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47.涙
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ぽとり、と真緒の顔から流れた汗が、創平の顔に落ちた。
創平に跨がり、彼女は身体を揺らしているのだ。
(相変わらず……いい身体……)
一つに繋がるや真緒が腰を振り、豊満な胸を揺らして、快楽に身をまかせている。創平も身を任せて快楽に身を委ねている状態だ。
もう何度肌を重ねたかわからないが、彼女の身体に飽きるなんてこともなく、毎度貪ってしまう。真緒の前で、気持ちは制御しても、身体は正直だった。いつか冷めてしまうかもと頭のどこかで思いながらも、身体だけは目の前の快楽を貪ってしまう。今こんなに求めすぎていたら、いつか彼女に拒絶される時が怖いはずなのに。
真緒も、自分に飽きられたくないという思いがあるのか、創平が望むことはなんでも試してくれた。恥ずかしいと言いながらも、最終的には創平の言うとおりにしてくれる。少しばかり優越感があるのは否めない。だからと言って本当にやりたくないことをさせるほど無慈悲でもない。
マゾ気質なのか、創平に攻められることに悦びを感じている節もある。言葉で攻めても、身体を攻めても、真緒が無意識に悦んでいることを知って意地悪くすることもあった。
「……俺が動く」
身体を起こそうとすると、駄目だというふうにそれを制して、真緒はまだ腰を振った。
『気持ちよくない、ですか?』
滴り落ちる汗もそのままに、真緒は動きを緩めて言った。
「めちゃくちゃ気持ちいい……すぐ果てそう」
『だったら……』
「だーめ、さっきからずっと真緒が腰振ってるから」
快感で息が荒いのか、それとも疲れて息が荒いのかわからなくなっているようだ。
つながったまま身体を起こし、真緒を強引に押し倒した。
「ゃっ……」
「だから今度は俺の番」
真緒の細い身体を押さえつけ、唇を塞ぐ。
離れると、汗で額に張り付いた前髪をかき分けてやった。
(くんずほぐれつ……だな……)
ぺろりと舌なめずりをすると、上体を起こして組み敷いた彼女を顔を見下ろした。
「こっちからもいい眺め……」
乳房に吸い付き、先端を口内で転がすと、真緒の口からは声はないが喘ぐ息が零れる。音を立てて乱暴に吸い、手で乱暴に乳房ごと掴めば、身体を捩った。両乳首を親指でそっと押せば、また彼女は悶えた。
「真緒がこんなにイヤラシいなんてな……」
俺の前だけなんだけどな、とにやりと笑う。
ずんっと腰を打ち付けると、ひゃんっと小さく悲鳴のような声を漏らした。
「動くぞ」
そして、創平は乱暴に腰を振った。
(真緒は、最近セックスに積極的だよな……)
創平がしてほしいことはしてくれるし、どこから情報を仕入れるのか……おそらくネットだろうけれど、創平にしてくれることがあった。
だからと言って他の男に興味を持って、練習することはないだろうけれど、時々不安になってしまう創平だ。
隣で眠る真緒の頬を突いて楽しんでいると、彼女がゆっくり目を開いた。
『……なんですか……』
「可愛いから、つついてみた」
『やめてください……』
気怠げな表情で、創平の手を掴んだ。
「ごめんごめん」
ぷう、と頬を膨らませる真緒の身体を抱き寄せ、頭を撫でた。
目を閉じた真緒だったが、また開いて創平を見やった。
「どした?」
『……時々、いいのかな、って思います』
「いいのかって思う? ん?」
こくりと頷いた真緒に、創平は首を傾げた。
『わたしを求めてくれるのが、すごく嬉しくて、幸せで……でも一年後も同じでいられるのかな、松浦さんがほかの女の人に目移りしちゃったらどうしようって』
真緒の言っていることを理解し、眉を顰めた。
「まあ、確かに先のことはわかんねえよな」
『……』
「夫婦になりたいって思ってる俺だけど、十年後二十年後はわからねえわな」
悲しげな表情の真緒の頬を思い切り抓る。
顔を顰め、痛いと呻いた。
「真緒だって同じだろ。俺を好きだって言ってくれるけど、もしかしたら来年の今頃はここにいないかもしれない。若くてイケメンの男が真緒をかっさらってくかもしれないしな」
ぶんぶんぶん、と真緒は頭を振り、創平の裸の身体にしがみつく。
「さらわせねえけど」
『わたしは、好きな人に好きって言ってもらえて、こんなふうに……こうして一緒にいられることが、今でも時々嘘なんじゃないかなって思うことがあります』
真緒はゆっくり手話で伝えてきた。
『松浦さんは、こんな……わたしみたいなのじゃなくて、もっと、ちゃんと声に出して話ができる……お似合いの人がいると思うし、気持ちいいとかもっとほしい、って言ってくれる人のほうが……』
