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1607.目立たない
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先遣隊隊員達もまたイベント会場に居た。
彼らもまた入場料が支払えないので場外からの観賞だ。
「あ、あれは……! あの日の我々もああなってしまったのか!?」
場内の惨状には目を覆いたくなるが、冒険者ギルドを襲撃した部隊の者は覆っても居られない。
あの日、今は宙に浮かんでいる女が目の前に現れてからの記憶が怪しい。
拠点でメイドの群れに制圧された者達も連行された先で見た彼らの醜態を思い出したようで生暖かい目を向ける。
「でもあれだけの数の中に混じってれば目立たないよな……」
隊員の1人がぼそっと呟いたのを周囲の隊員がハッとした目で見た。
目の前の彼らはきっと自分達よりダメージが少ない筈なのだ。
彼らもまた入場料が支払えないので場外からの観賞だ。
「あ、あれは……! あの日の我々もああなってしまったのか!?」
場内の惨状には目を覆いたくなるが、冒険者ギルドを襲撃した部隊の者は覆っても居られない。
あの日、今は宙に浮かんでいる女が目の前に現れてからの記憶が怪しい。
拠点でメイドの群れに制圧された者達も連行された先で見た彼らの醜態を思い出したようで生暖かい目を向ける。
「でもあれだけの数の中に混じってれば目立たないよな……」
隊員の1人がぼそっと呟いたのを周囲の隊員がハッとした目で見た。
目の前の彼らはきっと自分達よりダメージが少ない筈なのだ。
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