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第五章 打倒!今川義元
五、今川義元、出陣!
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永禄三年、五月。
その日の空は雲ひとつなく、薫風が駆けていた。
――いよいよじゃな……。
駿河国・今川館――、空を仰いだ今川義元は、出陣の決意を新たにする。
この日の義元はいつもの狩衣ではなく、鎧直垂に籠手・脛当・脇楯を纏った姿で、あとは甲冑をつけるのみである。
「なにも尾張の織田ごとき相手に、父上が出張られる理由はないのでございませんか?」
既に家督を義元から受け継いだ嫡男・今川氏真が、義元の出陣に異を唱える。
「氏真、相手を見くびるといらぬ災いを招く」
かくいう義元も、戦には不慣れである。
そもそも義元は、今川家の世継ぎとして生まれたわけではなかった。
正室の子として生まれたが、既に跡継ぎとして同母兄の氏輝と彦五郎がいたのである。 それゆえに、四歳で仏門に出されて出家した。
だが天文五年、氏輝が急死する。この時点ではまだもう一人の兄・彦五郎がいたために継承権はなかったが、彦五郎までもが氏輝と同日に死亡した。
還俗し主君であり本流に当たる将軍・足利義晴から「義」の字をもらい、義元と名乗ったが、当主継承は有力家臣の福島氏の反対で混迷化し、最終的に福島氏は、義元の異母兄・玄広恵探こそ今川家当主として反旗を翻してきた。
俗に花倉の乱といわれるこの争いは、花倉城の陥落を以て恵探は自害。
こうして義元は、今川氏当主となった。
しかしその戦いでも、主導したのは太原雪斎である。
西三河攻略も、尾張侵攻も彼があってこそ。
だが、その太原雪斎はもういない。
ここで大高・鳴海城が陥落することがあれば、義元の尾張侵攻は一からやりなおさねばならぬ。
義元はこの歳、六十である。
氏真に託してもいいが、氏真こそ戦には不慣れ。
やはり、この戦いは自分が出ていくしかないのだった。
そんな義元の傍らに、将兵が膝をつく。
「お屋形さま、ご出陣の準備、整いましてございます」
「うむ」
義元は用意された塗輿に乗った。
永禄三年五月十二日――、今川義元は尾張へ向けて出陣した。
彼にとって、絶対負けられない戦いの幕開けであった。
◆
初夏の濃尾平野――、この地でどれだけの血が流されてきただろう。
冬となればこの平野から渥美半島にかけて、伊吹おろしが吹く。
聞くところによると伊吹おろしの由来は、濃尾平野の北西には若狭湾から琵琶湖を経て、伊吹山麓の関ケ原に至る回廊状の地形が存在するという。
このため日本海側の冬の季節風が、この回廊を通って吹き込んでくるらしい。
この風は若狭湾から琵琶湖で降雪や曇天をもたらし、関ヶ原を越えるころには乾いた冷たい風となって濃尾平野に吹き込むという。
冬には雪に覆われ、夏は高温多湿となる尾張。
現在の尾張は今川側に傾いている国衆などはいるものの、信長に敵対してくるものはいない。これで心置きなく、今川義元本隊と戦える。
信長は濃尾平野を一望する崖の上で、逸る心を静めていた。
戦をするのは容易い。相手を挑発すればいいのだ。
兵糧に窮し籠城せざるを得ない大高と鳴海城の今川軍は、義元の到着を待たずして城から出てくるだろう。
だが信長は大高と鳴海城を砦で囲んだものの、戦を仕掛けることはしていない。
今川義元を討つ――、それが信長の宿願だからだ。
そんな人間の争いなどよそに草木は青々と茂り、大地を駆ける川は日差しを受けて煌めいている。
――吉法師、そなたはこの尾張を背負う覚悟はあるか?