「ストップ。後半のはどう考えてもセックスの時の話なんだけど!?」
そうです、と真緒はおずおずと頷いて創平を見た。
「俺がいつ、真緒にそんなこと求めた? いや求めてるけど……声に出してくれなんて言ったことないぞ?」
『そう、かもしれませんが……』
「しれませんが? 何だよ」
『その……松浦さんは……その、するが好きだって、おっしゃってましたよね……。絶倫ですし、気持ちいいセックスしたい、もっと気持ちよくなりたい、って……。わたしだけじゃ満足できるはずもないなあと……』
真緒の手話を理解はしたが、必死で解釈が間違っていないかを考えた。
「確かに俺は好きだよ、セックス。気持ちよくなりたいとか、それは全部真緒と、なんだけど、わかんねえかなあ……」
『ほかの人としたいと思わないですか?』
「は? 何言ってんだ。真緒以外とヤりたいわけないだろ」
『セクシー女優さんとか……』
「それはあるかもしれない、妄想で……。って何言わすんだよ。現実ではそんなことは考えない。真緒としてからは、妄想でも真緒とヤってるのを思い浮かべるし」
何言わせるんだ、とまた真緒の頬を抓った。
「じゃあ真緒はどう? ほかの男に抱かれたい? 俺じゃない男に挿れられたいか?」
絶対嫌、と真緒は首を激しく振った。
「ほかの男とセックスすること考えられるか?」
無理です、と真緒は半泣きで否定した。
「真緒は俺にそういう質問してるんだぞ?」
『ごめんなさい……』
「まあ、俺が信用ないってことなんだろうけど」
『ごめんなさい』
「そりゃ十年後二十年後はわかんねえけど。けど、俺は浮気や不倫は絶対に許せないタチだから。誰かを好きになる時は、真緒と縁が切れた時だ」
真緒の目にみるみる涙が溢れた。
「切る気はないけど!」
真緒は時々ネガティブになる。
嫌ではないが、自分に信用信頼が足りていないのだという現実を突きつけられているようで悲しくなる。
(真緒のことを好きなのに……)
最初は真緒のことを邪険にしていた自分だから、心の底では信じ切れていないのかもしれない。
(真緒は否定するだろうけどな……)
「今の俺は真緒を誰にも渡す気もないし、離す気もない。こんないい女のことは、俺しか知らなくていいだろ。俺は若くもないし、イケメンでもないし、性格も悪いし、どこにでもいるようなサラリーマンなんだけど、こんな俺に惚れた真緒が悪いんだからな。もう諦めて俺の女でいろ。やめてくれって言っても、めっちゃくちゃ抱くからな」
真緒は困った顔をしたが、すぐに嬉しそうに頷いてくれた。
創平に跨がり、彼女は身体を揺らしているのだ。
(相変わらず……いい身体……)
一つに繋がるや真緒が腰を振り、豊満な胸を揺らして、快楽に身をまかせている。創平も身を任せて快楽に身を委ねている状態だ。
もう何度肌を重ねたかわからないが、彼女の身体に飽きるなんてこともなく、毎度貪ってしまう。真緒の前で、気持ちは制御しても、身体は正直だった。いつか冷めてしまうかもと頭のどこかで思いながらも、身体だけは目の前の快楽を貪ってしまう。今こんなに求めすぎていたら、いつか彼女に拒絶される時が怖いはずなのに。
真緒も、自分に飽きられたくないという思いがあるのか、創平が望むことはなんでも試してくれた。恥ずかしいと言いながらも、最終的には創平の言うとおりにしてくれる。少しばかり優越感があるのは否めない。だからと言って本当にやりたくないことをさせるほど無慈悲でもない。
マゾ気質なのか、創平に攻められることに悦びを感じている節もある。言葉で攻めても、身体を攻めても、真緒が無意識に悦んでいることを知って意地悪くすることもあった。
「……俺が動く」
身体を起こそうとすると、駄目だというふうにそれを制して、真緒はまだ腰を振った。
『気持ちよくない、ですか?』
滴り落ちる汗もそのままに、真緒は動きを緩めて言った。
「めちゃくちゃ気持ちいい……すぐ果てそう」
『だったら……』
「だーめ、さっきからずっと真緒が腰振ってるから」
快感で息が荒いのか、それとも疲れて息が荒いのかわからなくなっているようだ。
つながったまま身体を起こし、真緒を強引に押し倒した。
「ゃっ……」
「だから今度は俺の番」
真緒の細い身体を押さえつけ、唇を塞ぐ。
離れると、汗で額に張り付いた前髪をかき分けてやった。
(くんずほぐれつ……だな……)
ぺろりと舌なめずりをすると、上体を起こして組み敷いた彼女を顔を見下ろした。
「こっちからもいい眺め……」
乳房に吸い付き、先端を口内で転がすと、真緒の口からは声はないが喘ぐ息が零れる。音を立てて乱暴に吸い、手で乱暴に乳房ごと掴めば、身体を捩った。両乳首を親指でそっと押せば、また彼女は悶えた。
「真緒がこんなにイヤラシいなんてな……」
俺の前だけなんだけどな、とにやりと笑う。
