9 / 36
第9話:2ヶ月ぶりに帰国したらオスカー様が待っていました
しおりを挟む
お祭りの翌日、ホテルで朝食を食べた後再び船へと乗り込む。このままどこにも寄らずに、そのまま帰国予定だ。この国から我が国までは、船で丸2日。予定通りの帰国となる。
「せっかくなら、もう少しこの国に滞在したかったけれど、こればっかりは仕方ないわね」
そう言ってため息を付くファビアナ。
「そうね。でも、今回の旅が最後という訳ではないでしょう?」
「もちろんよ、次の大型休みも、また2人で旅に出ましょう!やっぱりアメリアが居ると、旅もグンと楽しくなるものね」
既に次の旅の話で盛り上がる私達。今回の旅は、本当に有意義だった。世界は本当に広く、自分がいかに狭い世界で生きて来たのかを、嫌という程思い知らされた。それに世界は広い。まだまだ行った事のない国が沢山あるのよね。いつか、全ての国に行けたらいいな、なんてさすがに贅沢よね。
「どうしたの?アメリア。ニヤニヤしちゃって」
「別にニヤニヤなんてしていないわ!ただ、いつか全ての国に行けたらいいなって考えていただけ。でも、さすがに厳しいわよね」
「そうね、世界は広いから。でも、夢を持つ事は良い事よ」
そう言ってにっこり笑ったファビアナ。
その後2日間は、今まで行った国の話で盛り上がったり、娯楽施設で遊んだりして過ごした。
「アメリア、カルダス王国が見えて来たわよ」
デッキで海を眺めていると、急にファビアナが叫んだ。確かに、向こうの方にぼんやりと大陸が見える。
「ついに帰ってきてしまったのね…3日後には学院が始まると思うと、気が重いわ」
きっとオスカー様とミア様の婚約が決まっているだろう。お父様とは何度か通信で話をしたが、オスカー様については全くと言っていいほど触れてこない。という事は、きっと私に気を使っているに違いない。
「ねえ、ファビアナ。私、学院で婚約を解消された可哀そうな人って思われるのかしら?」
「何を言っているの?そんな事ないわよ。そもそもあなたはモテるんだから、学院に行ったら一気に令息に囲まれるわよ」
そう言って笑うファビアナ。
「もう、からかわないでよ!」
「あら、本当の事よ。今まではみんなオスカー様に遠慮してあなたに近づかなかったけれど、婚約を解消したのですもの。きっと今まで遠慮していた令息共が群がるわ」
もう、私の事をからかって。
「でも、気持ちは分かるわ。特にあなたは周りに流されやすいタイプだものね。だからって、周りに流されて、押しの強い令息と婚約を決めてはダメよ!」
「さすがの私でもそんな事はしないわ!なんだかファビアナと話をしたら、丈夫なような気がして来た。ありがとう、ファビアナ」
「どういたしまして。ほら、もうすぐ港に着くわ」
ファビアナの言葉通り、どうやら港に着いた様だ。港に着いたタイミングで、この船の責任者、ダーウィンさんが来てくれた。
「お嬢様、アメリア様、お疲れ様でした。無事港に着きましたよ」
「ダーウィンさん、2ヶ月間ありがとうございました。本当に有意義な旅が出来ましたわ」
「それは良かったです。またアメリア様と一緒に旅が出来る事を、楽しみにしていますね」
そう言って微笑んでくれたダーウィンさん。本当に良い人だ。
「お嬢様、荷物もまとめましたので、そろそろ船を降りましょう」
メイドに促されて、ファビアナと一緒に船を降りる。ちなみに帰りは、疲れているからとそれぞれ自分の家の馬車で帰る事になっている。
「2ヶ月間お世話になった船とお別れするのは、なんだか寂しいわね」
「そうね、でも、半年もすればまた旅に出る事が出来るのだから、それまでの我慢ね」
そうか、半年後にはまたファビアナと一緒に旅に出られるのね。そう思ったら、今から楽しみだわ。船から降りると、伯爵家の馬車へと向かう。その時だった。
「アメリア!あぁ、僕の可愛いアメリア!やっと会えたね。お帰り、もう二度と離さないよ!」
物凄い勢いで走って来たオスカー様に抱きしめられた。一瞬何が起こったのかわからない。ギューギュー抱きしめたと思ったら、次は頬ずりだ。あら?私達って婚約を解消したのではなかったのかしら?
