87 / 87
最終話
しおりを挟む
ギルドのエースとしてふさわしいかどうかを試すのは分かります。だって大切な妹だもんね。良いと思うよ。
で、その次が問題ですよ。伴侶?あの結婚相手という意味もある伴侶?
「理解できていないようだからもう一度言うぞ。私は、如月飛鳥が妹の伴侶としてふさわしいかどうかを見極めたかったのだ」
「いや、何度言われても理解できませんが」
妹の伴侶としてふさわしいかどうか見極めるために俺に勇者と魔王を倒させたの?
「このシスコンはそういう女なのよ。正真正銘それがこのシスコンの真意よ」
困惑していると、キルケーさんが部屋に入ってきて俺にそう言った。
「普通そんな目的であんなことします?」
「このシスコンは普通じゃないからそういうことをするのよ。本当に驚いたわ。突然私たちに連絡してきて、『如月飛鳥という男が本当に妹の伴侶としてふさわしいかを確かめるためにギルドが壊滅させられたフリをしてくれ』って言われるなんて。ねえ」
「本当だよ。キルケーさんたちと違って僕たちのギルドって防御力がウリなんだよ?壊滅させられたら駄目なんだけれど」
キルケーさんがそう説明すると、氷浦さんも続けて文句を言っていた。
「その分の被害は全て補填するし、要望は何でも受け入れると言っただろう?」
「まあ、そうだけどね……」
「卯月さんの何でもは本当に何でもだからね……」
俺を試すためだけにいくら使ったんだろうこの人。
「麗奈姉。大体事情は理解したわ。でもそれは私が決めることで、あなたが確かめる事では無いわよね?」
「いや、姉として重要だろう」
「そんなわけないでしょ。馬鹿なの?」
「私は天才だが」
「分かった。馬鹿ね」
「だが、どの道伴侶にする予定ではあるのだろう?こんな逸材、逃すわけにはいかないだろうからな」
「はあ……」
「では、妹は飛鳥が別の女に取られても良いのだな?」
「それは飛鳥の自由でしょ。私が決めることではないわ。あくまでただのギルドマスターなのだから」
「今はそうだな。だが、今後は私たちを軽く凌駕する最強の探索者となるだろう。そんな飛鳥に女が出来たら独立してしまうとは思わないか?単独で何でも出来る能力があるのだから」
「かもしれないわね……」
「だから伴侶として契りを結ぶのが最適なのではないか?それに、飛鳥の事は好意的に思っているのだろう?なら迷うことは無いだろう」
「確かにそうかもしれないわね。飛鳥、私と結婚しなさい」
「ええ……」
別に求婚される事自体に何かしら言いたいことは無いんだけど、求婚に至った流れがあまりにもひどすぎやしませんかね。
「私は美人だし、あなたのことはよく知っているし理解もあるわ。そして二人っきりでの同棲経験もある。これ以上素晴らしい条件の相手は今後出てくるとは思わないけど?有名になったあなたに寄ってくるのは金と名声目当ての守銭奴だけよ」
「……」
あなたも金と名声目当ての守銭奴みたいな理由で結婚しようとしていませんか、と言おうとしたが、最初の出会いを思い出して踏みとどまった。その金と名声を手に入れられるようになった理由の大部分は杏奈さんのお陰なのだから。
「で、どうなんだ?飛鳥?私の可愛い可愛い妹と結婚するのかい?婚姻を結ぶのかい?それとも苗字を一緒にするのかい?」
「どれも一緒じゃないですかね」
多少表現が違うだけで選択肢の全てが結婚するなんですが。
「そうですね……お願いします」
まあ、受け入れるんですが。
俺からしても、杏奈さんより仲が良くて素晴らしい女の人は居ないし。もし杏奈さんより素晴らしい女性というのが現れたとしても、これまでの出来事を考えると結局杏奈さんには勝てないと思う。
正直プロポーズのタイミングとか色々全ておかしいけれど、断る理由なんて一つも無かった。
「おめでとう!!」
「ついに結ばれたか」
「頑張って、二人とも!」
「おめでとう」
「よくやったわ、杏奈」
俺がプロポーズを受け入れたのを見て、部屋に居た皆は笑顔でお祝いしてくれた。
「ありがとう」
そして妻になる杏奈さんは照れくさそうに笑っていた。
しかし、結婚を促したはずの麗奈さんは笑顔ではなく、まだ真剣な表情をしていた。
「麗奈さん?」
麗奈さんなら杏奈さんの事を異常な力で抱きしめたり涙を滝のように流したりしそうなものだが、そんな様子は見受けられなかった。何かあるのだろうか。
「結婚するといったな、飛鳥よ」
「はい」
「ならば最終試験だ!私と勝負しろ!!!」
「はい?」
すると麗奈さんは突然立ち上がり、そんな事を言ってきた。最終試験?なんで?
「勇者と魔王を倒したことである程度の強さがあることは証明された。だが、妹の夫を務めるのであれば姉である私よりも強くないといけない!!だから勝負だ!!!」
あまりにも謎理論だけどこれはどうあがいても断れない奴だな……
「というわけで行くぞ!」
俺に口を出す間も与えず指を鳴らし、次の瞬間には見知らぬ平原に立っていた。
「ここは?」
「私個人が所有している最終試験用の平野だ。ここから10㎞歩かないと誰もいないから何も気にせずに戦えるぞ」
「10㎞って。どれだけ金突っ込んだんですか」
「分からん。まあ、海外の安い土地を買っただけだから言うほどはかかっていない筈だぞ」
「ここ海外なんですね……」
探索者でも国外に出る際はパスポートは必要なんですけど。多分バレないし私有地だから特に問題は起きないんだろうけれども。
「でだ。私を倒してみるがよい。だが、先に言っておくと私はあの勇者や魔王よりもはるかに強い。だからどんな手段を使っても構わん。あの勇者の装備を使おうとな」
そう言って麗奈さんは勇者が身に着けていた靴や鎧をどこかから取り出して俺に渡してきた。
「今どうやったんですか?」
さらっとアイテムボックスみたいな事をやってのけたが、杏奈さんは職業スキルを持たない地球の人間の筈だから使えない筈なんですが。
「転移魔法の応用だ。異世界人の奴らがどこかにアイテムを収納しているのを見て私もやってみたいと思ってな。キルケーと色々考察した結果出来るようになった」
「そうですか」
二人で考えたのならそりゃあ出来るか。うん。
「で、使うのだろう?」
「そうですね」
現状俺が使える装備の中で最強なのが勇者の装備だ。麗奈さん相手に使わないという選択肢は無い。
「今回は流石に本気を出さなければな。というわけで私も剣を使わせてもらおう」
そう言って麗奈さんはどこかから見覚えのある武器を取り出した。
「これって……」
「これか?妹の武器の見た目に寄せて作らせた武器だ。まあ素材とかは全く異なるのだがな」
だよね。どう見ても杏奈さんの武器と全く同じ見た目だったし。
「はい。準備できました」
俺は勇者の装備を全身に身に纏い、戦闘態勢に入った。
「よし。ならば始めようか。氷浦、合図を頼む!!」
「うん、わかったよ。じゃあ位置について。勝利条件はどちらかが戦闘不能になるか、敗北宣言をするかの二択。戦闘場所は卯月さんの私有地の範囲内であればどこであろうと構わない。場外に出た場合は負けではなくここに戻ってきて仕切り直し。これで良いかな?」
「ああ。飛鳥も構わないな?」
「はい」
「じゃあ僕が右手を上げたら試合開始ね。……じゃあ、試合開始!いくぞ!飛鳥!!」
「はい、麗奈さん!!!!!!」
そして俺と麗奈さんによる真の世界最強を決める戦いが始まった。
-------------------------------
作者の僧侶Aです。
今作はここで一旦の区切りとさせていただきます。
最後まで読んでいただいて誠にありがとうございました。
で、その次が問題ですよ。伴侶?あの結婚相手という意味もある伴侶?
「理解できていないようだからもう一度言うぞ。私は、如月飛鳥が妹の伴侶としてふさわしいかどうかを見極めたかったのだ」
「いや、何度言われても理解できませんが」
妹の伴侶としてふさわしいかどうか見極めるために俺に勇者と魔王を倒させたの?
