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01 異世界
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ある日目覚めたら異世界にいた。
こんな事が私の身に降りかかるなんて、思ってもみなかった。
かつて大変なブラック企業で夜とも朝とも分からない生活をしていていつの間にか意識が途絶えたことや、目を覚ましたら見知らぬ世界で、しかも美少女になっていて驚きのあまり再び倒れたりなどの工程もあったが割愛する。
「どう見ても……学生の頃に遊んだゲームの悪役令嬢なのよね……」
意識を取り戻して五日後、私は自室の姿見に手を触れながら改めて呟く。
異世界にいることに加え、この人物が後に断罪される悪役令嬢であることに気がついたのだ。
艶々の金の髪は腰元まで伸び、緩やかにウェーブしている。これを以前の自分はグルングルンの縦ロールに毎朝セットしていたらしい。
目尻にかけて吊り上がった猫目に、真っ青な瞳。いわゆる金髪碧眼の美少女である。
――私が転生したと思われるロズニーヌ・ユルフェ侯爵令嬢は、ゲーム上では最後に断罪される悪役だった。
ヒロインの男爵令嬢が眉目秀麗な攻略対象者たちとあれやこれやしていく訳なのだけれど、その全てにおいて、邪魔をする敵役だ。
攻略対象者とのキャッキャウフフな楽しいイベントが起こる度に、悪役令嬢ロズニーヌとの対戦が挟まり、カラフルなお菓子をマージさせるというパズルゲームに興じる必要があった。
正直、私はそのパズルゲームの部分にハマった。
悪役令嬢と対戦したいがために攻略対象とエンカウントしまくり、最後は見事全員攻略して逆ハーも成立してしまうほどだ。
彼女の婚約者である王子を奪ったり、攻略対象者たちの好感度を上げまくれば自分のハッピーエンドののち悪役令嬢の断罪イベントがある。
自分でいうのもなんだけど……私はパズルゲームが上手すぎたので、ロズニーヌは常に断罪されていた。
こんな事が私の身に降りかかるなんて、思ってもみなかった。
かつて大変なブラック企業で夜とも朝とも分からない生活をしていていつの間にか意識が途絶えたことや、目を覚ましたら見知らぬ世界で、しかも美少女になっていて驚きのあまり再び倒れたりなどの工程もあったが割愛する。
「どう見ても……学生の頃に遊んだゲームの悪役令嬢なのよね……」
意識を取り戻して五日後、私は自室の姿見に手を触れながら改めて呟く。
異世界にいることに加え、この人物が後に断罪される悪役令嬢であることに気がついたのだ。
艶々の金の髪は腰元まで伸び、緩やかにウェーブしている。これを以前の自分はグルングルンの縦ロールに毎朝セットしていたらしい。
目尻にかけて吊り上がった猫目に、真っ青な瞳。いわゆる金髪碧眼の美少女である。
――私が転生したと思われるロズニーヌ・ユルフェ侯爵令嬢は、ゲーム上では最後に断罪される悪役だった。
ヒロインの男爵令嬢が眉目秀麗な攻略対象者たちとあれやこれやしていく訳なのだけれど、その全てにおいて、邪魔をする敵役だ。
攻略対象者とのキャッキャウフフな楽しいイベントが起こる度に、悪役令嬢ロズニーヌとの対戦が挟まり、カラフルなお菓子をマージさせるというパズルゲームに興じる必要があった。
正直、私はそのパズルゲームの部分にハマった。
悪役令嬢と対戦したいがために攻略対象とエンカウントしまくり、最後は見事全員攻略して逆ハーも成立してしまうほどだ。
彼女の婚約者である王子を奪ったり、攻略対象者たちの好感度を上げまくれば自分のハッピーエンドののち悪役令嬢の断罪イベントがある。
自分でいうのもなんだけど……私はパズルゲームが上手すぎたので、ロズニーヌは常に断罪されていた。
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