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おじさん、旅立つの巻
第5話 おじさん、決意する
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「魔物大量暴走が起きる可能性がある」
背筋を正したセオリアはそう告げた。
「……たしかなのか?」
ササササッ。
俺は『超感覚』を駆使し、セオリアの散らかした部屋を手早く片付けながら眉をしかめる。
「可能性は高いと見てる。もし起きてしまったら……今の王国には止める手段はない」
「冒険者がいるだろう? ちゃんと間引きしてれば魔物の数は増えないはずだ」
「冒険者は……」
カップを握ったセオリアの手に力が入る。
「ケント……この十年間で冒険者がどうなったか知ってるか?」
「知らん。そもそも街に行ったのも数年前にひげそりを買いに行ったときだけだ。街のことなんてなにも知らん」
「数年前……。なら、知らなくても仕方ないだろうな。冒険者はな……」
なんだ?
冒険者がなんだってんだ?
「オワコン、なんだよ」
「オワコン?」
「ああ、終わったコンテンツ。略してオワコンだ」
「いやいや、冒険者だぞ? この世で最も華々しい職業じゃないか。魔物を倒して英雄を目指す。底辺からでも腕っぷし一つ、才能一つでのし上がることが出来る。そんな冒険者が終わったコンテンツって……」
セオリアはジトリと俺を睨む。
「……あなたのせいだ」
「……は?」
何言ってんだ、こいつ?
「十年前、世は冒険者ブームだった」
「そうだったのか?」
「ああ、あなたが作ったブームだ」
「んなわけないだろ~。俺はただの一介の冒険者だ。しかもすぐ消えた、な」
責めるような目で俺を見るセオリア。
「いやいや、そもそも俺の他にもっと英雄はいただろ! 閃光のライオネスに重力のエリオット! 神射手のペンポコパン、闇沼地のサタニスザーなんてのもいたな。そいつらがいてオワコンだなんて……」
「死んだよ」
「は?」
「そいつらは全員死んだ。あっけなくな。ライネスはスライムの群れに溶かされて。エリオットはセイレーンに魅了されて生きながら食われた。ペンポコパンは階段からコケて。サタニスザーは好きだった子から『闇とかキモい』って言われて自殺。もう誰もいないんだよ、当時の英雄は」
「いやいやいや……マジか?」
「マジだ」
「う~む……」
にわかに信じがたい。
が、別にこんな嘘をつく必要もないわけで……。
「これも全て、あなたのせいだ」
「は?」
「あなたがいなくなってから『冒険者ってなんかダサいよね~』という風潮が広まっていった。そして冒険者を目指す者も減っていき、残った冒険者たちの負担が増え、無茶な依頼もこなさざるを得なくなった。その結果、疲労の積もった高ランク冒険者たちは次々と討ち死にしていき……」
うつむいて肩を落とすセオリア。
「そして次第に『冒険者ってコスパ悪くない? 最悪死ぬし』と言われるようになっていって今では『3K(きけん、くさい、こんなのバカしかやらない)』と呼ばれ、なり手もほとんどいない有り様だ。それもこれも!」
ドンッ!
「全てあなたが原因だ、ケント!」
「えぇ~……?」
ズズッ……。
一気に喋り終わったセオリアがカップを口に運ぶ。
「──ッ! 美味いな、これ……!」
「ああ、疲れが取れるぞ」
「なんの茶葉だ? 嗅いだことのない不思議な匂いだ……」
「名前は知らん。というか名前なんて必要か? 世の中のものには元々名前なんてないだろうに」
「この辺で採れるのか?」
「ああ、その辺に生えてるのを適当にブレンドした」
「ほぅ、どのあたりだ?」
「大体あのへんだな」
窓の外を指し示す。
「ふむ、なるほど。あの横にある穴はなんだ?」
「便所だな」
「べ……?」
「そのまま肥料となって食物が育つ。そういう自然のサイクルがいいんだよ、ここではな」
「よ……」
「よ?」
セオリアが小刻みにプルプルと震えている。
ガタッ!
「よくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
うおっ! なんだこいつ。
「はぁ……。ケント、あなたは本当に変わってしまった……」
セオリアが力なくつぶやく。
「変わったんじゃねぇ、知っただけだ。己をな」
「一緒だ」
「ちげ~よ」
「一緒だって」
「ちげ~って」
セオリアの頬がヒクヒクとひくつく。
「ケント……あなたはさっき言ったな? 『私があなたを恨んでいる』と」
「ああ、言った。お前らを危険に巻き込んだ俺を恨んでるんだろ? わかってるよ」
「くっ……! そ、そうだ……! わ、私は貴様を恨んでるぞ! 恨んで恨んで恨みまくってる! 貴様のことは毎日考えていた! 朝も昼も夜も! 寝てる間もずっとだ!」
「そんなに、か……」
「うぐぅ……! な、なら……! その力を私に貸して償うべきでは!? 死んで償うなど逃げてるのと同じだっ! 魔物大量暴走を未然に防ぎ、再び冒険者の輝ける時代にする! それがあなたのすべき『償い』ではないのかっ!」
「ふむ……」
償い、か。
『逃げてるのと同じだっ!』
そうか。
俺は、まだ逃げてたのかもしれん。
こんな辺境まで逃げて。
で、セオリアに追って来られたら今度は殺されることで逃げようとした。
(まだまだ、ってことか俺も……)
「わ……私は別にすべてを投げ捨ててあなたと二人ここで暮らしてもいいんだけど……」
「ん? なにか言ったか?」
「むべべべべ……別にぃ!?」
「そうか、なら行くわ」
「へ?」
「王都へ。あそこには少ないとはいえ残してきた顔なじみもいるからな。そいつらが危険に巻き込まれると聞いては捨て置けん」
「ほ、ほんとに!?」
「ああ、ほんとだ。早朝出るぞ」
「わぁい! ケント、だいすk……こほん!」
しかし、セオリアやつ。
自分の恨みよりも、国の危機を優先して俺なんかの手を借りようとするとはな。
騎士、か。
うん。
立派になったな、セオリア!
「なら俺の命、お前に預けることにしよう」
「むふっ、むふふ……! ええ、いいわ……! ケント様のお命を私が預かる……むふふふ……!」
こうして俺は。
十年ぶりにゼスティア王国の王都。
カイザスへと舞い戻ることとなった。
背筋を正したセオリアはそう告げた。
「……たしかなのか?」
ササササッ。
俺は『超感覚』を駆使し、セオリアの散らかした部屋を手早く片付けながら眉をしかめる。
「可能性は高いと見てる。もし起きてしまったら……今の王国には止める手段はない」
「冒険者がいるだろう? ちゃんと間引きしてれば魔物の数は増えないはずだ」
「冒険者は……」
カップを握ったセオリアの手に力が入る。
「ケント……この十年間で冒険者がどうなったか知ってるか?」
「知らん。そもそも街に行ったのも数年前にひげそりを買いに行ったときだけだ。街のことなんてなにも知らん」
「数年前……。なら、知らなくても仕方ないだろうな。冒険者はな……」
なんだ?
冒険者がなんだってんだ?
「オワコン、なんだよ」
「オワコン?」
「ああ、終わったコンテンツ。略してオワコンだ」
「いやいや、冒険者だぞ? この世で最も華々しい職業じゃないか。魔物を倒して英雄を目指す。底辺からでも腕っぷし一つ、才能一つでのし上がることが出来る。そんな冒険者が終わったコンテンツって……」
セオリアはジトリと俺を睨む。
「……あなたのせいだ」
「……は?」
何言ってんだ、こいつ?
