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11 私、切腹します!
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静まり返る儀式場内。
裸で正座した美鈴に見守られている。3台のカメラでも、シッカリ撮影されている・・・。
しゃがみ、三方の上の刃物を左手で取ります。
薄身で鋭い刃物で、よく切れそう。いや、実際、物凄くよく切れるんですよね、これ。
右手で三方を持って、それをお尻の下へ。途中でバランスを崩して後ろへ倒れないようにする為の用心ですね。
左手で左脇腹を2回さすり、皮を伸ばすようにしながら、右手に持った鋭い刃物の刃を当てて・・・スッと刺し込む。
ぐうっ!!
夢では、痛くありませんでした。
でも、これは夢ではありません。現実です。当たり前ですが、痛い!
ものすごく、痛い!!
冷たく硬いモノが、お腹の中へ入り込んだ!!!
皮膚に、皮下脂肪に、筋肉組織。更には内臓を包む腹膜まで、一気に切っちゃうよ。
両手で刃物を握り直します。
内臓を傷つけないよう、切る肉を浮かす感覚……。刃を寝かせて突き刺すように一気に右へ、ズバッと切ります。
んぐうううううう~っ!!
うう~ん、やっぱり激烈に痛いよ。血がタラーッと流れ出てくる。
すぐに抜いた刃物を構えなおし、今度はお腹の中央上部へ突き刺す。
ぐううっ!
一息で下までサクッと押し切る、十文字腹!
ぐあああああ~!!
ああ、死ぬほど痛い。というか、私、これから死ぬんだもんね……。百合も痛かったよね。これは、私も味わうべき痛みなんです。
切り口を見る。
大丈夫だね、上手く綺麗に切れてる。何人ものお腹を切り開いてきて、もう慣れてるからね。
さあ、私の中身、内臓を出しましょうか。刃物を置き、両手を十文字の切り口の中へ突っ込む。
ぬうっ、うううっ・・・・・。
私が今、グッと掴んでいるのは、私自身の小腸です。
すごく温かく、すごく軟らかい。そして、ヌチョヌチョヌメヌメ蠢いて手に絡みついてくる。食事した直後の、元気に活動中の、私の小腸・・・。
私が意識して動かしているわけではありません。これは、意識しても動きを制御できないモノ。まるで別の生物のように動いている。
しかし、勝手に動いているわけではないのです。無意識であっても、確実に私の脳からの指令によって動いている。間違いなく、私の一部分・・・。
なんだか不思議ですね。
ああ、かすかにピクッピクッと鼓動もしてる。血液循環の鼓動……。
スゴイよ。私の、生きてる小腸なんですよ。すごく興奮してきます。
今まで何人もの女の子の小腸を触ってきましたが、やっぱり自分のモノは格別ですね。
最高の感触ですよ。痛みも忘れそう。
・・・なによ、悪かったわね、変態で。
さあ、私の愛しき小腸よ。このお腹の中は狭くて窮屈でしょう。
今から解放してあげるよ。
君は、もう自由だ。恥ずかしがらずに、広い世界へ出ておいで。
うっ、うあああああ~!!
握った両手を外へ出すと、お腹の中にキッチリ納まっていた私の小腸が、グチョグチョグチョッと体外へ食み出てきた。
更に、その両手を前で左右に広げます。お腹の中と繋がっている腸間膜もズリズリめいっぱい出てきて、グググッと限界まで引っ張られて、大きく扇状に広がる。
半透明のシッカリした膜、腸間膜・・・。
腸に近い部分は網目状に、体に近い方は放射状に、たくさんの血管が走っています。腸で吸収した栄養分を運ぶ血管ですね。
そのほぼ等間隔に整然と並ぶ細い血管は、トク・トク・トク・トク……揃って規則正しく脈動しています。中を真っ赤な血液が、サラサラと止まることなく流れ続けているのです。
ところどころに付着する黄色い脂肪組織も、多過ぎず少な過ぎずで、程よい感じ。このアクセントが、また素晴らしい。
すでに何回も、他人のモノは見ていますよ。
でも、自分のモノを見るのは初めてなんです。見たかったんですよ、前から。自分の腸間膜を!
これ、我ながら、トッテモ美しい!
芸術的ですらあります。ステキ!!
