127 / 142
王都編
127 思わぬ来客
しおりを挟む
数日の研究により、変身の魔法具を完成させることが出来た。
といっても金属の塊に過ぎない。
これを金細工師に頼むことで、指輪や腕輪、宝飾品といった形に変わる。
もちろん、金属の塊だけでも効果はあるが……普段持ち歩くとなると、装飾品の形にしたほうがいい。
「ロスティ。それだけの塊だったら、指輪だったら何個も作れそうね」
確かに。
握りこぶしくらいの金属だからな。
ダンジョンで手に入れた金属の塊はほどんどがこの大きさだ。
まぁ、問題はないだろうな。
「ねぇ。折角だから、二人の指輪を作りましょうよ」
ん? そのつもりなんだけど……?
変身の指輪は一対の物。
「そうじゃなくて……消耗品みたいな魔道具じゃなくて……証になる指輪が欲しいの」
……なるほど。
そういえば、王国では婚約者に指輪を贈るという風習があると聞いたことがある。
ふむ……いいかもしれないな。
金細工師についでにもう一つ、指輪を作ってもらうといいな。
「ミーチャ。気づかなくてごめん。作ってもらうように頼んでもらうよ。きっと、王宮抱えの職人だから良い物を作ってくれるはずだよ」
「うん。ありがとうね」
そうなると同じ金属で作るのも面白くないな。
折角なら……。
おや?
「ミーチャ様。ロスティ様。お客様です」
僕達に?
ミーチャと顔を合わせた。
ここに来る客なんて……
「テッドか?」
「いいえ。オーディカという方で……」
全然、知らない。
ミーチャも知らないようだ。
僕達がここにいる経緯を考えると、あまり人に会わないほうがいいかもしれない。
「お断りを……」
「済まないが、入らせてもらったぞ」
ぬっと大きな顔が覗き込んできた。
……サンゼロのギルマスだった。
オーディカという名前だったのか……
「久しぶりだな。急にサンゼロからいなくなったから、探したんだぞ」
「よく、ここが分かりましたね」
ティーサは、ギルマスの行動にかなり不快感はあったものの、僕と知り合いであったことを知って、不承不承だが、引き下がった。
ギルマスは頭を下げたが、完全に無視していた。
「なかなか教育の行き届いたメイドだな。空気に徹しているとは……」
ただ単に相手にされていなかっただけだと思うけど……
「ふむ。それで……なんだったかな?」
「いや、ここがよく分かりましたね」
「おお、そうだそうだ。いや、当てずっぽに王都に来たら、当たっていたと言うだけだ。前に言っただろ? スキル玉の鑑定が出来るものがいると。もしかして、王都に来ているのではと思ってな」
スキル玉……そういえば、あったな。
いや、忘れていたわけではないんだけど、優先順位はかなり下がってしまったから、考えていなかった。
「でも、僕はそこには行っていませんよ?」
「ああ。それは知っている。なに、知り合いの知り合い……まぁ、伝手を頼っていくと、お前さん達の姿とよく似た者が王宮を出入りしていると聞いてな。こう見えても王宮の出入りはギルマスの特権で出来るからな。調べるのはそんなに難しくなかったぞ」
ギルマスを敵に回すと、意外と厄介なのかもしれない。
こんなに短時間で発見されるとは。
しかも、王宮……普通は見つからない場所なんだが……。
「そうでしたか……しかし、折角見つけてもらったのに言うのは恐縮なんですが……何しに来たんですか?」
「ちょっと傷つくぞ。お前たちがいなくなったせいで、渡しそびれた物を届けに来たのではないか。ほれ」
ギルマスの手から渡されたのは金色のカード。
そこには『一角馬』とパーティ名が刻まれていた。
そういえば、色々あって受け取る前にサンゼロを離れてしまっていたんだな。
そうなると今あるギルドカードは返しておいたほうがいいだろう。
「これ、お返ししておきますね」
「おお。助かる。そういえば、お前たちは知らないだろうが……お前たちの不在の間に偽物が出てきたんだぞ。結局、冒険者に追い出されるような形で街を去ったらしいが……そう。このカードをギルドに提示してな……『僕はロスティ』なんて言ったらしいぞ」
ん? モノマネのつもりか?
