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1612.ぐわっと
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魔法使いとモトバは魔力の制御について魔王に尋ねた。
「魔力などぐわっとやってギュッとしてぐるっと動かせば良い」
「判らないわよ!」
魔法使いは激おこである。
「魔王さんってほんとに本能で生きてらっしゃいますわね」
モトバは呆れ声だ。
「我にとっては魔力を動かすなど手足を動かすのと変わらぬ故、細かい説明はできぬ」
「ぐわっとやってギュッとしてぐるっとね……。こうかな?」
オリエの声と光を感じて魔法使いが振り向けば、オリエの手の上に何やら高速回転する光の玉が……。
オリエは2人に付いて来たらしいが今はそれどころではない。
「オリエさん!?」
「あれ?」
魔法使いが叫ぶ先でオリエが何やら首を傾げる。
手の上の光の玉が更に速度を増している。
ドバン!
爆音とともに光の玉がバスケットボール大に一瞬で広がり、目映く光って消えた。
オリエがポリポリと頭を掻く。
「魔王ありがとうね」
「次は気を付けるのだな」
「うん」
「何だったんですの!?」
珍しくモトバが声を荒らげた。
「魔力などぐわっとやってギュッとしてぐるっと動かせば良い」
「判らないわよ!」
魔法使いは激おこである。
「魔王さんってほんとに本能で生きてらっしゃいますわね」
モトバは呆れ声だ。
「我にとっては魔力を動かすなど手足を動かすのと変わらぬ故、細かい説明はできぬ」
「ぐわっとやってギュッとしてぐるっとね……。こうかな?」
オリエの声と光を感じて魔法使いが振り向けば、オリエの手の上に何やら高速回転する光の玉が……。
オリエは2人に付いて来たらしいが今はそれどころではない。
「オリエさん!?」
「あれ?」
魔法使いが叫ぶ先でオリエが何やら首を傾げる。
手の上の光の玉が更に速度を増している。
ドバン!
爆音とともに光の玉がバスケットボール大に一瞬で広がり、目映く光って消えた。
オリエがポリポリと頭を掻く。
「魔王ありがとうね」
「次は気を付けるのだな」
「うん」
「何だったんですの!?」
珍しくモトバが声を荒らげた。
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