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「……私も皆様と同意見です。 かの方が長くこの場に留まるのは望みません」
(……合ってる? これ意味はちゃんと伝わってる?「私もユリアには第一王子共々、権力からは離れていて欲しい!」って意味をボカしましたけれど?)
リアーヌは内心の葛藤を笑顔で隠しながら胸を張り、ヴァルムを見つめる。
その様子にヴァルムは、ほんの少しの間満足気に頬を緩ませたが、すぐさま顔を取り繕うと芝居がかった様子で、大きくため息をつきながら首を横に振った。
(ーーなんのため息……? え、ここでまさかのお小言発動……? 目がありますよ? 耳とか口も……)
「……左様でございますかーー残念です」
「えっ」
「ーーいっそ……全てを新しくすげ替えたほうが、新しい風が吹くやも……と考えておりましたもので……――手を挙げるものは多いことでございますし……」
(……あれ? ヴァルムさん……王族……っていうかーーレオンたちに喧嘩売ってない……? え、私の解釈違い?)
リアーヌが読み取った通り、この時のヴァルムは正しく喧嘩を売っていた。
「禍根の残る者たち全てを排除し、他の王族の中から時期国王を探すのがいいのでは?」と言ったも同然だったのだがらーー
笑顔の下で怒りを膨らませたレオンたちだったが、これまでの関係性から、それを言葉にするのは憚られてた。
「……どれに変わっても新しい風は吹きそう……ですよね?」
リアーヌは自分の解釈が合っているのか不安になり、周りの反応をうかがいながら、なんとなくそれっぽい言葉を口にしてお茶を濁した。
ーー正しく意味を読み取っていた者たちにとっては「どうせ誰が国王になったって、大して変わらない」という、強烈な批判になっているとは気がつきもせずにーー
「ーーそれもそうでございますね? ではお嬢様のおっしゃる通りに……」
リアーヌの答えに上機嫌になったヴァルムは満面の笑みを浮かべながら深々と頭を下げた。
それにホッと胸を撫で下ろすリアーヌ。
あとはヴァルムが退室の挨拶を口にして終わりだと考えたからだったーーのだが、ここで少々の想定外が起こった。
「ーーそれはそれとして……」と、ヴァルムが頭を下げたまま、再び話し始めてしまったのだ。
「ぇ……?」
「お嬢様におかれましては、いつ何時もお言葉をお乱しになられませんよう……」
「ごめんなさい……」
「……くれぐれもお気をつけを」
「はひ……」
その返事を聞き少しだけ息を吸い込んだヴァルムだったが、それ以上なにも言うことはなく、ゆっくりと顔を上げて退室の挨拶を口にした。
(……合ってる? これ意味はちゃんと伝わってる?「私もユリアには第一王子共々、権力からは離れていて欲しい!」って意味をボカしましたけれど?)
リアーヌは内心の葛藤を笑顔で隠しながら胸を張り、ヴァルムを見つめる。
その様子にヴァルムは、ほんの少しの間満足気に頬を緩ませたが、すぐさま顔を取り繕うと芝居がかった様子で、大きくため息をつきながら首を横に振った。
(ーーなんのため息……? え、ここでまさかのお小言発動……? 目がありますよ? 耳とか口も……)
「……左様でございますかーー残念です」
「えっ」
「ーーいっそ……全てを新しくすげ替えたほうが、新しい風が吹くやも……と考えておりましたもので……――手を挙げるものは多いことでございますし……」
(……あれ? ヴァルムさん……王族……っていうかーーレオンたちに喧嘩売ってない……? え、私の解釈違い?)
リアーヌが読み取った通り、この時のヴァルムは正しく喧嘩を売っていた。
「禍根の残る者たち全てを排除し、他の王族の中から時期国王を探すのがいいのでは?」と言ったも同然だったのだがらーー
笑顔の下で怒りを膨らませたレオンたちだったが、これまでの関係性から、それを言葉にするのは憚られてた。
「……どれに変わっても新しい風は吹きそう……ですよね?」
リアーヌは自分の解釈が合っているのか不安になり、周りの反応をうかがいながら、なんとなくそれっぽい言葉を口にしてお茶を濁した。
ーー正しく意味を読み取っていた者たちにとっては「どうせ誰が国王になったって、大して変わらない」という、強烈な批判になっているとは気がつきもせずにーー
「ーーそれもそうでございますね? ではお嬢様のおっしゃる通りに……」
リアーヌの答えに上機嫌になったヴァルムは満面の笑みを浮かべながら深々と頭を下げた。
それにホッと胸を撫で下ろすリアーヌ。
あとはヴァルムが退室の挨拶を口にして終わりだと考えたからだったーーのだが、ここで少々の想定外が起こった。
「ーーそれはそれとして……」と、ヴァルムが頭を下げたまま、再び話し始めてしまったのだ。
「ぇ……?」
「お嬢様におかれましては、いつ何時もお言葉をお乱しになられませんよう……」
「ごめんなさい……」
「……くれぐれもお気をつけを」
「はひ……」
その返事を聞き少しだけ息を吸い込んだヴァルムだったが、それ以上なにも言うことはなく、ゆっくりと顔を上げて退室の挨拶を口にした。
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