「このシスコンはそういう女なのよ。正真正銘それがこのシスコンの真意よ」
困惑していると、キルケーさんが部屋に入ってきて俺にそう言った。
「普通そんな目的であんなことします?」
「このシスコンは普通じゃないからそういうことをするのよ。本当に驚いたわ。突然私たちに連絡してきて、『如月飛鳥という男が本当に妹の伴侶としてふさわしいかを確かめるためにギルドが壊滅させられたフリをしてくれ』って言われるなんて。ねえ」
「本当だよ。キルケーさんたちと違って僕たちのギルドって防御力がウリなんだよ?壊滅させられたら駄目なんだけれど」
キルケーさんがそう説明すると、氷浦さんも続けて文句を言っていた。
「その分の被害は全て補填するし、要望は何でも受け入れると言っただろう?」
「まあ、そうだけどね……」
「卯月さんの何でもは本当に何でもだからね……」
俺を試すためだけにいくら使ったんだろうこの人。
「麗奈姉。大体事情は理解したわ。でもそれは私が決めることで、あなたが確かめる事では無いわよね?」
「いや、姉として重要だろう」
「そんなわけないでしょ。馬鹿なの?」
「私は天才だが」
「分かった。馬鹿ね」
「だが、どの道伴侶にする予定ではあるのだろう?こんな逸材、逃すわけにはいかないだろうからな」
「はあ……」
「では、妹は飛鳥が別の女に取られても良いのだな?」
「それは飛鳥の自由でしょ。私が決めることではないわ。あくまでただのギルドマスターなのだから」
「今はそうだな。だが、今後は私たちを軽く凌駕する最強の探索者となるだろう。そんな飛鳥に女が出来たら独立してしまうとは思わないか?単独で何でも出来る能力があるのだから」
「かもしれないわね……」
「だから伴侶として契りを結ぶのが最適なのではないか?それに、飛鳥の事は好意的に思っているのだろう?なら迷うことは無いだろう」
「確かにそうかもしれないわね。飛鳥、私と結婚しなさい」
「ええ……」
別に求婚される事自体に何かしら言いたいことは無いんだけど、求婚に至った流れがあまりにもひどすぎやしませんかね。
「私は美人だし、あなたのことはよく知っているし理解もあるわ。そして二人っきりでの同棲経験もある。これ以上素晴らしい条件の相手は今後出てくるとは思わないけど?有名になったあなたに寄ってくるのは金と名声目当ての守銭奴だけよ」
「……」
あなたも金と名声目当ての守銭奴みたいな理由で結婚しようとしていませんか、と言おうとしたが、最初の出会いを思い出して踏みとどまった。その金と名声を手に入れられるようになった理由の大部分は杏奈さんのお陰なのだから。
「で、どうなんだ?飛鳥?私の可愛い可愛い妹と結婚するのかい?婚姻を結ぶのかい?それとも苗字を一緒にするのかい?」
「どれも一緒じゃないですかね」
多少表現が違うだけで選択肢の全てが結婚するなんですが。
「そうですね……お願いします」
まあ、受け入れるんですが。
俺からしても、杏奈さんより仲が良くて素晴らしい女の人は居ないし。もし杏奈さんより素晴らしい女性というのが現れたとしても、これまでの出来事を考えると結局杏奈さんには勝てないと思う。
正直プロポーズのタイミングとか色々全ておかしいけれど、断る理由なんて一つも無かった。
「おめでとう!!」
「ついに結ばれたか」
「頑張って、二人とも!」
「おめでとう」
「よくやったわ、杏奈」
俺がプロポーズを受け入れたのを見て、部屋に居た皆は笑顔でお祝いしてくれた。
「ありがとう」
そして妻になる杏奈さんは照れくさそうに笑っていた。
しかし、結婚を促したはずの麗奈さんは笑顔ではなく、まだ真剣な表情をしていた。
「麗奈さん?」
麗奈さんなら杏奈さんの事を異常な力で抱きしめたり涙を滝のように流したりしそうなものだが、そんな様子は見受けられなかった。何かあるのだろうか。
「結婚するといったな、飛鳥よ」
「はい」
「ならば最終試験だ!私と勝負しろ!!!」
「はい?」
すると麗奈さんは突然立ち上がり、そんな事を言ってきた。最終試験?なんで?
