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「今どき、姫様ぐらいじゃないですか? 婚姻を交わせる年齢に達しても未だにヴァージンな方は。大体、姫様の好みの男ってどういうのですか? ほら、普通は守ってあげたくなるような可愛い男の子とか、清楚な男の子とかあるじゃないですか? 身長も自分の胸元ぐらいまでの小ささとか、お尻がかわいいとか、アソコが~とか、テクがすごい~とか」
「ん? そ、そうね……い、いえ、私は守ってあげたいというより……その、ちょっと感情表現が苦手でも心は熱く優しさを持ち、お、男だからって女に守られるのが当たり前とか思わず、その、力もあって努力家で……背だって別にそこまで小さくなくても私と同じぐらいでも……って、お、お尻?! あ、あそ、あそこ?!」
年頃の若者らしく、少し照れながら好みの男のタイプについてタドタドしくも話し出すアテナであったが、それを見て部下の女は察した。
「はいはい、姫様は『シュラ』を婿にしたいということですね~」
「うぐっ!?」
「バレバレですよ~、ま、恋愛に興味のない男騎士の彼はなかなか難しいですけどね」
からかわれ、しかしそれを否定できないのでアテナは顔を赤くして頭を押さえた。
そして、それを誤魔化すように、そそくさと歩き出した。
「う、うるさい。だいたいあなたは品がなさすぎよ! 街でも男の子のお尻触ったり、股間をまさぐったり!」
「ふふん。かわいい男の子のお尻やオチンチン触るのは女としての礼儀ですよ~」
「~~~、ええいもう! 私はとにかく元気なのよ! だから、シュラの所に行ってくるわ! 男に気を使われたら姫騎士の名が泣くもの! というわけで、私はシュラを探してくるから! たかが賊が相手だし、あなたは来なくていいわ!」
「はいはい、デートを楽しんでくださいね~」
「う、うるさいわよッ!」
「押し倒しちゃってくださ~い。シュラだってちょっと脱がしてキスでもしちゃえば大人しくなりますから~」
「~~~~ッ!」
慌てて愛馬に跨って駆けだす姫。
一歩外に出れば、老若男女問わずに誰もが振り返る美貌と、次の瞬間には誰もが頭を下げて跪く天上の存在。
戦えば、人類最強の姫騎士とまで崇められる武威を誇る彼女は、一人のウブな女として恋をしていた。
「ん? そ、そうね……い、いえ、私は守ってあげたいというより……その、ちょっと感情表現が苦手でも心は熱く優しさを持ち、お、男だからって女に守られるのが当たり前とか思わず、その、力もあって努力家で……背だって別にそこまで小さくなくても私と同じぐらいでも……って、お、お尻?! あ、あそ、あそこ?!」
年頃の若者らしく、少し照れながら好みの男のタイプについてタドタドしくも話し出すアテナであったが、それを見て部下の女は察した。
「はいはい、姫様は『シュラ』を婿にしたいということですね~」
「うぐっ!?」
「バレバレですよ~、ま、恋愛に興味のない男騎士の彼はなかなか難しいですけどね」
からかわれ、しかしそれを否定できないのでアテナは顔を赤くして頭を押さえた。
そして、それを誤魔化すように、そそくさと歩き出した。
「う、うるさい。だいたいあなたは品がなさすぎよ! 街でも男の子のお尻触ったり、股間をまさぐったり!」
「ふふん。かわいい男の子のお尻やオチンチン触るのは女としての礼儀ですよ~」
「~~~、ええいもう! 私はとにかく元気なのよ! だから、シュラの所に行ってくるわ! 男に気を使われたら姫騎士の名が泣くもの! というわけで、私はシュラを探してくるから! たかが賊が相手だし、あなたは来なくていいわ!」
「はいはい、デートを楽しんでくださいね~」
「う、うるさいわよッ!」
「押し倒しちゃってくださ~い。シュラだってちょっと脱がしてキスでもしちゃえば大人しくなりますから~」
「~~~~ッ!」
慌てて愛馬に跨って駆けだす姫。
一歩外に出れば、老若男女問わずに誰もが振り返る美貌と、次の瞬間には誰もが頭を下げて跪く天上の存在。
戦えば、人類最強の姫騎士とまで崇められる武威を誇る彼女は、一人のウブな女として恋をしていた。
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