頭の中が?だらけだ。隣でファビアナも目を真ん丸にして固まっている。
「あの…オスカー様。私達、婚約は解消したと父から聞いているのですが…」
「アメリア、その事なんだが、本当に君にはすまない事をしたと思っている。でも、僕が愛しているのは君だけなんだ!とにかく、今すぐもう一度婚約を結び直そう!もう二度と君を傷つけたりしないし、ずっと一緒に居るよ。そもそも、今回2ヶ月も離れ離れになって、本当に死ぬかと思ったよ。もう二度と、こんな思いはしたくないからね。もう僕は1秒だって君と離れたくない。そうだ、僕が継ぐ予定になっている叔父上の家で2人で暮らそう。既に君の部屋も準備してあるよ。そうしたら、ずっと一緒に居られるからね!」
物凄く早口で、さらに訳の分からない事を言うオスカー様。よく見たら、随分とやつれている。それに、顔色も良くない。もしかして、体調が優れないのかしら?どうしていいかわからず固まっていると、向こうの方からお父様がやって来た。
「オスカー、どうして君がここに居るんだ?アメリアから離れなさい!」
そう言って私をオスカー様から引き離すお父様。そんなお父様を睨むオスカー様。私が居ない間に、一体何がどうなっていたのかしら?
「アメリア、お帰り!ファビアナ嬢、君には本当に感謝しかないよ。娘を商船に乗せてくれてありがとう!見苦しい姿を見せてしまってすまないね。そうそう、向こうでミルソン伯爵が待っていたよ。行ってあげなさい」
「あ…はい。それでは、私はこれで。アメリア、また詳しい話は今度きかせて。それじゃあね」
「ありがとう、ファビアナ。また今度ね!」
手を振って去っていくファビアナに、私も手を振り返した。その瞬間、再びオスカー様の腕の中に閉じ込められた。
「オスカー様、私たちはもう婚約者同士ではありません。むやみやたらに令嬢に抱き着くものではありませんよ」
オスカー様に、はっきりと告げた。そもそも、オスカー様も私との婚約解消を喜んで承諾したのではないの?それなのに今更こんな事されても、混乱するだけだわ。
「アメリア、まだ怒っているのかい?本当に申し訳ない事をしたと思っている。とにかく、僕には君しかいないんだ!どうかもう一度婚約を結び直して欲しい!」
そう言って、私の手の甲に口付けを落とすオスカー様。さすが超イケメン。やつれていても絵になるわね。
「オスカー、アメリアは帰国したばかりで疲れているんだ。また明日、サマーグレンド侯爵も交えてもう一度話し合おう。それじゃあ、私たちはこれで」
お父様に手を引かれ、伯爵家の馬車へと向かう。
「待って!僕はもうアメリアと1秒だって離れたくはないんだ!1人で馬車に乗るなんて耐えられない!アメリアは僕が伯爵家まで送ります」
そう言って、お父様から私を奪い取ろうとするオスカー様。そこに、テオ様とお兄様がやって来た。
「オスカー、まさかと思って来てみれば、やっぱりここに居たのか!とにかく今日は一緒に帰るぞ。すまない、アメリア。こいつは連れて帰るから、今日はゆっくり休んでくれ」
「兄上、僕の邪魔をするのは止めてくれ!僕がこの2ヶ月、どんな思いで過ごしていたか知っているだろう!」
「それとこれとは話は別だ。とにかく、今日は帰るぞ!リーファス伯爵。また後日、話し合いの場を設けて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ああ、もちろんだ!明日にでも、アメリアを連れて侯爵家に伺おう」
「ありがとうございます!それではこれで」
「待って!もう二度とアメリアとは離れたくないんだ!離せ!」
さすが騎士団期待の星、簡単にテオ様を振り切ってしまった。テオ様の指示で護衛騎士3人も加わり、4人がかりでオスカー様を連れて行く。
正直、何が何だかさっぱりわからない。
自分の名前を叫びながら連れていかれるオスカーの姿を見て、不安を抱くアメリアであった。