そして・・・、その腸間膜で体内とつながっているのが、小腸。腸間膜はオマケで、こっちの方が、内臓としての本体なんだよね。
姿を現した私の小腸。とっても瑞々しく、強く引っ張ると簡単に千切れてしまいそうなくらい、軟らかで繊細。
しかし、クチュ~、クチュ~と小さな音を立てながら、ゆっくりしっかりと蠢いている。中に入っている消化物から盛んに養分を吸収しつつ、順に順に大腸へ向かって送り出していっている・・・。
繊細ではあるけど、力強い。私の、生きている小腸・・・。
う~ん、でもこれって、私が今まで取り出してきた小腸の中で、一番活発に動いているよね。
普通、体外へ引き出してしまった小腸は、あんまり大きくは動かないものですよ。小腸って、けっこう恥ずかしがり屋さんの引っ込み思案くんなんです。
私の小腸ってば、暴れん坊? 狭いところから解放されて喜んでいる?
いや、単に、食事の直後だから?
それとも、私が斎巫として持っている特殊能力の所為?
理由は不明ですが、スゴイですよ。正に生命力あふれる、元気で健康で生きたままの小腸だよ。こんなにも活発に動いて、働いてくれている。最高だよ・・・。
ついに私は、自分の生の小腸と腸間膜を見ることができました。
私の、想像を大きく超えてきましたね。瑞々しくって、溌溂として、健康的で、神秘的で、芸術的で、最高にエモい。
もう、感動です!!
大興奮です!!!
いや~、いつまでも感激に浸っていてはいけません。自分の内臓出して、見とれているなんて、ホント、救いようのない変態ですよね。ゴメンナサイネ・・・。
非常に勿体無いのではありますが、小腸と体を繋ぐ麗しき私の腸間膜、刃物でサクサク切り破いてしまい、活発に働き続けている元気な小腸を一本の管状態に処理してゆきます。
腸間膜には多数の血管が走っています。血管を切れば、血が出るのは当前。その鮮血が滴り落ち、小腸はヌラヌラ赤く染まってゆく。これがまた麗しくって萌える・・・。
血で赤くお化粧を施した私の小腸。体外分離、完了しました。
その長い肉管と化した小腸は、流石に動きを止めました。夢での切腹と同じように、グニョグニョッと纏めて前へ置きます。
今まで私の為に働いてくれて、ありがとう。そして、ごめんね・・・。
ああ、小腸の体外分離完了とは言いましても、まだ完全ではありませんでした。小腸の上部と下部はお腹の中に繋がった状態ですからね。
裸で正座した美鈴に見守られている。3台のカメラでも、シッカリ撮影されている・・・。
しゃがみ、三方の上の刃物を左手で取ります。
薄身で鋭い刃物で、よく切れそう。いや、実際、物凄くよく切れるんですよね、これ。
右手で三方を持って、それをお尻の下へ。途中でバランスを崩して後ろへ倒れないようにする為の用心ですね。
左手で左脇腹を2回さすり、皮を伸ばすようにしながら、右手に持った鋭い刃物の刃を当てて・・・スッと刺し込む。
ぐうっ!!
夢では、痛くありませんでした。
でも、これは夢ではありません。現実です。当たり前ですが、痛い!
ものすごく、痛い!!
冷たく硬いモノが、お腹の中へ入り込んだ!!!
皮膚に、皮下脂肪に、筋肉組織。更には内臓を包む腹膜まで、一気に切っちゃうよ。
両手で刃物を握り直します。
内臓を傷つけないよう、切る肉を浮かす感覚……。刃を寝かせて突き刺すように一気に右へ、ズバッと切ります。
んぐうううううう~っ!!
うう~ん、やっぱり激烈に痛いよ。血がタラーッと流れ出てくる。
すぐに抜いた刃物を構えなおし、今度はお腹の中央上部へ突き刺す。
ぐううっ!
一息で下までサクッと押し切る、十文字腹!
ぐあああああ~!!
