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1440.以前は
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モトバは虚ろな目で夫の骸が消えるのを見ながら男達のされるがままになっていた。
傍からは今日ここに来た目的も忘れているよう。
これはいけないと、魔法使いが代わりに周りの男達に問い掛ける。
「あんた達って女神がどうのって喧嘩してるらしいじゃない?」
「あいつらがおかしいんだ。触れもしない女を崇めるなんてな」
咎められたように感じたのだろう男が反射的に反論した。
「でもあんた達だって以前はその触れない女を崇めてたでしょ」
しつこくオリエの尻を追いかけ回していた男達の幾人かは魔法使いも把握していて、総じて今ここに集っている。
反論した男もその中の1人だ。
魔法使いが把握してなかったライトな追っ掛けも含め、彼らにとってタダで裸を見られるオリエは有り難い存在だった筈だ。
「……」
「だからみんなを女神だと思えばいいのよ」
魔法使いは反論した男を指先で触れるか触れないかの優しさで撫でる。
「納得できたら、いらっしゃい」
そして馬鹿な争いはお止めなさいとささやきながら男を誘った。
傍からは今日ここに来た目的も忘れているよう。
これはいけないと、魔法使いが代わりに周りの男達に問い掛ける。
「あんた達って女神がどうのって喧嘩してるらしいじゃない?」
「あいつらがおかしいんだ。触れもしない女を崇めるなんてな」
咎められたように感じたのだろう男が反射的に反論した。
「でもあんた達だって以前はその触れない女を崇めてたでしょ」
しつこくオリエの尻を追いかけ回していた男達の幾人かは魔法使いも把握していて、総じて今ここに集っている。
反論した男もその中の1人だ。
魔法使いが把握してなかったライトな追っ掛けも含め、彼らにとってタダで裸を見られるオリエは有り難い存在だった筈だ。
「……」
「だからみんなを女神だと思えばいいのよ」
魔法使いは反論した男を指先で触れるか触れないかの優しさで撫でる。
「納得できたら、いらっしゃい」
そして馬鹿な争いはお止めなさいとささやきながら男を誘った。
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