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ゼクスの言葉に希望を見出したリアーヌは、それでも悪いウワサが少しでも減るように……と考えを巡らせる。
(つまり、あの二人が幸せになりましたってのを全面に押し出すのがいいよね? ちょっとのトラブルに巻き込まれたってへっちゃら! そう、鐘を鳴らしていればね! って感じでさ? ーーこのままなんの問題もなくレオンが王太子、そしてクラリーチェ様と結婚! ってなってくれればなぁ……ーーそしたら、そのプロポーズの場所はここで、その言葉は『あの鐘と鍵に誓う……』ってなるわけでしょ⁉︎ ーーつまり今やるべきことはそのための下準備⁉︎)
「ーーここをプロポーズの丘と改名しましょう⁉︎」
「うん落ち着こっか? 急にハードル上っちゃうから。 そんな名前の場所、気軽にデートで使えなくなっちゃうから。 悪評も一大事だけど、客足が遠のくのだって一大事だからね?」
「ーーそれは……ダメですね?」
「……まぁ? 大っぴらにはできないけど目撃者はたくさんいたわけだし? 『ここでのプロポーズが女の子たちの憧れ』ーー程度のウワサが出回れば上々なんじゃないかな?」
「……あの二人が結婚したら、ここに二人の銅像を建てて、吟遊詩人の方々を雇って、歌い練り歩いてもらいます?」
「ーーちゃんと許可もらおうね?」
「……それはクラリーチェ様やレオン様にってことですよね?」
「当然そうなるね?」
「……お願いしたら許可おりますかね?」
「俺だったらお断りだけど……」
「ですよね……?」
(だって友人たちどころか、全く面識のない人たちまで自分たちがプロポーズを知ってるってことでしょ……? ーーきっと親戚とか両親の友人とか、それなりに気を遣わなきゃ行けないレベルのところがからかってきたりすんだよ……)
微妙な顔つきになったリアーヌにゼクスはクスリと笑いながら言う。
「そんな顔しないで……ーーほっといてもウワサにはなってくれると思うから」
「そう、なんですか?」
「ーーこういう話が大好きなお方、クラリーチェ様の周りにいらっしゃるだろう?」
「あー……ーーどこぞのスカーレット姫」
「遅かれ早かれお耳には入ると思うから……ーーそうなったらきっと……ね?」
「きっと根掘り葉掘り聞き出して、盛大に話題にすると思います」
(そりゃあもう盛大に……ーーもはや、ウワサじゃなくて、実際にその話聞いたよ? って人が続出するぐらいの勢いで、盛大に話題を振り撒くんだろうな……ーー)
「でしょ? だから心配いらないよ」
そう笑いかけるゼクスにホッとしたように笑い返しながら、リアーヌは促されるままに鐘を鳴らすのを待つため、列に並んだ。
(つまり、あの二人が幸せになりましたってのを全面に押し出すのがいいよね? ちょっとのトラブルに巻き込まれたってへっちゃら! そう、鐘を鳴らしていればね! って感じでさ? ーーこのままなんの問題もなくレオンが王太子、そしてクラリーチェ様と結婚! ってなってくれればなぁ……ーーそしたら、そのプロポーズの場所はここで、その言葉は『あの鐘と鍵に誓う……』ってなるわけでしょ⁉︎ ーーつまり今やるべきことはそのための下準備⁉︎)
「ーーここをプロポーズの丘と改名しましょう⁉︎」
「うん落ち着こっか? 急にハードル上っちゃうから。 そんな名前の場所、気軽にデートで使えなくなっちゃうから。 悪評も一大事だけど、客足が遠のくのだって一大事だからね?」
「ーーそれは……ダメですね?」
「……まぁ? 大っぴらにはできないけど目撃者はたくさんいたわけだし? 『ここでのプロポーズが女の子たちの憧れ』ーー程度のウワサが出回れば上々なんじゃないかな?」
「……あの二人が結婚したら、ここに二人の銅像を建てて、吟遊詩人の方々を雇って、歌い練り歩いてもらいます?」
「ーーちゃんと許可もらおうね?」
「……それはクラリーチェ様やレオン様にってことですよね?」
「当然そうなるね?」
「……お願いしたら許可おりますかね?」
「俺だったらお断りだけど……」
「ですよね……?」
(だって友人たちどころか、全く面識のない人たちまで自分たちがプロポーズを知ってるってことでしょ……? ーーきっと親戚とか両親の友人とか、それなりに気を遣わなきゃ行けないレベルのところがからかってきたりすんだよ……)
微妙な顔つきになったリアーヌにゼクスはクスリと笑いながら言う。
「そんな顔しないで……ーーほっといてもウワサにはなってくれると思うから」
「そう、なんですか?」
「ーーこういう話が大好きなお方、クラリーチェ様の周りにいらっしゃるだろう?」
「あー……ーーどこぞのスカーレット姫」
「遅かれ早かれお耳には入ると思うから……ーーそうなったらきっと……ね?」
「きっと根掘り葉掘り聞き出して、盛大に話題にすると思います」
(そりゃあもう盛大に……ーーもはや、ウワサじゃなくて、実際にその話聞いたよ? って人が続出するぐらいの勢いで、盛大に話題を振り撒くんだろうな……ーー)
「でしょ? だから心配いらないよ」
そう笑いかけるゼクスにホッとしたように笑い返しながら、リアーヌは促されるままに鐘を鳴らすのを待つため、列に並んだ。
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