9 / 72
俺、先輩の事
しおりを挟む
あんな風に言われたのに、俺はまたあの空き部屋に来てしまった。
そしていつものように先輩の膝枕をしている。
あいつは誰か一人と付き合うなんてしない。
その言葉が頭の中をぐるぐると巡る。
聞きたいけど、確信に触れるのが怖い。
今の関係を壊したくない。
先輩のこのさらさらの髪を触れなくなるのは嫌だ。切なく見つめていると、先輩も起きて俺の事を観ているのに気付いた。
先輩と視線が絡み合う。
反らすことが出来ない。
先輩の手がゆっくり伸びてきて、俺の頬に触れる。
先輩が上体を起こし近づいてくる。
キスされると予感し瞼を閉じる。
先輩の唇が触れた。
触れただけでビリビリと衝撃が走る。
多分触れるだけのキスで時間も数秒だった。
けれど、余韻が暫く続いた。
先輩とのキスは驚いたけど嫌じゃなかった。
先輩は何事もなかったようにまた眠ってしまった。
俺、先輩の事好きなんだ。
そしていつものように先輩の膝枕をしている。
あいつは誰か一人と付き合うなんてしない。
その言葉が頭の中をぐるぐると巡る。
聞きたいけど、確信に触れるのが怖い。
今の関係を壊したくない。
先輩のこのさらさらの髪を触れなくなるのは嫌だ。切なく見つめていると、先輩も起きて俺の事を観ているのに気付いた。
先輩と視線が絡み合う。
反らすことが出来ない。
先輩の手がゆっくり伸びてきて、俺の頬に触れる。
先輩が上体を起こし近づいてくる。
キスされると予感し瞼を閉じる。
先輩の唇が触れた。
触れただけでビリビリと衝撃が走る。
多分触れるだけのキスで時間も数秒だった。
けれど、余韻が暫く続いた。
先輩とのキスは驚いたけど嫌じゃなかった。
先輩は何事もなかったようにまた眠ってしまった。
俺、先輩の事好きなんだ。
応援ありがとうございます!
4
お気に入りに追加
418
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる