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925.あたしといい事
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「チクショー! あたしったら何てミスを!」
ミスで済む問題かはさておいて、ゴリゴリ女は地面を殴りつけて嘆く。
だがまた顔を上げた。
「こうなったら、オリエ! あたしといい事しようぜ! ヒィヒィ言わせてやるぜ!」
何を血迷ったか、オリエに躍り掛かった。
無論、易く投げられてもんどり打ち、地面へと打ち付けられる。
「ぐぎゃっ!」
「……何がしたいの?」
オリエはちょいおこである。
ゴリゴリ女はそんなオリエに勝ち目が無いと見てか、項垂れる。
「あたしはこんな形だから美人や可愛いヤツが妬ましいんだ。だからあたしの手で凌辱して汚してやりたいんだよ」
「傍迷惑な。妬ましいなら美人になればいいよ。『化粧箱』って知らない?」
オリエとしてはあまり好ましくない『化粧箱』だが、悩める人の悩みがそれでしか解決しなさそうなら勧めるのも吝かでなかった。
ミスで済む問題かはさておいて、ゴリゴリ女は地面を殴りつけて嘆く。
だがまた顔を上げた。
「こうなったら、オリエ! あたしといい事しようぜ! ヒィヒィ言わせてやるぜ!」
何を血迷ったか、オリエに躍り掛かった。
無論、易く投げられてもんどり打ち、地面へと打ち付けられる。
「ぐぎゃっ!」
「……何がしたいの?」
オリエはちょいおこである。
ゴリゴリ女はそんなオリエに勝ち目が無いと見てか、項垂れる。
「あたしはこんな形だから美人や可愛いヤツが妬ましいんだ。だからあたしの手で凌辱して汚してやりたいんだよ」
「傍迷惑な。妬ましいなら美人になればいいよ。『化粧箱』って知らない?」
オリエとしてはあまり好ましくない『化粧箱』だが、悩める人の悩みがそれでしか解決しなさそうなら勧めるのも吝かでなかった。
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