ああ、死ぬほど痛い。というか、私、これから死ぬんだもんね……。百合も痛かったよね。これは、私も味わうべき痛みなんです。
切り口を見る。
大丈夫だね、上手く綺麗に切れてる。何人ものお腹を切り開いてきて、もう慣れてるからね。
さあ、私の中身、内臓を出しましょうか。刃物を置き、両手を十文字の切り口の中へ突っ込む。
ぬうっ、うううっ・・・・・。
私が今、グッと掴んでいるのは、私自身の小腸です。
すごく温かく、すごく軟らかい。そして、ヌチョヌチョヌメヌメ蠢いて手に絡みついてくる。食事した直後の、元気に活動中の、私の小腸・・・。
私が意識して動かしているわけではありません。これは、意識しても動きを制御できないモノ。まるで別の生物のように動いている。
しかし、勝手に動いているわけではないのです。無意識であっても、確実に私の脳からの指令によって動いている。間違いなく、私の一部分・・・。
なんだか不思議ですね。
ああ、かすかにピクッピクッと鼓動もしてる。血液循環の鼓動……。
スゴイよ。私の、生きてる小腸なんですよ。すごく興奮してきます。
今まで何人もの女の子の小腸を触ってきましたが、やっぱり自分のモノは格別ですね。
最高の感触ですよ。痛みも忘れそう。
・・・なによ、悪かったわね、変態で。
さあ、私の愛しき小腸よ。このお腹の中は狭くて窮屈でしょう。
今から解放してあげるよ。
君は、もう自由だ。恥ずかしがらずに、広い世界へ出ておいで。
うっ、うあああああ~!!
握った両手を外へ出すと、お腹の中にキッチリ納まっていた私の小腸が、グチョグチョグチョッと体外へ食み出てきた。
更に、その両手を前で左右に広げます。お腹の中と繋がっている腸間膜もズリズリめいっぱい出てきて、グググッと限界まで引っ張られて、大きく扇状に広がる。
半透明のシッカリした膜、腸間膜・・・。
腸に近い部分は網目状に、体に近い方は放射状に、たくさんの血管が走っています。腸で吸収した栄養分を運ぶ血管ですね。
そのほぼ等間隔に整然と並ぶ細い血管は、トク・トク・トク・トク……揃って規則正しく脈動しています。中を真っ赤な血液が、サラサラと止まることなく流れ続けているのです。
ところどころに付着する黄色い脂肪組織も、多過ぎず少な過ぎずで、程よい感じ。このアクセントが、また素晴らしい。
すでに何回も、他人のモノは見ていますよ。
でも、自分のモノを見るのは初めてなんです。見たかったんですよ、前から。自分の腸間膜を!
これ、我ながら、トッテモ美しい!
芸術的ですらあります。ステキ!!
そして・・・、その腸間膜で体内とつながっているのが、小腸。腸間膜はオマケで、こっちの方が、内臓としての本体なんだよね。
姿を現した私の小腸。とっても瑞々しく、強く引っ張ると簡単に千切れてしまいそうなくらい、軟らかで繊細。
しかし、クチュ~、クチュ~と小さな音を立てながら、ゆっくりしっかりと蠢いている。中に入っている消化物から盛んに養分を吸収しつつ、順に順に大腸へ向かって送り出していっている・・・。
繊細ではあるけど、力強い。私の、生きている小腸・・・。
う~ん、でもこれって、私が今まで取り出してきた小腸の中で、一番活発に動いているよね。
普通、体外へ引き出してしまった小腸は、あんまり大きくは動かないものですよ。小腸って、けっこう恥ずかしがり屋さんの引っ込み思案くんなんです。
私の小腸ってば、暴れん坊? 狭いところから解放されて喜んでいる?
いや、単に、食事の直後だから?
それとも、私が斎巫として持っている特殊能力の所為?
理由は不明ですが、スゴイですよ。正に生命力あふれる、元気で健康で生きたままの小腸だよ。こんなにも活発に動いて、働いてくれている。最高だよ・・・。
ついに私は、自分の生の小腸と腸間膜を見ることができました。
私の、想像を大きく超えてきましたね。瑞々しくって、溌溂として、健康的で、神秘的で、芸術的で、最高にエモい。
もう、感動です!!
大興奮です!!!
いや~、いつまでも感激に浸っていてはいけません。自分の内臓出して、見とれているなんて、ホント、救いようのない変態ですよね。ゴメンナサイネ・・・。
非常に勿体無いのではありますが、小腸と体を繋ぐ麗しき私の腸間膜、刃物でサクサク切り破いてしまい、活発に働き続けている元気な小腸を一本の管状態に処理してゆきます。
腸間膜には多数の血管が走っています。血管を切れば、血が出るのは当前。その鮮血が滴り落ち、小腸はヌラヌラ赤く染まってゆく。これがまた麗しくって萌える・・・。
血で赤くお化粧を施した私の小腸。体外分離、完了しました。
その長い肉管と化した小腸は、流石に動きを止めました。夢での切腹と同じように、グニョグニョッと纏めて前へ置きます。
今まで私の為に働いてくれて、ありがとう。そして、ごめんね・・・。
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