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1507.行動開始
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隣国の先遣隊の第1目標は冒険者ギルドだ。
第2目標は行政府や議会を予定していたが、ベースの町にこれらは存在しなかった。
実際には議会らしきものが無いではないが、最初期の移住者による合議制で、会場も持ち回りなのだ。
そこで先遣隊はダンジョン第3階層の最初期の移住者でもある大店の占拠を目論んだ。
満を持しての行動開始。
本国の進行に呼応してのものだ。今頃は本国の軍も国境を越えているだろう。
部隊の半数500名が向かうのが冒険者ギルド。
猟師と言えど所詮は剣や弓を振り回すだけの民間人。銃を携えた屈強な軍人の前には障害になるものではない。
彼らはこう考えていた。
道すがらちらほらと見られる裸の女に気を逸らされながらも目的地に到着すると、ものの数分で包囲を終える。
突入。
パンパーンと銃声2つ。
突然と声に振り向いた猟師の注目が集まる中、突入部隊長が前に出る。
「この場は我わ……」
口上はまだ出出しであった。
ぐわしゃーと鈍い音と共に顔の潰された部隊長が吹き飛ばされる。
「敵性存在確認。排除します」
抑揚の無い声と共に受付嬢が宣言した。
第2目標は行政府や議会を予定していたが、ベースの町にこれらは存在しなかった。
実際には議会らしきものが無いではないが、最初期の移住者による合議制で、会場も持ち回りなのだ。
そこで先遣隊はダンジョン第3階層の最初期の移住者でもある大店の占拠を目論んだ。
満を持しての行動開始。
本国の進行に呼応してのものだ。今頃は本国の軍も国境を越えているだろう。
部隊の半数500名が向かうのが冒険者ギルド。
猟師と言えど所詮は剣や弓を振り回すだけの民間人。銃を携えた屈強な軍人の前には障害になるものではない。
彼らはこう考えていた。
道すがらちらほらと見られる裸の女に気を逸らされながらも目的地に到着すると、ものの数分で包囲を終える。
突入。
パンパーンと銃声2つ。
突然と声に振り向いた猟師の注目が集まる中、突入部隊長が前に出る。
「この場は我わ……」
口上はまだ出出しであった。
ぐわしゃーと鈍い音と共に顔の潰された部隊長が吹き飛ばされる。
「敵性存在確認。排除します」
抑揚の無い声と共に受付嬢が宣言した。
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