「せっかくなら、もう少しこの国に滞在したかったけれど、こればっかりは仕方ないわね」
そう言ってため息を付くファビアナ。
「そうね。でも、今回の旅が最後という訳ではないでしょう?」
「もちろんよ、次の大型休みも、また2人で旅に出ましょう!やっぱりアメリアが居ると、旅もグンと楽しくなるものね」
既に次の旅の話で盛り上がる私達。今回の旅は、本当に有意義だった。世界は本当に広く、自分がいかに狭い世界で生きて来たのかを、嫌という程思い知らされた。それに世界は広い。まだまだ行った事のない国が沢山あるのよね。いつか、全ての国に行けたらいいな、なんてさすがに贅沢よね。
「どうしたの?アメリア。ニヤニヤしちゃって」
「別にニヤニヤなんてしていないわ!ただ、いつか全ての国に行けたらいいなって考えていただけ。でも、さすがに厳しいわよね」
「そうね、世界は広いから。でも、夢を持つ事は良い事よ」
そう言ってにっこり笑ったファビアナ。
その後2日間は、今まで行った国の話で盛り上がったり、娯楽施設で遊んだりして過ごした。
「アメリア、カルダス王国が見えて来たわよ」
デッキで海を眺めていると、急にファビアナが叫んだ。確かに、向こうの方にぼんやりと大陸が見える。
「ついに帰ってきてしまったのね…3日後には学院が始まると思うと、気が重いわ」
きっとオスカー様とミア様の婚約が決まっているだろう。お父様とは何度か通信で話をしたが、オスカー様については全くと言っていいほど触れてこない。という事は、きっと私に気を使っているに違いない。
「ねえ、ファビアナ。私、学院で婚約を解消された可哀そうな人って思われるのかしら?」
「何を言っているの?そんな事ないわよ。そもそもあなたはモテるんだから、学院に行ったら一気に令息に囲まれるわよ」
そう言って笑うファビアナ。
「もう、からかわないでよ!」
「あら、本当の事よ。今まではみんなオスカー様に遠慮してあなたに近づかなかったけれど、婚約を解消したのですもの。きっと今まで遠慮していた令息共が群がるわ」
もう、私の事をからかって。
「でも、気持ちは分かるわ。特にあなたは周りに流されやすいタイプだものね。だからって、周りに流されて、押しの強い令息と婚約を決めてはダメよ!」
「さすがの私でもそんな事はしないわ!なんだかファビアナと話をしたら、丈夫なような気がして来た。ありがとう、ファビアナ」
「どういたしまして。ほら、もうすぐ港に着くわ」
ファビアナの言葉通り、どうやら港に着いた様だ。港に着いたタイミングで、この船の責任者、ダーウィンさんが来てくれた。
「お嬢様、アメリア様、お疲れ様でした。無事港に着きましたよ」
「ダーウィンさん、2ヶ月間ありがとうございました。本当に有意義な旅が出来ましたわ」
「それは良かったです。またアメリア様と一緒に旅が出来る事を、楽しみにしていますね」
そう言って微笑んでくれたダーウィンさん。本当に良い人だ。
「お嬢様、荷物もまとめましたので、そろそろ船を降りましょう」
メイドに促されて、ファビアナと一緒に船を降りる。ちなみに帰りは、疲れているからとそれぞれ自分の家の馬車で帰る事になっている。
「2ヶ月間お世話になった船とお別れするのは、なんだか寂しいわね」
「そうね、でも、半年もすればまた旅に出る事が出来るのだから、それまでの我慢ね」
そうか、半年後にはまたファビアナと一緒に旅に出られるのね。そう思ったら、今から楽しみだわ。船から降りると、伯爵家の馬車へと向かう。その時だった。
「アメリア!あぁ、僕の可愛いアメリア!やっと会えたね。お帰り、もう二度と離さないよ!」
物凄い勢いで走って来たオスカー様に抱きしめられた。一瞬何が起こったのかわからない。ギューギュー抱きしめたと思ったら、次は頬ずりだ。あら?私達って婚約を解消したのではなかったのかしら?
