短編集

枝浬菰

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陰間茶屋→完結

その瞳に溺れる

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回想  先日の竹野浦様との行為


この細い足首に枷をつけて独房に閉じ込めて
私だけの性奴隷として死ぬまで愛してやるからな

と言われながら首をしめられ、挿れられた

怖い、どこまでも沈んでいく、暗い世界
光なんてない、竹野浦様はどこまでも俺を…俺の中をぐちゃぐちゃにするだろ
それを思っただけで怖い


その恐怖しかないあの方には…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「占埜?」


「はっ…あん…あ益山様もう挿れていただいて構いませんよ」


「ん? なにを言ってる今日はお前の身請けが誰かを問いただすために今してるんだ、占埜に快楽はあたえないぞ」


といじわる言ってきた


「え…はっ…ああ…痛いです…」
無理やり射精を促しているため陰茎をひどく扱う


「さぁ言え!!」
益山様の強い眼差しが奮い立たせるが俺はまだ口を閉ざす


「う…うん…あっ…あん」



「困った子だ」
と言いながら蕾に挿入した


抱き合う形で陰茎が出し入れされ快楽が込みあがる


俺も益山様にしがみつく


「ごめんなさい…言いますから…もう…許してください…はぁはぁ」


「わかった、でもこのまま抜くとつらいだろ?」


「それはお互い様ですよね?」

「おぉ! 言うようになったじゃねか」


益山様には本当の気持ちをぶつけられる、強く言っても俺を嬲ったり苦しめたりしないからそんな
関係が俺は…俺には助かる


仰向けに転がる俺に添い寝する益山様


額に腕を置き

「竹野浦様にお身請けすることが決まったんです」


「竹野浦!! だからあいつ最近占埜のこと指名してたのか…」


「だいぶ前にこの店をつぶすぞと竹野浦様に脅され、俺たちも行く場所がなかったため
つぶされるなんて困った話でそれで竹野浦様のお気に入り候補として俺が差し出されました」
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