僕はそんなに口を尖らせることはないと思うんだけど。
あれ? ミーチャとティーサが爆笑しているぞ。なんでだ?
「……しかし、カードを出せば疑われないと思ったんだろうな。まったく……ん? ちょっと待て。なんで、ロスティがこのカードを持っているんだ? このカードは確か、偽物が盗難したと……どういうことだ。ロスティ、説明してくれ」
変身している事実だけを隠して、なんとか説明した。
「ふぅむ。まさか、あれはお前たち本人だったとは……しかし、だとしたら逃げる必要はあるまい。いくらでも身の潔白を証明するなんて簡単なことではないか」
確かにその通りだ。
いや、だったというべきか。
あの時は、ルーナが誘拐された事実で動転していたし、まさか変身の魔道具が壊れているなんて思いもしなかった。
振り返ってみれば、いくらでも方法はあったが……思いつかなかった。
「まぁ、仲間は誘拐されたと聞かされてはやむを得ないか……儂がギルドにいれば、また結論は変わっていたかもしれないが……それにしても、ミーチャが変身の魔法が使えるとはな……それが発動していることに気づかずに、ギルドに赴いたとはな……状況が状況なら、いい酒の話のタネになるところなんだがな」
なんとか誤魔化しは出来たようだな。
事実は完全に真逆なんだが……。
「それで? ルーナの行方については、何か掴めているのか?」
実は、ここに滞在して一週間程度にはなるが、王からの連絡は一切ない。
いや、正確にはかなりの頻度で王宮を抜け出し、ここに訪れて話はしていくのだが足取りは全く掴めていないらしい。
何度も催促はしているのだが、相手が相手なだけに王と言えども、慎重にならざるを得ないようだ。
十分な証拠を集めようと思うと、時間はもう少し掛かるようだ。
王が言うには、ルーナの身の安全はかなりの確率で問題はないというのだ。
ルーナの価値は、簡単に言えば僕達の協力、もしくは味方に取り込もうとするためにあるものだ。
ルーナに傷付けたりすれば、その価値は著しく失われてしまうため、丁重に扱うことはあれ、粗雑にされることはないというのだ。
「なるほどのぉ。王の言うことは尤もだな。だが、だからといって心配をしなくてもいいと言われても難しいな。どれ、儂も動いてみるか。相手が相手だからな、王宮よりは探索もしやすいだろう」
ギルマスが動いてくれるのは正直嬉しいが、王の行動の邪魔にならないだろうか?
「なに、儂の行動はあくまでもギルマスとして。王宮の動きとは関係のないことだ。それに……ルーナは大切な冒険者だ。誰に誘拐されたか知らないが、相手が誰であっても冒険者ギルドとして看過は出来ない。もちろん、王宮が動いている以上は、あまり大事には出来ないからな。慎重にする必要はあるが……」
……一冒険者にこれほどの事をしてくれるのか!?
「ギルマス……ありがとうございます」
「おお? おお。なに……ギルマスとして当然のことだ。まぁ、なんだ。無事に解決したら、一杯奢ってくれれば、それでいい。それとルーナの分のギルドカードは預かっておくぞ。儂自ら、渡したいからな」
……本当にありがとうございます。
王国は本当にいい国だと思う。
ルーナは獣人だ。
虐げられる存在。
しかし、実際はどうだろうか。
王にしても、ギルマスにしても、考え方の違いはあれど、獣人だからという考えがない。
公国ならば……と考えてしまう。
「それではな。儂は帰らせてもらおう。お前たちに会えて良かった。また、何か伝えるようなことがあれば……王都のギルドを訪ねてくれ。そこで連絡がつくようにしておくからな」
「分かりました。そういえば、ポーションを作ったので、持っていって下さい」
僕が作ったというから、かなり怪訝な表情をされたが、何かを納得したかのように、遠慮もなく全てを持って行かれた。
「ロスティ。あれだけのポーションで一財産よ。良かったの?」
「ん? ああ。別にいいよ。ルーナのためにあれだけ親身になってくれる人だ。むしろ、こんな形でしかお礼が出来ないのが恥ずかしいくらいだよ」
「そう……そうね」
思ってもいなかった来客で工房に行きそびれてしまった。
王宮から食事を取り寄せて、昼食を食べたら、工房に向かってみよう。
ティーサはすごく不満そうだが……ティーサの料理はいらないかな……。
といっても金属の塊に過ぎない。
これを金細工師に頼むことで、指輪や腕輪、宝飾品といった形に変わる。
もちろん、金属の塊だけでも効果はあるが……普段持ち歩くとなると、装飾品の形にしたほうがいい。
「ロスティ。それだけの塊だったら、指輪だったら何個も作れそうね」
確かに。
握りこぶしくらいの金属だからな。
ダンジョンで手に入れた金属の塊はほどんどがこの大きさだ。
まぁ、問題はないだろうな。
「ねぇ。折角だから、二人の指輪を作りましょうよ」
ん? そのつもりなんだけど……?
変身の指輪は一対の物。
「そうじゃなくて……消耗品みたいな魔道具じゃなくて……証になる指輪が欲しいの」
……なるほど。
そういえば、王国では婚約者に指輪を贈るという風習があると聞いたことがある。
ふむ……いいかもしれないな。
金細工師についでにもう一つ、指輪を作ってもらうといいな。
「ミーチャ。気づかなくてごめん。作ってもらうように頼んでもらうよ。きっと、王宮抱えの職人だから良い物を作ってくれるはずだよ」
「うん。ありがとうね」
そうなると同じ金属で作るのも面白くないな。
折角なら……。
おや?
「ミーチャ様。ロスティ様。お客様です」
僕達に?
ミーチャと顔を合わせた。
ここに来る客なんて……
「テッドか?」
「いいえ。オーディカという方で……」
全然、知らない。
ミーチャも知らないようだ。
僕達がここにいる経緯を考えると、あまり人に会わないほうがいいかもしれない。
「お断りを……」
「済まないが、入らせてもらったぞ」
ぬっと大きな顔が覗き込んできた。
……サンゼロのギルマスだった。
オーディカという名前だったのか……
「久しぶりだな。急にサンゼロからいなくなったから、探したんだぞ」
「よく、ここが分かりましたね」
ティーサは、ギルマスの行動にかなり不快感はあったものの、僕と知り合いであったことを知って、不承不承だが、引き下がった。
ギルマスは頭を下げたが、完全に無視していた。
「なかなか教育の行き届いたメイドだな。空気に徹しているとは……」
ただ単に相手にされていなかっただけだと思うけど……
「ふむ。それで……なんだったかな?」
「いや、ここがよく分かりましたね」
「おお、そうだそうだ。いや、当てずっぽに王都に来たら、当たっていたと言うだけだ。前に言っただろ? スキル玉の鑑定が出来るものがいると。もしかして、王都に来ているのではと思ってな」
スキル玉……そういえば、あったな。
いや、忘れていたわけではないんだけど、優先順位はかなり下がってしまったから、考えていなかった。
「でも、僕はそこには行っていませんよ?」
「ああ。それは知っている。なに、知り合いの知り合い……まぁ、伝手を頼っていくと、お前さん達の姿とよく似た者が王宮を出入りしていると聞いてな。こう見えても王宮の出入りはギルマスの特権で出来るからな。調べるのはそんなに難しくなかったぞ」
ギルマスを敵に回すと、意外と厄介なのかもしれない。
こんなに短時間で発見されるとは。
しかも、王宮……普通は見つからない場所なんだが……。
「そうでしたか……しかし、折角見つけてもらったのに言うのは恐縮なんですが……何しに来たんですか?」
「ちょっと傷つくぞ。お前たちがいなくなったせいで、渡しそびれた物を届けに来たのではないか。ほれ」
ギルマスの手から渡されたのは金色のカード。
そこには『一角馬』とパーティ名が刻まれていた。
そういえば、色々あって受け取る前にサンゼロを離れてしまっていたんだな。
そうなると今あるギルドカードは返しておいたほうがいいだろう。
「これ、お返ししておきますね」
「おお。助かる。そういえば、お前たちは知らないだろうが……お前たちの不在の間に偽物が出てきたんだぞ。結局、冒険者に追い出されるような形で街を去ったらしいが……そう。このカードをギルドに提示してな……『僕はロスティ』なんて言ったらしいぞ」
ん? モノマネのつもりか?
僕はそんなに口を尖らせることはないと思うんだけど。
あれ? ミーチャとティーサが爆笑しているぞ。なんでだ?
