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ep3 ナイトメア
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「くそ、こいつ等、一人づつ、必ず……」と呟き甲馬は意識を失った。
「やべぇ……コイツ息してねえぞ!」と複数の信者が、その場から逃げ去って行った。
『もう……生きているのが辛い』甲馬はその時、この世ではないどこかで、死に続く道を探していた。現世とあの世の境で彷徨う甲馬に何処からか声が聞こえてきた。
『お前、力が欲しいか? あいつらを地獄に落とせる力だ』
『えっ……誰? 誰なんだ君は……』
「我は魂の欠片できた生霊だ。名は、そうだなナイトメアと呼んでくれ」
「生霊……ナイトメアさんは生きているのですか」
「嫌々、生霊といってもその魂の宿っていた肉体の主は、もうこの世にはない。だから今俺は、この地に縛られている」
甲馬の周りをぐるぐると旋回するナイトメア。
「……我が力、欲しくはないか」
「ナイトメア……何の力?」
母の言葉を思い出す甲馬。――悪霊は、人のちょっとした心の隙間から入り込む。一度、悪憑きなった場合、祓うのが困難。
「ごめん少し……考える時間が欲しい」
「復讐したい相手の夢を支配できる能力とお前の絶大なる力なら霊体を操る力も持てるだろう。しかも、お前の溢れでる凄まじい程の強い霊能力があれば………俺をここから解き放てる。然らば、お前は鬼に金棒だ」
甲馬は懐から御守りと護符を取出し、何やら唱え始め少しづつ離れていった。
「ちょっと待て!」
甲馬に引き攣った様な笑みを浮かべ、耳元で甘く囁いた。
「俺を手に入れて、自らの能力も開花させたいのだろう……迷うなその能力で、あいつらをギャフンと言わせろ……これも運命のめぐり合わせだ。さあ早く、俺を取り込め、そして復讐を果たせ……」
甲馬の脳裏に、奥歯を噛みしめた日々が回想した。
『あいつらが、いなくなれば……僕は欲しいナイトメアの能力を……』
「わかった……それで僕はどうしたらいい」
「そうだな……俺の霊体に触れろ、さすればオレの霊体は、お前に吸収される。ただ俺の過去の記憶も一緒に取り込む事になるが、それは気にするな俺に報告もいらね……興味ないからな」
そうして甲馬は、ナイトメアの霊体に触れた。
ナイトメアの主だった男の記憶が甲馬の中に流れ込む。
『マジかよ、すっげえ……僕もこの人ようになりたい……』
甲馬の心臓はバクバクし、早くいじめっ子に報復をしたくて目をギラギラさせた。
「復讐のナイトメアへようこそ」
そうして春木甲馬の復讐劇は始まった。
――熊虎貴士、日乃出美紅、そして、その信者ども、今までの礼はきっちりと返してやる……。
「やべぇ……コイツ息してねえぞ!」と複数の信者が、その場から逃げ去って行った。
『もう……生きているのが辛い』甲馬はその時、この世ではないどこかで、死に続く道を探していた。現世とあの世の境で彷徨う甲馬に何処からか声が聞こえてきた。
『お前、力が欲しいか? あいつらを地獄に落とせる力だ』
『えっ……誰? 誰なんだ君は……』
「我は魂の欠片できた生霊だ。名は、そうだなナイトメアと呼んでくれ」
「生霊……ナイトメアさんは生きているのですか」
「嫌々、生霊といってもその魂の宿っていた肉体の主は、もうこの世にはない。だから今俺は、この地に縛られている」
甲馬の周りをぐるぐると旋回するナイトメア。
「……我が力、欲しくはないか」
「ナイトメア……何の力?」
母の言葉を思い出す甲馬。――悪霊は、人のちょっとした心の隙間から入り込む。一度、悪憑きなった場合、祓うのが困難。
「ごめん少し……考える時間が欲しい」
「復讐したい相手の夢を支配できる能力とお前の絶大なる力なら霊体を操る力も持てるだろう。しかも、お前の溢れでる凄まじい程の強い霊能力があれば………俺をここから解き放てる。然らば、お前は鬼に金棒だ」
甲馬は懐から御守りと護符を取出し、何やら唱え始め少しづつ離れていった。
「ちょっと待て!」
甲馬に引き攣った様な笑みを浮かべ、耳元で甘く囁いた。
「俺を手に入れて、自らの能力も開花させたいのだろう……迷うなその能力で、あいつらをギャフンと言わせろ……これも運命のめぐり合わせだ。さあ早く、俺を取り込め、そして復讐を果たせ……」
甲馬の脳裏に、奥歯を噛みしめた日々が回想した。
『あいつらが、いなくなれば……僕は欲しいナイトメアの能力を……』
「わかった……それで僕はどうしたらいい」
「そうだな……俺の霊体に触れろ、さすればオレの霊体は、お前に吸収される。ただ俺の過去の記憶も一緒に取り込む事になるが、それは気にするな俺に報告もいらね……興味ないからな」
そうして甲馬は、ナイトメアの霊体に触れた。
ナイトメアの主だった男の記憶が甲馬の中に流れ込む。
『マジかよ、すっげえ……僕もこの人ようになりたい……』
甲馬の心臓はバクバクし、早くいじめっ子に報復をしたくて目をギラギラさせた。
「復讐のナイトメアへようこそ」
そうして春木甲馬の復讐劇は始まった。
――熊虎貴士、日乃出美紅、そして、その信者ども、今までの礼はきっちりと返してやる……。
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