「勇者と魔王を倒したことである程度の強さがあることは証明された。だが、妹の夫を務めるのであれば姉である私よりも強くないといけない!!だから勝負だ!!!」
あまりにも謎理論だけどこれはどうあがいても断れない奴だな……
「というわけで行くぞ!」
俺に口を出す間も与えず指を鳴らし、次の瞬間には見知らぬ平原に立っていた。
「ここは?」
「私個人が所有している最終試験用の平野だ。ここから10㎞歩かないと誰もいないから何も気にせずに戦えるぞ」
「10㎞って。どれだけ金突っ込んだんですか」
「分からん。まあ、海外の安い土地を買っただけだから言うほどはかかっていない筈だぞ」
「ここ海外なんですね……」
探索者でも国外に出る際はパスポートは必要なんですけど。多分バレないし私有地だから特に問題は起きないんだろうけれども。
「でだ。私を倒してみるがよい。だが、先に言っておくと私はあの勇者や魔王よりもはるかに強い。だからどんな手段を使っても構わん。あの勇者の装備を使おうとな」
そう言って麗奈さんは勇者が身に着けていた靴や鎧をどこかから取り出して俺に渡してきた。
「今どうやったんですか?」
さらっとアイテムボックスみたいな事をやってのけたが、杏奈さんは職業スキルを持たない地球の人間の筈だから使えない筈なんですが。
「転移魔法の応用だ。異世界人の奴らがどこかにアイテムを収納しているのを見て私もやってみたいと思ってな。キルケーと色々考察した結果出来るようになった」
「そうですか」
二人で考えたのならそりゃあ出来るか。うん。
「で、使うのだろう?」
「そうですね」
現状俺が使える装備の中で最強なのが勇者の装備だ。麗奈さん相手に使わないという選択肢は無い。
「今回は流石に本気を出さなければな。というわけで私も剣を使わせてもらおう」
そう言って麗奈さんはどこかから見覚えのある武器を取り出した。
「これって……」
「これか?妹の武器の見た目に寄せて作らせた武器だ。まあ素材とかは全く異なるのだがな」
だよね。どう見ても杏奈さんの武器と全く同じ見た目だったし。
「はい。準備できました」
俺は勇者の装備を全身に身に纏い、戦闘態勢に入った。
「よし。ならば始めようか。氷浦、合図を頼む!!」
「うん、わかったよ。じゃあ位置について。勝利条件はどちらかが戦闘不能になるか、敗北宣言をするかの二択。戦闘場所は卯月さんの私有地の範囲内であればどこであろうと構わない。場外に出た場合は負けではなくここに戻ってきて仕切り直し。これで良いかな?」
「ああ。飛鳥も構わないな?」
「はい」
「じゃあ僕が右手を上げたら試合開始ね。……じゃあ、試合開始!いくぞ!飛鳥!!」
「はい、麗奈さん!!!!!!」
そして俺と麗奈さんによる真の世界最強を決める戦いが始まった。
-------------------------------
作者の僧侶Aです。
今作はここで一旦の区切りとさせていただきます。
最後まで読んでいただいて誠にありがとうございました。
20
お気に入りに追加
267
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(9件)
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
超時空スキルを貰って、幼馴染の女の子と一緒に冒険者します。
烏帽子 博
ファンタジー
クリスは、孤児院で同い年のララと、院長のシスター メリジェーンと祝福の儀に臨んだ。
その瞬間クリスは、真っ白な空間に召喚されていた。
「クリス、あなたに超時空スキルを授けます。
あなたの思うように過ごしていいのよ」
真っ白なベールを纏って後光に包まれたその人は、それだけ言って消えていった。
その日クリスに司祭から告げられたスキルは「マジックポーチ」だった。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
土下座で女神に頼まれて仕方なく転生してみた。
モンド
ファンタジー
ドジな女神が失敗を繰り返し、管理している世界がえらい事になって困っていた。
ここに来て女神は「ここまできたら最後の手段を使うしかないわ。」と言いながら、あるカードを切った。
そう、困ったら「日本人の異世界転生」と言うのが先輩女神から聞いていた、最後の手段なのだ。
しかし、どんな日本人を転生させれば良いかわからない女神は、クラスごと転生を先ず考えたが。
上司である神に許可をもらえなかった。
異世界転生は、上司である神の許可がなければ使えない手段なのだ。
そこで慌てた女神は、過去の転生記録を調べて自分の世界の環境が似ている世界の事案を探した。
「有ったこれだわ!・・何々・「引きこもりかオタクが狙い目」と言うことは・・30歳代か・・それから、・・「純粋な男か免疫のない男」・・どういうのかわからなくなったわ。」
と呟きながら最後は、
「フィーリングよね、やっぱり。」
と言い切ってカードを切ってしまった、上司の許可を得ずに。
強いのか弱いのかよく分からないその男は、女神も知らない過去があった。
そんな女神に呼ばれた男が、異世界で起こす珍道中。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
全話読ましていただきました!とても面白かったです!ここまで面白い作品を提供していただきありがとうございました!
55話と56話同じ内容です!
報告ありがとうございます。修正しました。
55=56
報告ありがとうございます。修正しました。