頭の中が?だらけだ。隣でファビアナも目を真ん丸にして固まっている。
「あの…オスカー様。私達、婚約は解消したと父から聞いているのですが…」
「アメリア、その事なんだが、本当に君にはすまない事をしたと思っている。でも、僕が愛しているのは君だけなんだ!とにかく、今すぐもう一度婚約を結び直そう!もう二度と君を傷つけたりしないし、ずっと一緒に居るよ。そもそも、今回2ヶ月も離れ離れになって、本当に死ぬかと思ったよ。もう二度と、こんな思いはしたくないからね。もう僕は1秒だって君と離れたくない。そうだ、僕が継ぐ予定になっている叔父上の家で2人で暮らそう。既に君の部屋も準備してあるよ。そうしたら、ずっと一緒に居られるからね!」
物凄く早口で、さらに訳の分からない事を言うオスカー様。よく見たら、随分とやつれている。それに、顔色も良くない。もしかして、体調が優れないのかしら?どうしていいかわからず固まっていると、向こうの方からお父様がやって来た。
「オスカー、どうして君がここに居るんだ?アメリアから離れなさい!」
そう言って私をオスカー様から引き離すお父様。そんなお父様を睨むオスカー様。私が居ない間に、一体何がどうなっていたのかしら?
「アメリア、お帰り!ファビアナ嬢、君には本当に感謝しかないよ。娘を商船に乗せてくれてありがとう!見苦しい姿を見せてしまってすまないね。そうそう、向こうでミルソン伯爵が待っていたよ。行ってあげなさい」
「あ…はい。それでは、私はこれで。アメリア、また詳しい話は今度きかせて。それじゃあね」
「ありがとう、ファビアナ。また今度ね!」
手を振って去っていくファビアナに、私も手を振り返した。その瞬間、再びオスカー様の腕の中に閉じ込められた。
「オスカー様、私たちはもう婚約者同士ではありません。むやみやたらに令嬢に抱き着くものではありませんよ」
オスカー様に、はっきりと告げた。そもそも、オスカー様も私との婚約解消を喜んで承諾したのではないの?それなのに今更こんな事されても、混乱するだけだわ。
「アメリア、まだ怒っているのかい?本当に申し訳ない事をしたと思っている。とにかく、僕には君しかいないんだ!どうかもう一度婚約を結び直して欲しい!」
そう言って、私の手の甲に口付けを落とすオスカー様。さすが超イケメン。やつれていても絵になるわね。
「オスカー、アメリアは帰国したばかりで疲れているんだ。また明日、サマーグレンド侯爵も交えてもう一度話し合おう。それじゃあ、私たちはこれで」
お父様に手を引かれ、伯爵家の馬車へと向かう。
「待って!僕はもうアメリアと1秒だって離れたくはないんだ!1人で馬車に乗るなんて耐えられない!アメリアは僕が伯爵家まで送ります」
そう言って、お父様から私を奪い取ろうとするオスカー様。そこに、テオ様とお兄様がやって来た。
「オスカー、まさかと思って来てみれば、やっぱりここに居たのか!とにかく今日は一緒に帰るぞ。すまない、アメリア。こいつは連れて帰るから、今日はゆっくり休んでくれ」
「兄上、僕の邪魔をするのは止めてくれ!僕がこの2ヶ月、どんな思いで過ごしていたか知っているだろう!」
「それとこれとは話は別だ。とにかく、今日は帰るぞ!リーファス伯爵。また後日、話し合いの場を設けて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ああ、もちろんだ!明日にでも、アメリアを連れて侯爵家に伺おう」
「ありがとうございます!それではこれで」
「待って!もう二度とアメリアとは離れたくないんだ!離せ!」
さすが騎士団期待の星、簡単にテオ様を振り切ってしまった。テオ様の指示で護衛騎士3人も加わり、4人がかりでオスカー様を連れて行く。
正直、何が何だかさっぱりわからない。
自分の名前を叫びながら連れていかれるオスカーの姿を見て、不安を抱くアメリアであった。
533
あなたにおすすめの小説
〖完結〗旦那様が愛していたのは、私ではありませんでした……
藍川みいな
恋愛
「アナベル、俺と結婚して欲しい。」
大好きだったエルビン様に結婚を申し込まれ、私達は結婚しました。優しくて大好きなエルビン様と、幸せな日々を過ごしていたのですが……
ある日、お姉様とエルビン様が密会しているのを見てしまいました。
「アナベルと結婚したら、こうして君に会うことが出来ると思ったんだ。俺達は家族だから、怪しまれる心配なくこの邸に出入り出来るだろ?」
エルビン様はお姉様にそう言った後、愛してると囁いた。私は1度も、エルビン様に愛してると言われたことがありませんでした。
エルビン様は私ではなくお姉様を愛していたと知っても、私はエルビン様のことを愛していたのですが、ある事件がきっかけで、私の心はエルビン様から離れていく。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
