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1224.白いお肌
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女将は鍋の仕度をしながらオリエに話し掛ける。
「当宿の露天風呂は美肌効果があると謂われております。お客様の輝くような白いお肌が益々輝きを増すお手伝いになれば幸いでございます」
「白く輝く? あたしは日焼け……、あれ?」
オリエは今まで気にしていなくて気付かなかったが、改めて自分の肌を見て首を傾げた。
オリエはダンジョン最奥に達した時にはビキニアーマー跡がはっきり判る程度に日焼けしていた。
ところが今では日焼け跡が完全に消えてしまっている。
ビキニアーマーで覆われていた部分も日焼けしたのではなく、日焼けが消えたのだ。
女将も言った後で違和感に気付いた。
常に全裸なら下着の跡すら無いのは頷ける。しかしそんな生活では全身が日焼けする筈だ。
「今のオリエの肌は日焼けなどしない」
「秘訣か何かございますでしょうか?」
女将は反射的に食い付いた。日焼けをしない肌は喉から手が出るほど欲しいものだ。
「体質だ」
「そうでございましたか」
女将はしょんぼりした。
「当宿の露天風呂は美肌効果があると謂われております。お客様の輝くような白いお肌が益々輝きを増すお手伝いになれば幸いでございます」
「白く輝く? あたしは日焼け……、あれ?」
オリエは今まで気にしていなくて気付かなかったが、改めて自分の肌を見て首を傾げた。
オリエはダンジョン最奥に達した時にはビキニアーマー跡がはっきり判る程度に日焼けしていた。
ところが今では日焼け跡が完全に消えてしまっている。
ビキニアーマーで覆われていた部分も日焼けしたのではなく、日焼けが消えたのだ。
女将も言った後で違和感に気付いた。
常に全裸なら下着の跡すら無いのは頷ける。しかしそんな生活では全身が日焼けする筈だ。
「今のオリエの肌は日焼けなどしない」
「秘訣か何かございますでしょうか?」
女将は反射的に食い付いた。日焼けをしない肌は喉から手が出るほど欲しいものだ。
「体質だ」
「そうでございましたか」
女将はしょんぼりした。
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