信長の脳裏に、父・信秀の言葉が蘇る。
それは那古野城を受け継いでまもなくたったころ、鷹狩りに向かう信秀についていったときのことだ。
まだ八歳の子供だった信長は、父・信秀の言葉の意味は理解できなかった。
――尾張を背負う。
いまや二十六歳となり、子の父となった信長は、その意味がわかった気がする。
この尾張には、もう守護も守護代もいない。織田一族も織田弾正忠家だけとなり、信長は間違いなく尾張の主だろう。
その尾張を守れるか否かは、その主の腕次第。
ゆえに、尾張を狙ってくる今川を倒さねばならぬ。
尾張の真の安定は他国の脅威に晒されることなく、天下に織田の名を知らしめること。
信長は、そう思っている。
――いよいよ決戦だな? 今川義元……!
信長は今川義元の顔も強さも知らないが、恐れはしない。
尾張の命運は、この戦いにかかっているのだ。
清州に帰城すると、沢彦宗恩が来ているという。
沢彦宗恩は臨済宗の僧侶だが、なにを考えているのかわからないところがある。
だが、信長の教育係であった宗恩の言葉は、これまでに信長を救っている。
今川義元との決戦を前の訪問は、今回もなにか知恵を授けにきたのだろうか。
◆◆◆
清州城・広間で沢彦宗恩は、上段の間を見据えていた。
宗恩の背後から広間に現れた信長は、少し間をおいて彼に声をかけた。
「宗恩」
「ご無沙汰しております。信長さま」
振り向いた宗恩が口許に笑みをたたえ、低頭した。
「なにか気になるものでも見えたか?」
空の上段の間を食い入るように見据えていたことを問うと、宗恩は微笑んだ。
「いいえ。ただ亡き、大殿のことを想っておりました。ご存命ならば、信長さまのご成長をどんなに喜ばれたかと」
「あの父上が、笑った姿など見たことがないぞ。俺にはなにを考えているのかわからん男が三人いる。一人は父上、もうひとりは斎藤道三、もう一人は――、お前だ」
「私はただの僧でございます」
「ただの僧でないから、政秀の爺はお前を俺の教育係にしたんだろう?」
「かいかぶりでございます。拙僧は、まさか信長さまが尾張の覇者となるとは予想しておりませんでした」
「俺も最初は守護代を倒そうなど思っていなかったさ。だが結局は両守護代は俺に敵対視し、保護した守護まで俺の敵側に回ろうとした。それに――、この手で信行を手に掛けることまでなった。父上は、いつものように馬鹿息子と思っているだろうよ」
信長の中にある父・信秀は偉大であり、肚の見えぬ男という印象が強い。
信秀の姿を側で見ていれば少しはわかったかも知れないが、たまにあっても口数は少なく、口を開いたかと思えば「馬鹿息子」と貶してくる。
確かにやりたい放題だったため、そう貶されても仕方ないのだが。
宗恩はそんな信長に、さらに言葉を被せてくる。
「いいえ。尾張平定は大殿の夢でございました。信長さまは間違いなく――、尾張を背おられるお立場になられましてございます」
宗恩の視線が信長から離れ、上段の間に再び注がれる。
壁に配された、織田木瓜紋――。
五弁の唐花を中心として、木瓜部分が周囲に五つ配置されたその姿は平衡を保たれている。ようやく一つとなった織田家と、尾張を象徴するかのように。
「まだ尾張は安全じゃないさ」
上段の間で立て膝となった信長は、そう言って笑う。
「今川義元公が、いよいよ攻めてくるとか」
「ああ」
「信長さまは、勝たれましょう」
いったいなにを以て断言するのか、宗恩に言葉を信長は苦笑した。
「確かに負けるつもりはないが、戦は時の運だ」
「信長さまは、これまでも多くの困難を潜り抜けてこられました。まことのうつけであれば、ここまでにはなっておりませぬ」
「宗恩、この戦いが終わったら、お前に頼みたいことがある」
「――この沢彦宗恩、一介の僧侶ではございますが、信長が必要とあれば馳せ参じましょう」
