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870.ダンジョン庁
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秘書の横槍が入ったので収穫を仕切り直すダンジョン庁長官。大きく育ったゴーレムキャベツにナイフを入れる。
まろび出るはゴーレムだ。一瞬で長官の視線は釘付けになった。
「うおおおおっ!」
長官は雄叫びを上げる。生まれたゴーレムはあどけなさと勝ち気さが同居したような容貌なのにぼんきゅっぼんのゴージャスプロポーション。好みのど真ん中で叫ばずにいられない。
そして思わずむしゃぶり付こうとしかけて止めた。
「おっと危ない危ない。愚か者どもと同じ轍を踏んでなるものか」
腕で額を拭う長官。その姿を秘書が白けきった目で見やる。
「声に出した時点で似たようなものでしょう」
「何を言うか! 手を出す出さないは大きな違いだ!」
長官はそう主張する。
だが長官を見るゴーレムの目はどこか冷ややかに見えた。
まろび出るはゴーレムだ。一瞬で長官の視線は釘付けになった。
「うおおおおっ!」
長官は雄叫びを上げる。生まれたゴーレムはあどけなさと勝ち気さが同居したような容貌なのにぼんきゅっぼんのゴージャスプロポーション。好みのど真ん中で叫ばずにいられない。
そして思わずむしゃぶり付こうとしかけて止めた。
「おっと危ない危ない。愚か者どもと同じ轍を踏んでなるものか」
腕で額を拭う長官。その姿を秘書が白けきった目で見やる。
「声に出した時点で似たようなものでしょう」
「何を言うか! 手を出す出さないは大きな違いだ!」
長官はそう主張する。
だが長官を見るゴーレムの目はどこか冷ややかに見えた。
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