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434.席替え
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「おじゃまします」
ヒーラーは魔王が座るこたつのオリエの正面に席を替えた。魔王が量産品としては大型の210㎝×100㎝のこたつの長辺に座り、オリエがその右の短辺に座っていたので、魔王から見て左側の短辺になる。
これまで5人パーティーは魔王の正面に置かれた同じ大きさのこたつに、魔王に背を向けないよう座っていたが、その横にテーブルを置けばどうしても長辺が1つ塞がる形になる。勿論誰かがテーブルに背を向ける位置に座るならその限りではないが、それでは魔法使いを弾き出したように見えるので避けたかったのだ。
魔法使いもテーブルに着いた。こたつに座る男達を正面に見る向き。男達からは魔法使いの下半身が丸見えだ。
男達は食い入るように見る。
「もう、馬鹿ばっか」
ヒーラーは沈痛な面持ちで額を押さえた
ヒーラーは魔王が座るこたつのオリエの正面に席を替えた。魔王が量産品としては大型の210㎝×100㎝のこたつの長辺に座り、オリエがその右の短辺に座っていたので、魔王から見て左側の短辺になる。
これまで5人パーティーは魔王の正面に置かれた同じ大きさのこたつに、魔王に背を向けないよう座っていたが、その横にテーブルを置けばどうしても長辺が1つ塞がる形になる。勿論誰かがテーブルに背を向ける位置に座るならその限りではないが、それでは魔法使いを弾き出したように見えるので避けたかったのだ。
魔法使いもテーブルに着いた。こたつに座る男達を正面に見る向き。男達からは魔法使いの下半身が丸見えだ。
男達は食い入るように見る。
「もう、馬鹿ばっか」
ヒーラーは沈痛な面持ちで額を押さえた
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