず離れようとするが、力が強すぎてびくともしない。
「ぬいぐるみのルミタンも柔らかいが、本物のルミタンの頬は格別だね。あぁ…ずっとこうしていたい…」
「カルロス様、何を訳の分からない事をおっしゃっているのですか?ほら、学院に着きましたよ。とにかく離れて下さい」
「ああ…もう着いてしまったのだね。そうそう、これを君に」
カルロス様から通信機を渡された。さらに、胸には可愛らしいブローチが付けられる。
「君にもしもの事があったらいけないから、いつでも連絡を取り合える様にしておこうと思ってね。この通信機を渡しておくよ。中には俺とルミタンの婚約を快く思っていないやつもいるだろうから、くれぐれも気を付けるんだよ。もちろん、俺が教室まで送っていくけれど…」
どうやら私の事を心配してくれている様だ。
「ありがとうございます。でも私は元騎士団長の娘です。ちょっとやそっとくらいの嫉妬、問題ありませんわ」
「いいや、令嬢たちのパワーは恐ろしいからね。とにかく、これを持ってきて欲しい。さあ、行こうか」
カルロス様が私の手を握ると、そのまま馬車を降りた。すると一斉に皆がこちらを見つめている。さらに
“本当にカルロス様とルミナス様はご婚約されたのですわね。でも、どうやってルミナス様はカルロス様に取り入ったのかしら?”
“本当ですわね。ルミナス様のお父様は名誉騎士団長と言われていた方でしたので、きっとうまく取り入ったのですわ”
“お可哀そうに、好きでもない女と婚約をさせられるだなんて…まさかルミナス様がそんな女だなんて思いませんでしたわ。私は令息には興味がありません!みたいな顔をして、裏ではちゃっかりとカルロス様を手に入れていただなんて…”
“本当ですわね。怖いですわ”
小声ではあるが、私の悪口も令嬢たちから聞こえている。
「俺の可愛いルミタン!さあ、教室まで行こうか。それにしても女の嫉妬とは恐ろしい。あの様な妄想まで吐いて、ルミタンを傷つけようとするだなんて。本当に…目障りだから消えてくれないか…」
令嬢たちをそれはそれは恐ろしい顔で睨むカルロス様。その迫力は、さすが次期騎士団長と言われるだけの事はある。令嬢たちも
「し…失礼いたしました」
そう言って去って行った。
「さあ、もう君を虐める意地悪性悪女たちはいなくなったよ。あぁ、やっぱり俺のルミタンは可愛いな。8年もの初恋がついに実ったんだ。これからはずっと一緒だよ…」
そう言うと、カルロス様が私のおでこに口づけをしたのだ。ちょっと、なんて事をしてくれるのよ。さすがに恥ずかしいじゃない。
“カルロス様、人前でお止めください。それから、人前では”ルミタン“と呼ばないのではなかったのですか?”
そっと彼の耳元で呟く。
「ああ…俺の可愛いルミタンの吐息が…さあ、ルミタン、早く教室に向かおう」
「ちょっと、カルロス様!」
私の話を全く聞いていないようだ。それにしても皆、あまりのカルロス様の変貌ぶりに、口を開けて固まっている。
“ルミタン、見てみなよ。皆口を開けて固まっているよ”
私の耳元でそう呟きながら、笑っているカルロス様。この人、この状況を楽しんでいるのかしら?そう思いつつ、教室へと向かった。
「それじゃあルミタン、俺は教室に向かうけれど、くれぐれも意地悪な令嬢たちには気を付けるんだよ。君たち、ルミタンのお友達だよね。ルミタンの事、よろしく頼むよ」
近くで目を丸くしていた友人たちに声を掛け、にんまりと笑いながら教室から出ていくカルロス様。
あまりの変わりように、友人たちも口を開けて固まっていた。
ニヤリと笑うと、すかさず私の隣に座ったカルロス様。
「カルロス様、急に表情を変えるのはお止めください。それにさっきお兄様の前では、ルミナスと呼んできたのに、どうしてまた“ルミタン”に戻るのですか?どうかルミナスとお呼びください」
スッと彼から距離を取ると、すかさず叫ぶ。
「どうしてだい?俺は他の皆と同じ呼び方をするのが嫌なんだよ。だから2人きりの時は、“ルミタン”と呼ぶね。そうだ、俺の事も!カルタン“と呼んでくれ」
「そんな風に呼べるわけがないでしょう。とにかく普通に行きましょう。普通に」
