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第1章 神聖魔法を極めた聖女。魔法学校へ入学する
第31話 モフモフ
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「……ねぇ、君。今、何か魔法を使った?」
シェムハザを天界へ追い返し、教室へ戻ろうとした所で、見知らぬ男子生徒から声を掛けられた。
ど、どうしよう。もしかして、あの変態――もとい、シェムハザを見られた!?
わ、私が不審者と使い魔契約している事がバレたら、どうしようっ!
「な、何の事ですか?」
「いや、そんなに警戒しないでよ。僕は三年生でSクラスのケヴィンって言うんだけど……君、かなり凄い召喚魔法を使えるでしょ?」
「い、いいえ? 何なら、お見せしましょうか? ……サモン、シロ」
ついさっきシェムハザを呼び出した魔法陣を使って、可愛いシロを召喚すると、両手で抱きかかえる。
「わ、私……可愛い物に目が無くて、定期的に使い魔のシロにモフモフしないとダメなんです」
さ、流石に言い訳としては苦しいか。
自分で言うのもなんだけど、わざわざモフモフする為だけに、人気の無い場所まで来て、召喚魔法を使うとかおかしいし。
案の定、ケヴィンと名乗った男子生徒も無言のままジッと私を見つめているし、何とか誤魔化そうとしたところで、
「わかるっ! わかるよっ! そう……モフモフを我慢なんて出来ないっ! かく言う僕も可愛い物に目が無くてね。サモン……タロー」
突然魔法陣を描きだし……大型犬を呼び出したっ!?
「よーしよしよしよし。可愛いなぁ! タローは本当に可愛いなぁ!」
「あ、あの……それ、噛まれてませんか?」
「はっはっは。何を言うんだい? これは、タローがじゃれているだけだよ」
「えっと、頭から血が流れていますけど」
「む! もしや、タローが口の中を怪我でもしたのか?」
「どう見ても、貴方の血ですよっ!」
何なの!?
……もしかして、この人も不審者っ!?
でも、ちゃんと制服着てるし、名乗ったし、ただの変な人?
とりあえず、流血はどうかと思うので、こっそり治癒魔法を使ってあげると、
「さて、本題に入ろう。さっきも言ったけど、やはり君は凄い魔力を秘めているよね? それに今のは……何の魔法だい? 僕が判別出来ない魔法だなんて、かなり珍しいんだけど」
突然我に返ったケヴィンさんが、目が笑っていない笑みを浮かべながら私を見つめてくる。
暫く何も言えずに黙っていると、
「失礼。何も取って食おうって訳じゃないんだ。君の制服からすると……一年生だね。知っていると思うけど、この国では毎年学校対抗の魔法大会があるだろ? その大会で他の学校に勝つため、優秀な人材が欲しくてね」
「えっと、それって学校内で予選があるんじゃないんですか?」
「あるけど、僕は学校内の予選なんて余裕で勝ち抜くさ。だから、それよりも、その先に控える本戦を見据えているのだよ」
ケヴィンさんがそう言って、再びモフモフし始めた。
あ、私に話を合わせたのかとも思ったんだけど、モフモフが好きなのは本当だったのね。
……ただ、相変わらず、大きな犬に噛まれているけど。
「君、名前は? さっき魔法を使った時に感じた魔力の大きさからすると、おそらくSクラスだよね? 一年生のSクラスで女子……という事は、君があのソフィア(仮)さんなのかな?」
「……(仮)は余計です。けど、どうして一年生である私の名前を知っているんですか?」
「ふふっ。僕はこの学校の生徒会長だからね。Sクラスの生徒は皆チェックしているさ。じゃあ、魔法大会の代表メンバーとして君を待っているからね。よろしくっ!」
そう言って、ケヴィンさんが大型犬を家に戻し、去って行った。
凄い自信だったけど、三年生でSクラスなら当然なのかな?
……って、休み時間が終わっちゃうっ!
