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第三章
2度風呂
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「2人共、夕飯できたぞっ」
「わーい!!」
「恭平さん、ありがとうございます」
「おう、立てるか?」
「はい」
ベッドから立ち上がるがよろけてしまい、恭平さんの胸に飛び込む。
「無理しなくていいぞ」
「うん、アハハ大丈夫」
ゆっくりと歩いて食卓に向かう。
「わぁ!! くーくんがいっぱいだ!!」
「?」
テーブルを見るとくま型のごはんがたくさんおいてあった。
「恭平さんすごいね」
「ちょっとがんばっちゃった」
「ありがとう」とキスをした。
「食べる! 食べる!!」
「はいはい」
夕食を済ませ、航平と恭平さんはお風呂に向かった。
その間に皿の片づけをする。
恭平さんからは片付けやらなくていいと言われているが数もないし、ささっと洗い、航平の寝巻きを準備した。
そういえば、航平のお迎えの話しなかったな、どうだったんだろう、大丈夫だったかな……。
「お母さん!! 出た!!」
どたどたと浴室から走ってきた。
「こら、滑っちゃうよ」
「イヒヒっ」
捕まえて体を拭いた。
「もうすぐ寝る時間だね」
「うん、今日もくーくんと一緒に寝る!!」
「はい、くーくんと寝れていい子だね」
よしよしと撫で。
ベッドに向かったので航平とお話しながら眠りについた。
「くーくんとおかあしゃん……」
「寝た?」
「うん、ぐっすりと夢の中だよ」
「んじゃ、2度風呂すっかな!!」
「え?」
手を掴まれ、浴室に誘導された。
「ちょっ恭平さん、お風呂2回目?」
「うん、はい、バンザーイ」
と子供みたいに脱がされていく。
「ちょっ!!?」
脱いだ服を嗅いでる恭平さんを止める。
「え、いやちゃんと汗かいてるなって思っただけ」
「絶対それ嘘でしょっ」
ニヒヒっと航平みたいに笑った恭平さんに連れられ浴室に入った。
「さて目つぶれよ」
頭からお湯をかけられた。
え、なにこれ急に俺は航平になっちゃったの!?!?
湯舟に誘われ、恭平さんの足の間に座る。
そこまで大きくない湯銭に男2人って狭い気がするが少し安心を感じた。
恭平さんに後ろからホールドされ首元で喋り始める。
「航、今日幼稚園いってきた」
ドキ……平常心……平常心。
「うん、航平のお迎えありがとう」
「俺に言うことない?」
「えっ……と……」やはり俺が倒れたことを追求するよな。
「まぁ航が言わなくても事情は分かってるから」
「え?」
と後ろを振り向くと悲しい目がこちらを見ていた。
「恭平さん?」
「航がどういう気持ちかは分からないけど、俺は大事な家族を守りたい、それだけは伝えておくな」
首元に顔を埋め、皮膚を吸う。
「んっ……俺は……」
ちゃんと伝えないと。
「俺は恭平さんと離れたくないし、航平もこれからの成長を見ていきたい」
と伝えると驚いた表情をしていた。
「航は俺が離れると思ってたのか?」
「だって、真田さんに会ったでしょ? あんな綺麗なαの人と結婚したら恭平さんも!?」
「わーい!!」
「恭平さん、ありがとうございます」
「おう、立てるか?」
「はい」
ベッドから立ち上がるがよろけてしまい、恭平さんの胸に飛び込む。
「無理しなくていいぞ」
「うん、アハハ大丈夫」
ゆっくりと歩いて食卓に向かう。
「わぁ!! くーくんがいっぱいだ!!」
「?」
テーブルを見るとくま型のごはんがたくさんおいてあった。
「恭平さんすごいね」
「ちょっとがんばっちゃった」
「ありがとう」とキスをした。
「食べる! 食べる!!」
「はいはい」
夕食を済ませ、航平と恭平さんはお風呂に向かった。
その間に皿の片づけをする。
恭平さんからは片付けやらなくていいと言われているが数もないし、ささっと洗い、航平の寝巻きを準備した。
そういえば、航平のお迎えの話しなかったな、どうだったんだろう、大丈夫だったかな……。
「お母さん!! 出た!!」
どたどたと浴室から走ってきた。
「こら、滑っちゃうよ」
「イヒヒっ」
捕まえて体を拭いた。
「もうすぐ寝る時間だね」
「うん、今日もくーくんと一緒に寝る!!」
「はい、くーくんと寝れていい子だね」
よしよしと撫で。
ベッドに向かったので航平とお話しながら眠りについた。
「くーくんとおかあしゃん……」
「寝た?」
「うん、ぐっすりと夢の中だよ」
「んじゃ、2度風呂すっかな!!」
「え?」
手を掴まれ、浴室に誘導された。
「ちょっ恭平さん、お風呂2回目?」
「うん、はい、バンザーイ」
と子供みたいに脱がされていく。
「ちょっ!!?」
脱いだ服を嗅いでる恭平さんを止める。
「え、いやちゃんと汗かいてるなって思っただけ」
「絶対それ嘘でしょっ」
ニヒヒっと航平みたいに笑った恭平さんに連れられ浴室に入った。
「さて目つぶれよ」
頭からお湯をかけられた。
え、なにこれ急に俺は航平になっちゃったの!?!?
湯舟に誘われ、恭平さんの足の間に座る。
そこまで大きくない湯銭に男2人って狭い気がするが少し安心を感じた。
恭平さんに後ろからホールドされ首元で喋り始める。
「航、今日幼稚園いってきた」
ドキ……平常心……平常心。
「うん、航平のお迎えありがとう」
「俺に言うことない?」
「えっ……と……」やはり俺が倒れたことを追求するよな。
「まぁ航が言わなくても事情は分かってるから」
「え?」
と後ろを振り向くと悲しい目がこちらを見ていた。
「恭平さん?」
「航がどういう気持ちかは分からないけど、俺は大事な家族を守りたい、それだけは伝えておくな」
首元に顔を埋め、皮膚を吸う。
「んっ……俺は……」
ちゃんと伝えないと。
「俺は恭平さんと離れたくないし、航平もこれからの成長を見ていきたい」
と伝えると驚いた表情をしていた。
「航は俺が離れると思ってたのか?」
「だって、真田さんに会ったでしょ? あんな綺麗なαの人と結婚したら恭平さんも!?」
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