何が“カルタン”よ。“ルミタン”に“カルタン”だなんて、完全なおバカカップルじゃない。本当にこの人、普段のギャップと違いすぎて全然慣れないわ。
「ほら、ルミタン、そんな端っこにいないで、こっちにおいでよ」
グイっとカルロス様に抱き寄せられる。近い、近いわ…
「緊張しているのかい?可愛いね」
そう言って頬ずりをし始めたカルロス様。ちょっと、何をしてくれるのよ。すかさず離れようとするが、力が強すぎてびくともしない。
「ぬいぐるみのルミタンも柔らかいが、本物のルミタンの頬は格別だね。あぁ…ずっとこうしていたい…」
「カルロス様、何を訳の分からない事をおっしゃっているのですか?ほら、学院に着きましたよ。とにかく離れて下さい」
「ああ…もう着いてしまったのだね。そうそう、これを君に」
カルロス様から通信機を渡された。さらに、胸には可愛らしいブローチが付けられる。
「君にもしもの事があったらいけないから、いつでも連絡を取り合える様にしておこうと思ってね。この通信機を渡しておくよ。中には俺とルミタンの婚約を快く思っていないやつもいるだろうから、くれぐれも気を付けるんだよ。もちろん、俺が教室まで送っていくけれど…」
どうやら私の事を心配してくれている様だ。
「ありがとうございます。でも私は元騎士団長の娘です。ちょっとやそっとくらいの嫉妬、問題ありませんわ」
「いいや、令嬢たちのパワーは恐ろしいからね。とにかく、これを持ってきて欲しい。さあ、行こうか」
カルロス様が私の手を握ると、そのまま馬車を降りた。すると一斉に皆がこちらを見つめている。さらに
“本当にカルロス様とルミナス様はご婚約されたのですわね。でも、どうやってルミナス様はカルロス様に取り入ったのかしら?”
“本当ですわね。ルミナス様のお父様は名誉騎士団長と言われていた方でしたので、きっとうまく取り入ったのですわ”
“お可哀そうに、好きでもない女と婚約をさせられるだなんて…まさかルミナス様がそんな女だなんて思いませんでしたわ。私は令息には興味がありません!みたいな顔をして、裏ではちゃっかりとカルロス様を手に入れていただなんて…”
“本当ですわね。怖いですわ”
小声ではあるが、私の悪口も令嬢たちから聞こえている。
「俺の可愛いルミタン!さあ、教室まで行こうか。それにしても女の嫉妬とは恐ろしい。あの様な妄想まで吐いて、ルミタンを傷つけようとするだなんて。本当に…目障りだから消えてくれないか…」
令嬢たちをそれはそれは恐ろしい顔で睨むカルロス様。その迫力は、さすが次期騎士団長と言われるだけの事はある。令嬢たちも
「し…失礼いたしました」
そう言って去って行った。
「さあ、もう君を虐める意地悪性悪女たちはいなくなったよ。あぁ、やっぱり俺のルミタンは可愛いな。8年もの初恋がついに実ったんだ。これからはずっと一緒だよ…」
そう言うと、カルロス様が私のおでこに口づけをしたのだ。ちょっと、なんて事をしてくれるのよ。さすがに恥ずかしいじゃない。
“カルロス様、人前でお止めください。それから、人前では”ルミタン“と呼ばないのではなかったのですか?”
そっと彼の耳元で呟く。
「ああ…俺の可愛いルミタンの吐息が…さあ、ルミタン、早く教室に向かおう」
「ちょっと、カルロス様!」
私の話を全く聞いていないようだ。それにしても皆、あまりのカルロス様の変貌ぶりに、口を開けて固まっている。
“ルミタン、見てみなよ。皆口を開けて固まっているよ”
私の耳元でそう呟きながら、笑っているカルロス様。この人、この状況を楽しんでいるのかしら?そう思いつつ、教室へと向かった。
「それじゃあルミタン、俺は教室に向かうけれど、くれぐれも意地悪な令嬢たちには気を付けるんだよ。君たち、ルミタンのお友達だよね。ルミタンの事、よろしく頼むよ」
近くで目を丸くしていた友人たちに声を掛け、にんまりと笑いながら教室から出ていくカルロス様。
あまりの変わりように、友人たちも口を開けて固まっていた。
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