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1398.とある夫婦
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とあるダンジョン第3階層の家で。
「あなた! またいかがわしいもの見てるんでしょ!」
夫は隙あらば魔法使いやモトバの動画を見ていたりする。
妻には癪の種だ。
今も夫が鼻息を荒くして見ている様子なので、妻は今回もそうだと考えた。
「ち、違うぞ! こ、子供に聞かせるのにいいんじゃないかってお伽噺の朗読を聞いてたんだ」
妻は何やら興奮した様子の夫に詰め寄るが、夫は視線を逸らせながらもきっぱりと否定した。
「だったら聞かせてみなさいよ」
「お、おう」
冒険者ギルドの交換リストは他人からは見えないが、音声は漏れ聞こえるのだ。
夫は妻の前で最初から再生した。
「こ、これは……!」
妻は唸った。
物語は夫の言う通りにエッチではない。
これでは夫を不問にするしかない。
だが聞いていたら身体がもやもやうずうずしてしまう。
この夜、妻は夫を激しく求めた。
「あなた! またいかがわしいもの見てるんでしょ!」
夫は隙あらば魔法使いやモトバの動画を見ていたりする。
妻には癪の種だ。
今も夫が鼻息を荒くして見ている様子なので、妻は今回もそうだと考えた。
「ち、違うぞ! こ、子供に聞かせるのにいいんじゃないかってお伽噺の朗読を聞いてたんだ」
妻は何やら興奮した様子の夫に詰め寄るが、夫は視線を逸らせながらもきっぱりと否定した。
「だったら聞かせてみなさいよ」
「お、おう」
冒険者ギルドの交換リストは他人からは見えないが、音声は漏れ聞こえるのだ。
夫は妻の前で最初から再生した。
「こ、これは……!」
妻は唸った。
物語は夫の言う通りにエッチではない。
これでは夫を不問にするしかない。
だが聞いていたら身体がもやもやうずうずしてしまう。
この夜、妻は夫を激しく求めた。
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