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ep4 復讐のナイトメア復活
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「まずはお前に力を授けよう」とナイトメアが、手のひらを甲馬にかざすと同時に甲馬に異変が……『体がざわつく……なんか寒い』
――これから一体何が始まるんだ。うっ……何だ、この体の血が吸い込まれていく感覚は……体の力が抜けていく。
さらに甲馬の周辺の温度が一気に下がり、立っていられないほどの重圧感で押し潰されそうになるのを堪える。
だが甲馬は耐えきれず、その場の地面に張りつき、気を失った。
目が覚めると、背は一七〇半ばで茶髪のロン毛で鋭い目つき、しかも甲馬と同じ制服を着ている見知らぬ男が佇んでいた。
そうして彼は少し、かすれた声で囁いた。
「俺は復讐のナイトメアだ。よろしく頼む」そう言い彼は手を差し出し握手を求めてきた。
甲馬は、恐る恐る手を差し出し力強く握手をかわした。
――凄えな、甲馬の霊力は俺をリアルに纏う事ができるんじゃねえか……。
「あの……ナイトメアさんは何故に僕と同じ高校の制服?」
「ああ……それは昔、俺の主が同じ高校だったのかもな。スマンなぁ、そこらへんの記憶殆ど無い。ただひとつ言える事は喧嘩がめっぽう強い事だけだ」
「そうか……羨ましいな。僕はめちゃくちゃ弱いから、いつもボコられてばかりだ」
「そうか……じゃあ今度、俺を纏え、喧嘩の勝利を体感させてやるさ。まぁ今はとりあえず力が勿体ないから一度消える。安心しろいざという時は現れるからよ」と告げナイトメア消え去った。
甲馬は、ナイトメアの力を手に入れた。その力によって、夢の中に入り込み相手の心に干渉することができるようになった。
相手の夢の中に入り込んだ甲馬。最初は、小さな干渉から始めた。次第に彼の力は強くなり、相手の夢を完全に操ることができるようになった。
そうして数日後には………。
「あぁ胸クソっ悪りい」
「どうした? 貴士」
「甲馬にボコられる変な夢みてよ。クソったれが、だからリアルでアイツに倍返ししてやる」
そこへ甲馬が、いつもと誓う雰囲気を纏い学校にやってきた。
「いいとこに来たじゃねえか甲馬。おっと靴を隠すの忘れてたな」
「お前ら、いい加減にしろ!!」と言えたらいいのに中々一歩を踏み出せない甲馬であった。
「じゃあ僕、隠すまで目を閉じているね熊虎君」
「おい……甲馬、正気か! 俺を使え、あんな奴らボコボコにしてやるからよ」ナイトメアは甲馬の耳元で囁いた。
しかし……いざとなると尻込みする甲馬は、怖気づき逃げるのでった。
そうして甲馬は教室へ戻りいつもの様に、席につき俯き、彼らをボコボコにする妄想をしながら担任が来るのを待つのであった。
――これから一体何が始まるんだ。うっ……何だ、この体の血が吸い込まれていく感覚は……体の力が抜けていく。
さらに甲馬の周辺の温度が一気に下がり、立っていられないほどの重圧感で押し潰されそうになるのを堪える。
だが甲馬は耐えきれず、その場の地面に張りつき、気を失った。
目が覚めると、背は一七〇半ばで茶髪のロン毛で鋭い目つき、しかも甲馬と同じ制服を着ている見知らぬ男が佇んでいた。
そうして彼は少し、かすれた声で囁いた。
「俺は復讐のナイトメアだ。よろしく頼む」そう言い彼は手を差し出し握手を求めてきた。
甲馬は、恐る恐る手を差し出し力強く握手をかわした。
――凄えな、甲馬の霊力は俺をリアルに纏う事ができるんじゃねえか……。
「あの……ナイトメアさんは何故に僕と同じ高校の制服?」
「ああ……それは昔、俺の主が同じ高校だったのかもな。スマンなぁ、そこらへんの記憶殆ど無い。ただひとつ言える事は喧嘩がめっぽう強い事だけだ」
「そうか……羨ましいな。僕はめちゃくちゃ弱いから、いつもボコられてばかりだ」
「そうか……じゃあ今度、俺を纏え、喧嘩の勝利を体感させてやるさ。まぁ今はとりあえず力が勿体ないから一度消える。安心しろいざという時は現れるからよ」と告げナイトメア消え去った。
甲馬は、ナイトメアの力を手に入れた。その力によって、夢の中に入り込み相手の心に干渉することができるようになった。
相手の夢の中に入り込んだ甲馬。最初は、小さな干渉から始めた。次第に彼の力は強くなり、相手の夢を完全に操ることができるようになった。
そうして数日後には………。
「あぁ胸クソっ悪りい」
「どうした? 貴士」
「甲馬にボコられる変な夢みてよ。クソったれが、だからリアルでアイツに倍返ししてやる」
そこへ甲馬が、いつもと誓う雰囲気を纏い学校にやってきた。
「いいとこに来たじゃねえか甲馬。おっと靴を隠すの忘れてたな」
「お前ら、いい加減にしろ!!」と言えたらいいのに中々一歩を踏み出せない甲馬であった。
「じゃあ僕、隠すまで目を閉じているね熊虎君」
「おい……甲馬、正気か! 俺を使え、あんな奴らボコボコにしてやるからよ」ナイトメアは甲馬の耳元で囁いた。
しかし……いざとなると尻込みする甲馬は、怖気づき逃げるのでった。
そうして甲馬は教室へ戻りいつもの様に、席につき俯き、彼らをボコボコにする妄想をしながら担任が来るのを待つのであった。
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