宗恩が深く頭を垂れる。
しかし穏やかな時は、飛び込んできた報せに緊張に変わる。
「申し上げます! 大高城を探っていた者より注進状(※敵軍の動きや戦いの結果を報告する書状)が参りましてございます」
その書状を開いた信長は、瞠目する。
「信長さま……?」
「宗恩、いよいよ決戦だ」
今川義元が大高城に入った――、書状にはそう書いてあったのである。
その日の空は雲ひとつなく、薫風が駆けていた。
――いよいよじゃな……。
駿河国・今川館――、空を仰いだ今川義元は、出陣の決意を新たにする。
この日の義元はいつもの狩衣ではなく、鎧直垂に籠手・脛当・脇楯を纏った姿で、あとは甲冑をつけるのみである。
「なにも尾張の織田ごとき相手に、父上が出張られる理由はないのでございませんか?」
既に家督を義元から受け継いだ嫡男・今川氏真が、義元の出陣に異を唱える。
「氏真、相手を見くびるといらぬ災いを招く」
かくいう義元も、戦には不慣れである。
そもそも義元は、今川家の世継ぎとして生まれたわけではなかった。
正室の子として生まれたが、既に跡継ぎとして同母兄の氏輝と彦五郎がいたのである。 それゆえに、四歳で仏門に出されて出家した。
だが天文五年、氏輝が急死する。この時点ではまだもう一人の兄・彦五郎がいたために継承権はなかったが、彦五郎までもが氏輝と同日に死亡した。
還俗し主君であり本流に当たる将軍・足利義晴から「義」の字をもらい、義元と名乗ったが、当主継承は有力家臣の福島氏の反対で混迷化し、最終的に福島氏は、義元の異母兄・玄広恵探こそ今川家当主として反旗を翻してきた。
俗に花倉の乱といわれるこの争いは、花倉城の陥落を以て恵探は自害。
こうして義元は、今川氏当主となった。
しかしその戦いでも、主導したのは太原雪斎である。
西三河攻略も、尾張侵攻も彼があってこそ。
だが、その太原雪斎はもういない。
ここで大高・鳴海城が陥落することがあれば、義元の尾張侵攻は一からやりなおさねばならぬ。
義元はこの歳、六十である。
氏真に託してもいいが、氏真こそ戦には不慣れ。
やはり、この戦いは自分が出ていくしかないのだった。
そんな義元の傍らに、将兵が膝をつく。
「お屋形さま、ご出陣の準備、整いましてございます」
「うむ」
義元は用意された塗輿に乗った。
永禄三年五月十二日――、今川義元は尾張へ向けて出陣した。
彼にとって、絶対負けられない戦いの幕開けであった。
◆
初夏の濃尾平野――、この地でどれだけの血が流されてきただろう。
冬となればこの平野から渥美半島にかけて、伊吹おろしが吹く。
聞くところによると伊吹おろしの由来は、濃尾平野の北西には若狭湾から琵琶湖を経て、伊吹山麓の関ケ原に至る回廊状の地形が存在するという。
このため日本海側の冬の季節風が、この回廊を通って吹き込んでくるらしい。
この風は若狭湾から琵琶湖で降雪や曇天をもたらし、関ヶ原を越えるころには乾いた冷たい風となって濃尾平野に吹き込むという。
冬には雪に覆われ、夏は高温多湿となる尾張。
現在の尾張は今川側に傾いている国衆などはいるものの、信長に敵対してくるものはいない。これで心置きなく、今川義元本隊と戦える。
信長は濃尾平野を一望する崖の上で、逸る心を静めていた。
戦をするのは容易い。相手を挑発すればいいのだ。
兵糧に窮し籠城せざるを得ない大高と鳴海城の今川軍は、義元の到着を待たずして城から出てくるだろう。
だが信長は大高と鳴海城を砦で囲んだものの、戦を仕掛けることはしていない。
今川義元を討つ――、それが信長の宿願だからだ。
そんな人間の争いなどよそに草木は青々と茂り、大地を駆ける川は日差しを受けて煌めいている。
――吉法師、そなたはこの尾張を背負う覚悟はあるか?