ずんっと腰を打ち付けると、ひゃんっと小さく悲鳴のような声を漏らした。
「動くぞ」
そして、創平は乱暴に腰を振った。
(真緒は、最近セックスに積極的だよな……)
創平がしてほしいことはしてくれるし、どこから情報を仕入れるのか……おそらくネットだろうけれど、創平にしてくれることがあった。
だからと言って他の男に興味を持って、練習することはないだろうけれど、時々不安になってしまう創平だ。
隣で眠る真緒の頬を突いて楽しんでいると、彼女がゆっくり目を開いた。
『……なんですか……』
「可愛いから、つついてみた」
『やめてください……』
気怠げな表情で、創平の手を掴んだ。
「ごめんごめん」
ぷう、と頬を膨らませる真緒の身体を抱き寄せ、頭を撫でた。
目を閉じた真緒だったが、また開いて創平を見やった。
「どした?」
『……時々、いいのかな、って思います』
「いいのかって思う? ん?」
こくりと頷いた真緒に、創平は首を傾げた。
『わたしを求めてくれるのが、すごく嬉しくて、幸せで……でも一年後も同じでいられるのかな、松浦さんがほかの女の人に目移りしちゃったらどうしようって』
真緒の言っていることを理解し、眉を顰めた。
「まあ、確かに先のことはわかんねえよな」
『……』
「夫婦になりたいって思ってる俺だけど、十年後二十年後はわからねえわな」
悲しげな表情の真緒の頬を思い切り抓る。
顔を顰め、痛いと呻いた。
「真緒だって同じだろ。俺を好きだって言ってくれるけど、もしかしたら来年の今頃はここにいないかもしれない。若くてイケメンの男が真緒をかっさらってくかもしれないしな」
ぶんぶんぶん、と真緒は頭を振り、創平の裸の身体にしがみつく。
「さらわせねえけど」
『わたしは、好きな人に好きって言ってもらえて、こんなふうに……こうして一緒にいられることが、今でも時々嘘なんじゃないかなって思うことがあります』
真緒はゆっくり手話で伝えてきた。
『松浦さんは、こんな……わたしみたいなのじゃなくて、もっと、ちゃんと声に出して話ができる……お似合いの人がいると思うし、気持ちいいとかもっとほしい、って言ってくれる人のほうが……』
「ストップ。後半のはどう考えてもセックスの時の話なんだけど!?」
そうです、と真緒はおずおずと頷いて創平を見た。
「俺がいつ、真緒にそんなこと求めた? いや求めてるけど……声に出してくれなんて言ったことないぞ?」
『そう、かもしれませんが……』
「しれませんが? 何だよ」
『その……松浦さんは……その、するが好きだって、おっしゃってましたよね……。絶倫ですし、気持ちいいセックスしたい、もっと気持ちよくなりたい、って……。わたしだけじゃ満足できるはずもないなあと……』
真緒の手話を理解はしたが、必死で解釈が間違っていないかを考えた。
「確かに俺は好きだよ、セックス。気持ちよくなりたいとか、それは全部真緒と、なんだけど、わかんねえかなあ……」
『ほかの人としたいと思わないですか?』
「は? 何言ってんだ。真緒以外とヤりたいわけないだろ」
『セクシー女優さんとか……』
「それはあるかもしれない、妄想で……。って何言わすんだよ。現実ではそんなことは考えない。真緒としてからは、妄想でも真緒とヤってるのを思い浮かべるし」
何言わせるんだ、とまた真緒の頬を抓った。
「じゃあ真緒はどう? ほかの男に抱かれたい? 俺じゃない男に挿れられたいか?」
絶対嫌、と真緒は首を激しく振った。
「ほかの男とセックスすること考えられるか?」
無理です、と真緒は半泣きで否定した。
「真緒は俺にそういう質問してるんだぞ?」
『ごめんなさい……』
「まあ、俺が信用ないってことなんだろうけど」
『ごめんなさい』
「そりゃ十年後二十年後はわかんねえけど。けど、俺は浮気や不倫は絶対に許せないタチだから。誰かを好きになる時は、真緒と縁が切れた時だ」
真緒の目にみるみる涙が溢れた。
「切る気はないけど!」
真緒は時々ネガティブになる。
嫌ではないが、自分に信用信頼が足りていないのだという現実を突きつけられているようで悲しくなる。
(真緒のことを好きなのに……)
最初は真緒のことを邪険にしていた自分だから、心の底では信じ切れていないのかもしれない。
(真緒は否定するだろうけどな……)
「今の俺は真緒を誰にも渡す気もないし、離す気もない。こんないい女のことは、俺しか知らなくていいだろ。俺は若くもないし、イケメンでもないし、性格も悪いし、どこにでもいるようなサラリーマンなんだけど、こんな俺に惚れた真緒が悪いんだからな。もう諦めて俺の女でいろ。やめてくれって言っても、めっちゃくちゃ抱くからな」
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