かなり気分が悪い展開のお話が2話あるのですが、読まなくても本編の内容に影響ありません。(36話37話)
全44話で完結になります。
〖完結〗時戻りしたので、運命を変えることにします。
藍川みいな
恋愛
愛するグレッグ様と結婚して、幸せな日々を過ごしていた。
ある日、カフェでお茶をしていると、暴走した馬車が突っ込んで来た。とっさに彼を庇った私は、視力を失ってしまう。
目が見えなくなってしまった私の目の前で、彼は使用人とキスを交わしていた。その使用人は、私の親友だった。
気付かれていないと思った二人の行為はエスカレートしていき、私の前で、私のベッドで愛し合うようになっていった。
それでもいつか、彼は戻って来てくれると信じて生きて来たのに、親友に毒を盛られて死んでしまう。
……と思ったら、なぜか事故に会う前に時が戻っていた。
絶対に同じ間違いはしない。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全四話で完結になります。
〖完結〗王女殿下の最愛の人は、私の婚約者のようです。
藍川みいな
恋愛
エリック様とは、五年間婚約をしていた。
学園に入学してから、彼は他の女性に付きっきりで、一緒に過ごす時間が全くなかった。その女性の名は、オリビア様。この国の、王女殿下だ。
入学式の日、目眩を起こして倒れそうになったオリビア様を、エリック様が支えたことが始まりだった。
その日からずっと、エリック様は病弱なオリビア様の側を離れない。まるで恋人同士のような二人を見ながら、学園生活を送っていた。
ある日、オリビア様が私にいじめられていると言い出した。エリック様はそんな話を信じないと、思っていたのだけれど、彼が信じたのはオリビア様だった。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
戻る場所がなくなったようなので別人として生きます
しゃーりん
恋愛
医療院で目が覚めて、新聞を見ると自分が死んだ記事が載っていた。
子爵令嬢だったリアンヌは公爵令息ジョーダンから猛アプローチを受け、結婚していた。
しかし、結婚生活は幸せではなかった。嫌がらせを受ける日々。子供に会えない日々。
そしてとうとう攫われ、襲われ、森に捨てられたらしい。
見つかったという遺体が自分に似ていて死んだと思われたのか、別人とわかっていて死んだことにされたのか。
でももう夫の元に戻る必要はない。そのことにホッとした。
リアンヌは別人として新しい人生を生きることにするというお話です。
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧井 汐桜香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
私の手からこぼれ落ちるもの
アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。
優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。
でもそれは偽りだった。
お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。
お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。
心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。
私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。
こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら…
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。
❈ ざまぁはありません。
〖完結〗もうあなたを愛する事はありません。
藍川みいな
恋愛
愛していた旦那様が、妹と口付けをしていました…。
「……旦那様、何をしているのですか?」
その光景を見ている事が出来ず、部屋の中へと入り問いかけていた。
そして妹は、
「あら、お姉様は何か勘違いをなさってますよ? 私とは口づけしかしていません。お義兄様は他の方とはもっと凄いことをなさっています。」と…
旦那様には愛人がいて、その愛人には子供が出来たようです。しかも、旦那様は愛人の子を私達2人の子として育てようとおっしゃいました。
信じていた旦那様に裏切られ、もう旦那様を信じる事が出来なくなった私は、離縁を決意し、実家に帰ります。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全8話で完結になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる