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1418.気分
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オリエは家族に通信機能の説明をし、この場で一通りの番号交換をして通話を試す。
「ね『姉ちゃん』
「う『うん。お姉ちゃんだよー。上手く繋がったね』
「こ『このタイムラグは何なんだ?』
「き『きっと魔王の拘りだよ』
「「「えっ!?『えっ!?』」」」
ここでオリエは通信を切る。
「魔王が言うには距離に応じてタイムラグが延ばしてるんだって」
「それってわざと延ばしてるみたいじゃない?」
「そうだよ。遠いほどタイムラグが長い方が気分が出るだろうって」
タイムラグ無しの通信の方が魔王にとっては簡単だ。
「どんな気分だよ……」
「さあ?」
魔王は衛星中継のような距離感を演出したのだが、オリエですら理解できない感性なのでその家族は首を傾げるばかりであった。
「ね『姉ちゃん』
「う『うん。お姉ちゃんだよー。上手く繋がったね』
「こ『このタイムラグは何なんだ?』
「き『きっと魔王の拘りだよ』
「「「えっ!?『えっ!?』」」」
ここでオリエは通信を切る。
「魔王が言うには距離に応じてタイムラグが延ばしてるんだって」
「それってわざと延ばしてるみたいじゃない?」
「そうだよ。遠いほどタイムラグが長い方が気分が出るだろうって」
タイムラグ無しの通信の方が魔王にとっては簡単だ。
「どんな気分だよ……」
「さあ?」
魔王は衛星中継のような距離感を演出したのだが、オリエですら理解できない感性なのでその家族は首を傾げるばかりであった。
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