信長の脳裏に、父・信秀の言葉が蘇る。
それは那古野城を受け継いでまもなくたったころ、鷹狩りに向かう信秀についていったときのことだ。
まだ八歳の子供だった信長は、父・信秀の言葉の意味は理解できなかった。
――尾張を背負う。
いまや二十六歳となり、子の父となった信長は、その意味がわかった気がする。
この尾張には、もう守護も守護代もいない。織田一族も織田弾正忠家だけとなり、信長は間違いなく尾張の主だろう。
その尾張を守れるか否かは、その主の腕次第。
ゆえに、尾張を狙ってくる今川を倒さねばならぬ。
尾張の真の安定は他国の脅威に晒されることなく、天下に織田の名を知らしめること。
信長は、そう思っている。
――いよいよ決戦だな? 今川義元……!
信長は今川義元の顔も強さも知らないが、恐れはしない。
尾張の命運は、この戦いにかかっているのだ。
清州に帰城すると、沢彦宗恩が来ているという。
沢彦宗恩は臨済宗の僧侶だが、なにを考えているのかわからないところがある。
だが、信長の教育係であった宗恩の言葉は、これまでに信長を救っている。
今川義元との決戦を前の訪問は、今回もなにか知恵を授けにきたのだろうか。
◆◆◆
清州城・広間で沢彦宗恩は、上段の間を見据えていた。
宗恩の背後から広間に現れた信長は、少し間をおいて彼に声をかけた。
「宗恩」
「ご無沙汰しております。信長さま」
振り向いた宗恩が口許に笑みをたたえ、低頭した。
「なにか気になるものでも見えたか?」
空の上段の間を食い入るように見据えていたことを問うと、宗恩は微笑んだ。
「いいえ。ただ亡き、大殿のことを想っておりました。ご存命ならば、信長さまのご成長をどんなに喜ばれたかと」
「あの父上が、笑った姿など見たことがないぞ。俺にはなにを考えているのかわからん男が三人いる。一人は父上、もうひとりは斎藤道三、もう一人は――、お前だ」
「私はただの僧でございます」
「ただの僧でないから、政秀の爺はお前を俺の教育係にしたんだろう?」
「かいかぶりでございます。拙僧は、まさか信長さまが尾張の覇者となるとは予想しておりませんでした」
「俺も最初は守護代を倒そうなど思っていなかったさ。だが結局は両守護代は俺に敵対視し、保護した守護まで俺の敵側に回ろうとした。それに――、この手で信行を手に掛けることまでなった。父上は、いつものように馬鹿息子と思っているだろうよ」
信長の中にある父・信秀は偉大であり、肚の見えぬ男という印象が強い。
信秀の姿を側で見ていれば少しはわかったかも知れないが、たまにあっても口数は少なく、口を開いたかと思えば「馬鹿息子」と貶してくる。
確かにやりたい放題だったため、そう貶されても仕方ないのだが。
宗恩はそんな信長に、さらに言葉を被せてくる。
「いいえ。尾張平定は大殿の夢でございました。信長さまは間違いなく――、尾張を背おられるお立場になられましてございます」
宗恩の視線が信長から離れ、上段の間に再び注がれる。
壁に配された、織田木瓜紋――。
五弁の唐花を中心として、木瓜部分が周囲に五つ配置されたその姿は平衡を保たれている。ようやく一つとなった織田家と、尾張を象徴するかのように。
「まだ尾張は安全じゃないさ」
上段の間で立て膝となった信長は、そう言って笑う。
「今川義元公が、いよいよ攻めてくるとか」
「ああ」
「信長さまは、勝たれましょう」
いったいなにを以て断言するのか、宗恩に言葉を信長は苦笑した。
「確かに負けるつもりはないが、戦は時の運だ」
「信長さまは、これまでも多くの困難を潜り抜けてこられました。まことのうつけであれば、ここまでにはなっておりませぬ」
「宗恩、この戦いが終わったら、お前に頼みたいことがある」
「――この沢彦宗恩、一介の僧侶ではございますが、信長が必要とあれば馳せ参じましょう」
宗恩が深く頭を垂れる。
しかし穏やかな時は、飛び込んできた報せに緊張に変わる。
「申し上げます! 大高城を探っていた者より注進状(※敵軍の動きや戦いの結果を報告する書状)が参りましてございます」
その書状を開いた信長は、瞠目する。
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