リターンの魔法でシロを寮に戻し、急いで教室へと戻った。
シェムハザを天界へ追い返し、教室へ戻ろうとした所で、見知らぬ男子生徒から声を掛けられた。
ど、どうしよう。もしかして、あの変態――もとい、シェムハザを見られた!?
わ、私が不審者と使い魔契約している事がバレたら、どうしようっ!
「な、何の事ですか?」
「いや、そんなに警戒しないでよ。僕は三年生でSクラスのケヴィンって言うんだけど……君、かなり凄い召喚魔法を使えるでしょ?」
「い、いいえ? 何なら、お見せしましょうか? ……サモン、シロ」
ついさっきシェムハザを呼び出した魔法陣を使って、可愛いシロを召喚すると、両手で抱きかかえる。
「わ、私……可愛い物に目が無くて、定期的に使い魔のシロにモフモフしないとダメなんです」
さ、流石に言い訳としては苦しいか。
自分で言うのもなんだけど、わざわざモフモフする為だけに、人気の無い場所まで来て、召喚魔法を使うとかおかしいし。
案の定、ケヴィンと名乗った男子生徒も無言のままジッと私を見つめているし、何とか誤魔化そうとしたところで、
「わかるっ! わかるよっ! そう……モフモフを我慢なんて出来ないっ! かく言う僕も可愛い物に目が無くてね。サモン……タロー」
突然魔法陣を描きだし……大型犬を呼び出したっ!?
「よーしよしよしよし。可愛いなぁ! タローは本当に可愛いなぁ!」
「あ、あの……それ、噛まれてませんか?」
「はっはっは。何を言うんだい? これは、タローがじゃれているだけだよ」
「えっと、頭から血が流れていますけど」
「む! もしや、タローが口の中を怪我でもしたのか?」
「どう見ても、貴方の血ですよっ!」
何なの!?
……もしかして、この人も不審者っ!?
でも、ちゃんと制服着てるし、名乗ったし、ただの変な人?
とりあえず、流血はどうかと思うので、こっそり治癒魔法を使ってあげると、
「さて、本題に入ろう。さっきも言ったけど、やはり君は凄い魔力を秘めているよね? それに今のは……何の魔法だい? 僕が判別出来ない魔法だなんて、かなり珍しいんだけど」
突然我に返ったケヴィンさんが、目が笑っていない笑みを浮かべながら私を見つめてくる。
暫く何も言えずに黙っていると、
「失礼。何も取って食おうって訳じゃないんだ。君の制服からすると……一年生だね。知っていると思うけど、この国では毎年学校対抗の魔法大会があるだろ? その大会で他の学校に勝つため、優秀な人材が欲しくてね」
「えっと、それって学校内で予選があるんじゃないんですか?」
「あるけど、僕は学校内の予選なんて余裕で勝ち抜くさ。だから、それよりも、その先に控える本戦を見据えているのだよ」
ケヴィンさんがそう言って、再びモフモフし始めた。
あ、私に話を合わせたのかとも思ったんだけど、モフモフが好きなのは本当だったのね。
……ただ、相変わらず、大きな犬に噛まれているけど。
「君、名前は? さっき魔法を使った時に感じた魔力の大きさからすると、おそらくSクラスだよね? 一年生のSクラスで女子……という事は、君があのソフィア(仮)さんなのかな?」
「……(仮)は余計です。けど、どうして一年生である私の名前を知っているんですか?」
「ふふっ。僕はこの学校の生徒会長だからね。Sクラスの生徒は皆チェックしているさ。じゃあ、魔法大会の代表メンバーとして君を待っているからね。よろしくっ!」
そう言って、ケヴィンさんが大型犬を家に戻し、去って行った。
凄い自信だったけど、三年生でSクラスなら当然なのかな?
……って、休み時間が終わっちゃうっ!
リターンの魔法でシロを寮に戻し、急いで教室へと戻った。
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