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樹神奉寧団編
61 樹神奉寧団編 麻衣の解体2
しおりを挟む「麻衣さん。続けて、大腸を出しちゃうね」
「はい・・・、よろしく・・・お願いします・・・。できれば・・・中の汚い物を零さずに・・・」
「もちろんよ。綺麗に摘出してあげる」
小腸から続く、向かって左下腹部内の盲腸をシッカリ掴む。温かく、プルンとしていて張りのある最良の状態。
それを、思いっきり引っ張って、一息で大腸を抜き出す。
「ふぐああああっ、ぐあ、ぐふっ、ぐ、ぐああああああ~」
盲腸から一気にS状結腸まで、プリプリした大腸が出てしまいました。くっついていた黄色い脂肪組織が剥がれてボタボタと落ちます。
刃物をお腹の中へ入れ、腹腔内から肛門をえぐり抜きます。
「あうっ、い、痛い…。ああ、お尻が…、お尻の穴が中へ引っぱられる・・・。
う、これが・・・私の大腸・・・なんですね・・・。ブヨブヨして変な形・・・してますね・・・。ちょっと・・・キモチワルイな・・・。
それに・・・、なんか、脂身が・・・いっぱい付いている・・・」
「すごいよ。とっても立派な大腸だよ。ほら、取り出しちゃっても、まだシッカリ動いて働こうとしている。とっても元気で丈夫な大腸さんだ。麻衣さん、完璧で極上超特級品の大腸だよ」
「ははは・・・。なんか・・・、変な褒められ方です・・・。それの中って・・・、汚い物が・・・詰まってるんですよ・・・。
でも・・・、私って、脂身が・・・多くないですか?」
「いや~、誰でもこんな感じよ。丁度適度な感じですよ」
「そ、そうですか・・・」
「さあ、次は生殖器ね。オシッコが漏れ出ないように、膀胱も一緒に抜き取るね」
「はい。お・・・、お願いします」
肛門を抜いた穴から斜めにサクサク刃物を入れる。
「ふううっ! う、痛い…。ああっ」
切り口に手を入れてグッと掴み、思いっきり、骨盤内から引き抜く。
「あうううっ!! ぐ、ぐあ・・・」
膀胱と生殖器、グチョグチョッと一気に抜けて出てしまいました。
「はい、これが麻衣さんの生殖器の全てよ」
「ああ・・・、私の子宮と卵巣だ・・・。こんななんだね・・・。私・・・、赤ちゃん産めなかったね・・・」
そうですね。ゴメンナサイ。
美形で成績も優秀な麻衣さん。ホントはこういう優良な遺伝子を残してもらわないといけないのにね。それはもう、叶わないのです。もしかして麻衣さん、処女だった?
そんな一方で、見てくれ普通でおバカの私。子供を産むために毎日生セックスして、この股間の生殖器を男の精液で十二分に潤しているんだよね。
ちょっと罪悪感が……。
さて、出血もかなり。下腹部内に溜まった血が肛門の切除穴から外へ流れ出て、解体台を赤く染めています。
麻衣さんが生きている状態で心臓を出してしまいたい。急がなきゃ。
手を突っ込み、向かって左の上腹部内を探る。
ああ、これ。このプルンとした絶妙な感触。肝臓!
腹壁から剥ぎ取るように、その大きな臓器を一気に出す。
「ぐああっ! あ、あう・・・」
凄い。これですよ、これ!
タラタラと鮮血が滴り落ちる鮮度抜群のプルプル肝臓は、透き通るような濃い赤色。
そして付属している立派な丸い胆嚢は、濃い緑色。
どちらも張りがあって、輝く様。素晴らしい!
あ、麻衣さんもう、限界ね。目は開けているけど、視点が定まっていない。
よし、じゃあ、最後の仕上げ。心臓を出すよ。
横隔膜をサクッと切り裂き、腹部から胸の中へ手を突っ込む!
フワフワした肺を左右にグワッと掻き分け、胸部中央。ドックンドックン力強く動いている、握り拳大の最重要臓器。心臓!
グッと掴み、一気に下へ引っ張って、千切り出す!
「ぐうっ! ぐ、ぐお・・・」
切れた太い血管から真っ赤な血を噴き出し、トックトック動いている麻衣さんの生きた心臓!
「さあ、鬼神様、降臨を」
体の中の鬼神様の存在を感じながら、私の手の中でまだ動きを止めない麻衣さんの生命の根源“心臓”をガブッと齧る。
ああ、コリコリしている。口の中でもヒクヒク動いている新鮮な心臓。美味しいよ、麻衣さん。
その麻衣さんは真っ赤な血にまみれて、もう動かないし声も上げない。
あなたの生命、頂きました。ありがとうね。
「百合。最後の仕上げよ。首を斬り落として」
「へ・・・、う、うん。分かった」
私が麻衣さんの心臓を食べるのを、放心したように見ていた百合。慌てて刀を取ります。
首の下に板を入れ、百合は刀を抜いて麻衣さんの首に当て、一気に引く。
ズブッと刃が入り、ゴロッと頭部が転がり落ちました。
首の切断面からは血が流れ出ますが、心臓を取り出してしまっているので、噴き出すことはありません。ダラダラと、溜まっている血が流れ出てくるという感じです。
腹部内に残っている腎臓・脾臓・膵臓を摘出して、これで麻衣さんの生贄解体儀式は終了・・・。
私と百合は血で汚れた手を洗い、服を着ます。
ブザーで祭儀部長を呼び出す…。内臓は既に摘出済みですので、後の解体は祭儀部の仕事。遺体は細かく切り分けられ、オサガリのお肉として分配されるのです。
麻衣さんの頭の煮込みは私の分を残して内務部で分ける様に言って、百合と部屋に戻りました。
百合にも美味しい煮込みスープを食べさせてあげたいところですけど、食べると子供を産めなくなっちゃいますからね。百合には、まだ上げられませんね。
その後は、百合と二人きりの時間。ベッドの上で熱くネチッコク過ごします。
儀式中は彼女、結構気持ち悪そうにしてもいたけど、さほどダメージを受けているようでもありません。なんてったって、裏工作部隊の細入衆だもんね。
それによ。百合ってばさ。大人のオモチャをいくつも持って来ていたんですよ。女同士で使う二人用のディルドまで!
もう~、なんてハシタナイ子でしょう……。
勿論、存分に使いましたよ!!
最高に、気持ちよかった・・・。
そして、深夜近く、秘書さん運転の車で百合は帰ってゆきました。
一人になり、冷えてしまった麻衣さんの頭の煮込みスープ、温めなおして頂きます。
頭脳明晰だった麻衣さんの脳味噌の味。いつもよりも、ずっと芳醇で美味しいですよ。
でもこの美味しいのは、たぶん、麻衣さんは頭が良かったからってことじゃないですよね。新鮮なモノを調理したからですよ。
やっぱり、死体と生贄では全然違うんですね。生贄は良いよ。
あ、あとですね、ベッドの上で百合には色々訊かれました。彼女、私のこと心配してくれてる。嬉しいな。
もう妊娠したかって? そんなのは、まだ分かんないよ。
アイツの外泊のことも愚痴っちゃった。絶対浮気してる。
いいよ、夫なんて思ってないし。セフレ、あ、いや、種馬だからね。
でも、種馬の仕事くらい、キチンとしろよな。2ヶ月限定なんだから!
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