「十年前、世は冒険者ブームだった」
「そうだったのか?」
「ああ、あなたが作ったブームだ」
「んなわけないだろ~。俺はただの一介の冒険者だ。しかもすぐ消えた、な」
責めるような目で俺を見るセオリア。
「いやいや、そもそも俺の他にもっと英雄はいただろ! 閃光のライオネスに重力のエリオット! 神射手のペンポコパン、闇沼地のサタニスザーなんてのもいたな。そいつらがいてオワコンだなんて……」
「死んだよ」
「は?」
「そいつらは全員死んだ。あっけなくな。ライネスはスライムの群れに溶かされて。エリオットはセイレーンに魅了されて生きながら食われた。ペンポコパンは階段からコケて。サタニスザーは好きだった子から『闇とかキモい』って言われて自殺。もう誰もいないんだよ、当時の英雄は」
「いやいやいや……マジか?」
「マジだ」
「う~む……」
にわかに信じがたい。
が、別にこんな嘘をつく必要もないわけで……。
「これも全て、あなたのせいだ」
「は?」
「あなたがいなくなってから『冒険者ってなんかダサいよね~』という風潮が広まっていった。そして冒険者を目指す者も減っていき、残った冒険者たちの負担が増え、無茶な依頼もこなさざるを得なくなった。その結果、疲労の積もった高ランク冒険者たちは次々と討ち死にしていき……」
うつむいて肩を落とすセオリア。
「そして次第に『冒険者ってコスパ悪くない? 最悪死ぬし』と言われるようになっていって今では『3K(きけん、くさい、こんなのバカしかやらない)』と呼ばれ、なり手もほとんどいない有り様だ。それもこれも!」
ドンッ!
「全てあなたが原因だ、ケント!」
「えぇ~……?」
ズズッ……。
一気に喋り終わったセオリアがカップを口に運ぶ。
「──ッ! 美味いな、これ……!」
「ああ、疲れが取れるぞ」
「なんの茶葉だ? 嗅いだことのない不思議な匂いだ……」
「名前は知らん。というか名前なんて必要か? 世の中のものには元々名前なんてないだろうに」
「この辺で採れるのか?」
「ああ、その辺に生えてるのを適当にブレンドした」
「ほぅ、どのあたりだ?」
「大体あのへんだな」
窓の外を指し示す。
「ふむ、なるほど。あの横にある穴はなんだ?」
「便所だな」
「べ……?」
「そのまま肥料となって食物が育つ。そういう自然のサイクルがいいんだよ、ここではな」
「よ……」
「よ?」
セオリアが小刻みにプルプルと震えている。
ガタッ!
「よくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
うおっ! なんだこいつ。
「はぁ……。ケント、あなたは本当に変わってしまった……」
セオリアが力なくつぶやく。
「変わったんじゃねぇ、知っただけだ。己をな」
「一緒だ」
「ちげ~よ」
「一緒だって」
「ちげ~って」
セオリアの頬がヒクヒクとひくつく。
「ケント……あなたはさっき言ったな? 『私があなたを恨んでいる』と」
「ああ、言った。お前らを危険に巻き込んだ俺を恨んでるんだろ? わかってるよ」
「くっ……! そ、そうだ……! わ、私は貴様を恨んでるぞ! 恨んで恨んで恨みまくってる! 貴様のことは毎日考えていた! 朝も昼も夜も! 寝てる間もずっとだ!」
「そんなに、か……」
「うぐぅ……! な、なら……! その力を私に貸して償うべきでは!? 死んで償うなど逃げてるのと同じだっ! 魔物大量暴走を未然に防ぎ、再び冒険者の輝ける時代にする! それがあなたのすべき『償い』ではないのかっ!」
「ふむ……」
償い、か。
『逃げてるのと同じだっ!』
そうか。
俺は、まだ逃げてたのかもしれん。
こんな辺境まで逃げて。
で、セオリアに追って来られたら今度は殺されることで逃げようとした。
(まだまだ、ってことか俺も……)
「わ……私は別にすべてを投げ捨ててあなたと二人ここで暮らしてもいいんだけど……」
「ん? なにか言ったか?」
「むべべべべ……別にぃ!?」
「そうか、なら行くわ」
「へ?」
「王都へ。あそこには少ないとはいえ残してきた顔なじみもいるからな。そいつらが危険に巻き込まれると聞いては捨て置けん」
「ほ、ほんとに!?」
「ああ、ほんとだ。早朝出るぞ」
「わぁい! ケント、だいすk……こほん!」
しかし、セオリアやつ。
自分の恨みよりも、国の危機を優先して俺なんかの手を借りようとするとはな。
騎士、か。
うん。
立派になったな、セオリア!
「なら俺の命、お前に預けることにしよう」
「むふっ、むふふ……! ええ、いいわ……! ケント様のお命を私が預かる……むふふふ……!」
こうして俺は。
十年ぶりにゼスティア王国の王都。
カイザスへと舞い戻ることとなった。
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