880 / 1,408
1223.魚
しおりを挟む
露天風呂は立地的に覗かれ放題だし、オリエも風呂の縁から身を乗り出して景色を楽しんだので見られ放題の状況でもあった。
だが目撃者は誰も居ない。
魔王が宿の関係者以外のゴーレムを配置しなかったから。
そんな訳で乱入者などに煩わされることなく、オリエは温泉を堪能した。
部屋に戻ると夕食の準備が整えられ、女将も待ち構えていた。
メニューは突然業者が納品に現れたことで元に戻されている。
因みに使いに走った番頭は取引先に会えず仕舞いであった。
「お食事の仕度が調っております」
「ありがと。だけどこれって生魚?」
「生のお魚は苦手でらっしゃいましたか?」
「んー、お腹壊しそうだし……」
「でしたら鍋に仕立てさせていただきます」
女将は臨機応変だった。
だが目撃者は誰も居ない。
魔王が宿の関係者以外のゴーレムを配置しなかったから。
そんな訳で乱入者などに煩わされることなく、オリエは温泉を堪能した。
部屋に戻ると夕食の準備が整えられ、女将も待ち構えていた。
メニューは突然業者が納品に現れたことで元に戻されている。
因みに使いに走った番頭は取引先に会えず仕舞いであった。
「お食事の仕度が調っております」
「ありがと。だけどこれって生魚?」
「生のお魚は苦手でらっしゃいましたか?」
「んー、お腹壊しそうだし……」
「でしたら鍋に仕立てさせていただきます」
女将は臨機応変だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
40
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる