異世界!王道!!

まぁ

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第二話

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「な、なんじゃこりゃー!」
 某刑事ドラマのセリフのように叫んだ私。炎珠から貰った本を読んでいたら、そこにはとんでもない事が書かれていた。
 だがその前に、この本が一体何かと言うと、私の前にこの世界に転生した人がいるらしく、これはその人が書いた日記のようなもの。
 この人物はどうやら明治時代の人で、瀧子と言う帝都、つまり東京生まれの女学生だったようだ。ある時この世界にやって来たが、どうやって来たのかはわからない。
 ここにやって来た私と違うのは、瀧子はこの紫水殿とやらの祈祷場に召喚された。言葉も通じず、右も左もわからない。困っていると、女官によって身を清められ、とある部屋に連れて行かれた。
 そこには見知らぬ男がおり、何も理解まま瀧子は見知らぬ男に処女を散らされた。あまりの出来事に瀧子はショックで塞ぎ込む。
 だが翌日、それまでわからなかった言語が突然わかるようになった。
 そこで瀧子はここはどこで、何故自分は見知らぬ男に抱かれなくてはいけないのかと問い詰めた。
「たしかこの時代だと結婚するまで処女でいなくてはって感じだっけ?」
 瀧子の気持ちはわかる。突然連れてこられたと思えば知らない男に抱かれるなど、耐えられないものだろう。
「えっ?てか話ししたかったら抱かれろと?マジか!」
 などとツッコミを入れてみた。私も瀧子のように誰かに見知らぬ男に抱かれるなど、考えただけでもゾッとする。
 ただ、言語の習得については不明だが、どうして抱かれる運命にあるのかと言うと、この紫水殿自体が豊穣と子宝の神を祀っており、稀にこの紫水殿に人が召喚される事があり、その者は神の御使いとして崇められるらしい。
 召喚した者が誰かは不明。神なのでは説も書かれていた。
「いやまぁ……異世界来ましたけど。でもこの紫水殿の祈祷場じゃないし、私は関係ないな」
 そもそも抱かれて言語習得やら、何とかの御使いとかエロゲかと思ってしまった。
 でも自分はこれに当てはまらないとなると、何でここに召喚されたのか?用がないならさっさと帰してほしい。一般人は毎日社会に出て働かなくてはいけないんです。
 あまりに突然すぎて、明日欠勤になるのでは、あっ、大切な資料作成あっただの、あれこれ考えながら瀧子の書いた日記を読んでいた。
「あれ?ここって男子禁制の女人のみの神殿なんだ。だからあの人達イケメン様に怒った感じで何か言ってたのかぁ。でもあの少年は?」
 一人男の子がいた。歳は十五くらいだろうか?ここが男子禁制ならおかしな話しだ。
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