スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

文字の大きさ
93 / 453

31話・一緒に鑑定

しおりを挟む
 アイテムボックス内を整理しながら、アイテムを取り出していく。
 盗賊は、お金やポーションだけでなく、アイテムも溜め込んでいたようで、結構な量があった。もしかしたら、売りさばく前に、頂けたのかもしれない。
 全てのアイテムを取り出し終えたので、ベッドに腰かけ、一休みする。
 少しして、

「セウン!! お客さんが来たよ!!」

 下からおばちゃんの声が聞こえる。
 俺は、返事をしながら下に下りると、マオは入り口の近くで待っていた。

「お待たせ、マオ。今日は、無理言って悪いな」

「別に、いいのじゃ。私も、セウンに見せたいものがあったしのぉ」

「見せたいもの?」

「後でのお楽しみじゃ。」

「そっか、なら楽しみにしとくよ。それにしても、その服似合ってるな、マオ」

 今日のマオは、薄緑色のワンピースを着ていた。

「!? あ… ありがとうなのじゃ…」

 マオは、俯きながらお礼を言う。

「そ… それで、鑑定して欲しいアイテムはどこじゃ?」

 俯きながら、聞いてくる。

「それは、部屋に置いてあるから、ついて来て貰ってもいいか?」

「わ… 分かったのじゃ」

「それじゃあ、部屋は2階だから、こっちだな」

 俺は、マオを連れて部屋に戻る。部屋に行く途中、ニタニタ顔のおばちゃんが視界に入ったが、スルーしておく。
 2階に上がり、マオを部屋に入れる。

「お… 思ったより、たくさんあるのじゃ…」

 積み重ねた、アイテムを見てマオがそう呟やいた。

「そうだな、俺も取り出してて驚いたよ。大丈夫そうか?」

「まぁ、頑張るのじゃ」

「ありがとな。それじゃあ、手分けしてやろうか?」

「分かったのじゃ」

 俺たちは、手分けしてアイテムを鑑定していく。





「「やっと、終わった(のじゃ)…」」

 休憩を挟みながら鑑定をし、2時間程かけてやっと終わった。

「思っていたより、いいアイテムも結構あったな」

「そうじゃの。溜め込むタイプの盗賊だったのかもしれんのぉ」

「かもな… あ、そうだ。ほら、マオ」

 俺は、首飾りをマオに手渡す。

「ん、何じゃこれ?」

「魔法威力向上の首飾りだよ。マオにやるよ」

 2人で鑑定しなかで、マオの役に立ちそうな物がこれだった。何気に、希少度は、伝説級レジェンダリーだ。

「!? こんな高価な物、貰えないのじゃ!!」

 マオは、すぐに首飾りを返そうとしてくるが、さっと手を引っ込める。

「気にしなくれいいぞ。今日、世話になったな」

「じゃが… 私だけ、貰うのも…」

「ん? 何か言ったか?」

「な… 何でもないのじゃ!!」

「そうか? なら、それ貰ってくれるな?」

「わ… 分かったのじゃ!! 但し、条件があるのじゃ!!」

「条件? 何だ?」

「シエルとシェーンの2人にも、何かあげて欲しいのじゃ!!」

「2人にか?」

「そうじゃ!!」

 まぁ、2人にも世話になったし、もともと渡す予定だったから、別に問題はない。

「分かった」

「本当か?」

「あぁ。てか、もともと渡す予定だったしな」

「!? そうじゃったのか… な… なら、これは有り難く貰うのじゃ!!」

「あぁ、貰ってくれ」

 首飾りは、ちゃんと受け取って貰えた。
しおりを挟む
感想 105

あなたにおすすめの小説

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜

伽羅
ファンタジー
【幼少期】 双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。 ここはもしかして異世界か?  だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。 ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。 【学院期】 学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。 周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。  

知識スキルで異世界らいふ

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

処理中です...