スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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85話・閃光玉

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 ~カロー視点~

 魔法道具である短剣で後ろから攻撃を仕掛けたが、どうやら私と同じような効果のある道具を使っていたようで失敗してしまった。

 本来なら、すぐあの男から奪われた魔法鞄などを取り戻してから殺し、金庫内のアイテム類を回収してから撤収する予定だったのに、その予定も大幅に狂わされた。

 しかも、あの男が使用している道具の耐久力がどの程度か分からないし、開いていたステータスの差も何かしらの方法で縮まってしまっていると思われるので、今回はもう金庫内のアイテム類の回収を諦め、ここから離脱する事にした。
 それに、奪われた魔法鞄も回収したアイテム類をいれるように持ってきていた物なので、それほどの物も入っていなかったのも、もう離脱してもいいと思った理由だったりする。

 ただ離脱するにしても、転移結晶はこの前使用した分で最後だったので、今ある離脱出来るようのアイテムは、対象者との位置を入れ換える事の出来るアイテムがあるくらいだ。それがすぐにでも使えれば良かったのだが、これは使用するのに少し時間が掛かってしまうので、まずこの場から離れないと邪魔されてしまう。
 だから、まずあの男の行動を封じないといけないので、こちらから仕掛ける。

 短剣を投げるのと同時に、服のポケットの拡張空間からあの男から見えないよう閃光玉を取り出す。
 そして相手に近づき閃光玉を使用し、目は潰す事に成功したように見えたが、そのまま武器を振るってきた。
 そして、運悪く3回目で耐久力の低くなった最後の結界を一撃で破壊され、そのまま私に向かって武器が迫ってきていたので躱したが、頬を軽く斬られてしまった。

 回復は後回しにし、男の横を通りすぎながら、短剣と私が殺したここで守衛をしていた男の死体を回収し、死体を盾にしながら男が造り出したゴーレムに向かっていく。
 その瞬間、男からゴーレムに指示が出される。

 ゴーレムは指示通り、私を止めようと腕を振り下ろしてきたので、結界用の道具は先程の攻撃でもう使用出来なくなったので、死体を少し浮かすように投げ、その影に隠れるようにゴーレムに見られない位置に移動する。

 そして、今腕を振り下ろした反動でゴーレムと出口との間に隙間が出来ていたので、その隙間に体を滑り込ませてからこの部屋を出る。

 そのまま階段をかけ上りながら、まず先ほど使用していた奴よりも効果は劣るが結界を張る魔法道具を新しく装備し、対象者との位置入れ換えのアイテムも取り出し魔力を流していく。
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