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ep14 ようこそ復讐のナイトメアへ
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『そうだオレも出来るだけ協力しよう』と、どうしても手を貸したい一心は、甲馬と夏娘の話に必要以上に割り込んでくる。
「ありがとうございます風間さん。しかし……あの大勢の人、相手にどうしたらいいのか……」と甲馬は一心に困った素振りをみせる。
待ってましたと言わんばかりに一心は『少し試したい事があります』と言いいながら、大きなホワイトボードを持ってきて説明を始めた。
「君達は人を憎んだりした事はあるかな、実は人は知らないうちに憎悪や嫉妬などの念、いわゆる魂の一部を相手に飛ばしている。それが生霊」
「という事は一心さん、僕も熊虎や日乃出達に生霊を飛ばしている可能性があるんですか?」と甲馬は一心の話に食いつく。
「ええ恐らく飛ばしてます。その甲馬君が飛ばしであろう生霊をたどり、相手の夢にナイトメアを使い介入してもらいます」
『そんな事出来るのですか』と甲馬は怖気づきながら話す。
「問題ない。おじさんも甲馬君と同じ年の頃、幽体となって妻の夢へ入った事があるからね。それに君達ほどの高い霊力があれば問題ない」
そうして一心の熱意に負けた甲馬と夏娘は、彼が考えた方法で夢介入を早速実行する事にした。
「ふたりは、そこのベッドで横になって下さい」甲馬と夏娘は一心に言われるがままに手を繋ぎ大の字になり、一心に誘導されるがまま、ふたりの意識は深く深く……沈んでいった。
『さあ……ふたり共、ゆっくりと目を開けて』と遠くから一心の声がする。
ふたりは、ゆっくりと目を開けるとそこは漆黒の暗闇。
その暗闇に佇む独りの男が、ふたりに少しかすれた低い声で唱えた。
【ようこそ……復讐のナイトメアへ】
「ありがとうございます風間さん。しかし……あの大勢の人、相手にどうしたらいいのか……」と甲馬は一心に困った素振りをみせる。
待ってましたと言わんばかりに一心は『少し試したい事があります』と言いいながら、大きなホワイトボードを持ってきて説明を始めた。
「君達は人を憎んだりした事はあるかな、実は人は知らないうちに憎悪や嫉妬などの念、いわゆる魂の一部を相手に飛ばしている。それが生霊」
「という事は一心さん、僕も熊虎や日乃出達に生霊を飛ばしている可能性があるんですか?」と甲馬は一心の話に食いつく。
「ええ恐らく飛ばしてます。その甲馬君が飛ばしであろう生霊をたどり、相手の夢にナイトメアを使い介入してもらいます」
『そんな事出来るのですか』と甲馬は怖気づきながら話す。
「問題ない。おじさんも甲馬君と同じ年の頃、幽体となって妻の夢へ入った事があるからね。それに君達ほどの高い霊力があれば問題ない」
そうして一心の熱意に負けた甲馬と夏娘は、彼が考えた方法で夢介入を早速実行する事にした。
「ふたりは、そこのベッドで横になって下さい」甲馬と夏娘は一心に言われるがままに手を繋ぎ大の字になり、一心に誘導されるがまま、ふたりの意識は深く深く……沈んでいった。
『さあ……ふたり共、ゆっくりと目を開けて』と遠くから一心の声がする。
ふたりは、ゆっくりと目を開けるとそこは漆黒の暗闇。
その暗闇に佇む独りの男が、ふたりに少しかすれた低い声で唱えた。
【ようこそ……復讐のナイトメアへ】
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