「……しかし、カードを出せば疑われないと思ったんだろうな。まったく……ん? ちょっと待て。なんで、ロスティがこのカードを持っているんだ? このカードは確か、偽物が盗難したと……どういうことだ。ロスティ、説明してくれ」
変身している事実だけを隠して、なんとか説明した。
「ふぅむ。まさか、あれはお前たち本人だったとは……しかし、だとしたら逃げる必要はあるまい。いくらでも身の潔白を証明するなんて簡単なことではないか」
確かにその通りだ。
いや、だったというべきか。
あの時は、ルーナが誘拐された事実で動転していたし、まさか変身の魔道具が壊れているなんて思いもしなかった。
振り返ってみれば、いくらでも方法はあったが……思いつかなかった。
「まぁ、仲間は誘拐されたと聞かされてはやむを得ないか……儂がギルドにいれば、また結論は変わっていたかもしれないが……それにしても、ミーチャが変身の魔法が使えるとはな……それが発動していることに気づかずに、ギルドに赴いたとはな……状況が状況なら、いい酒の話のタネになるところなんだがな」
なんとか誤魔化しは出来たようだな。
事実は完全に真逆なんだが……。
「それで? ルーナの行方については、何か掴めているのか?」
実は、ここに滞在して一週間程度にはなるが、王からの連絡は一切ない。
いや、正確にはかなりの頻度で王宮を抜け出し、ここに訪れて話はしていくのだが足取りは全く掴めていないらしい。
何度も催促はしているのだが、相手が相手なだけに王と言えども、慎重にならざるを得ないようだ。
十分な証拠を集めようと思うと、時間はもう少し掛かるようだ。
王が言うには、ルーナの身の安全はかなりの確率で問題はないというのだ。
ルーナの価値は、簡単に言えば僕達の協力、もしくは味方に取り込もうとするためにあるものだ。
ルーナに傷付けたりすれば、その価値は著しく失われてしまうため、丁重に扱うことはあれ、粗雑にされることはないというのだ。
「なるほどのぉ。王の言うことは尤もだな。だが、だからといって心配をしなくてもいいと言われても難しいな。どれ、儂も動いてみるか。相手が相手だからな、王宮よりは探索もしやすいだろう」
ギルマスが動いてくれるのは正直嬉しいが、王の行動の邪魔にならないだろうか?
「なに、儂の行動はあくまでもギルマスとして。王宮の動きとは関係のないことだ。それに……ルーナは大切な冒険者だ。誰に誘拐されたか知らないが、相手が誰であっても冒険者ギルドとして看過は出来ない。もちろん、王宮が動いている以上は、あまり大事には出来ないからな。慎重にする必要はあるが……」
……一冒険者にこれほどの事をしてくれるのか!?
「ギルマス……ありがとうございます」
「おお? おお。なに……ギルマスとして当然のことだ。まぁ、なんだ。無事に解決したら、一杯奢ってくれれば、それでいい。それとルーナの分のギルドカードは預かっておくぞ。儂自ら、渡したいからな」
……本当にありがとうございます。
王国は本当にいい国だと思う。
ルーナは獣人だ。
虐げられる存在。
しかし、実際はどうだろうか。
王にしても、ギルマスにしても、考え方の違いはあれど、獣人だからという考えがない。
公国ならば……と考えてしまう。
「それではな。儂は帰らせてもらおう。お前たちに会えて良かった。また、何か伝えるようなことがあれば……王都のギルドを訪ねてくれ。そこで連絡がつくようにしておくからな」
「分かりました。そういえば、ポーションを作ったので、持っていって下さい」
僕が作ったというから、かなり怪訝な表情をされたが、何かを納得したかのように、遠慮もなく全てを持って行かれた。
「ロスティ。あれだけのポーションで一財産よ。良かったの?」
「ん? ああ。別にいいよ。ルーナのためにあれだけ親身になってくれる人だ。むしろ、こんな形でしかお礼が出来ないのが恥ずかしいくらいだよ」
「そう……そうね」
思ってもいなかった来客で工房に行きそびれてしまった。
王宮から食事を取り寄せて、昼食を食べたら、工房に向かってみよう。
ティーサはすごく不満そうだが……ティーサの料理はいらないかな……。
17
あなたにおすすめの小説
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる